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第1話
「えっと、工藤君は、あの私を病院に連れてってくれた人・・・博士、とはどういう関係なの?」

俺は博士が夕飯の買出しに行っている間に、灰原にいろいろと教えることになった。

「俺の家、ここの隣なんだよ。だから博士には小さいころから色々と面倒見てもらってたんだ」

「そうなの、私は博士とは親戚なのよね?私とあなたはどういう関係なの?この家まで走って来てくれたみたいだけど・・・」

おれはそう言われて言葉につまった。何て言えばいい?同じ幼児化された仲間?でも今の灰原にそんなこと言うわけには・・・

「お友達・・・かしら?」
思わぬは灰原の言葉に、一瞬俺は顔が止まってしまった。

「えっ?・・・まぁ、そんなところかな・・・・」
灰原と俺が仲良く友達ねぇ・・、思わず苦笑いしてしまう

「そう、ごめんなさいね。迷惑かけて・・・」
灰原は記憶喪失というこの事態を以外にも冷静に対処していた。
俺は、いっそこのまま組織の記憶も何もない方が幸せなんじゃ・・・という考えを心の奥に仕舞い込んだ。

「えっと、だから何か困ったこととかあったら、俺に言えよ」

ここで、前の灰原なら絶対皮肉を言うんだろうな
でも、灰原は・・・

「ありがとう。優しいのね。そうするわ」
そう言って俺に微笑んだ。

こいつもこんな顔するんだ・・・。たぶんこれが本当のこいつなんだろうな、
俺の前で純粋に微笑む少女。いつか記憶があってもこいつにこんな顔させれたらいいのに・・・


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