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現代は恋人がいない人が多いですが…恋人はいた方がいい

作者: 赤ポスト

恋人を作った方がいい理由です。

エッセイを書くのが楽しくなってきましたので、勢いで投稿です。


前回は、「恋人がいなくても満足しやすい状況がある」と、肯定のエッセイを書いたので。

今回は逆です。



まずは恋人については直接関係ないですが…文学について。


一番高尚な小説、文学、世界文学といわれるものです。

「罪と罰」「戦争と平和」「ライ麦畑」等、の一回は名前を聞いたことがある作品です、


これらの作品に価値があると認識されている理由は、

心の力になる、活きる活力になる、人生に役立つと思われているからでしょう。


そしてそれを与えるためには、あるパターンがあります。

それは、「とてもつらい状況書いて、最後に救いを書く」という事です。

大抵物語は、悲惨な状況を長々と送り 、最後に主人公が救われます。

※救いは、魂の救済 (悟りみたいなもの)や、「愛は素晴らしい」といったものです。


このため文学を読むと、

「今は辛い状況でも、明日は幸福になる」と、多くの人が感情を伴って思えたりします。

心の力になるという奴です。


これはつらい現状にいる人々の現状肯定には働きますが、

現状肯定に+して、自分から主体的に動いて何かを変えるってことが必要になります。


そうしなれば。

「ずっと耐えていて下さい。自分は何もしなくても、外圧で何か起こって、いつか幸せになりますよ」

「そのいつかは、いつなのか分かりませんけどね。1年後かもしれないし、100年後かもしれません」

と、かなり無責任な、怪しい自己啓発になるからです。

この部分を書かない文学作品が多いのも現実ですが。


貧しい、つらい、ひどいめにあって、自分が揺らぐ。(例、失恋、とんでもない失敗等)

だから、現状肯定するものが欲しい。

それは分かる。


同じような状況の人、自分よりひどい人(例、中東で虐げられる人々など)

をみれば、自分はまだましだと自己肯定できる。

それも分かる。


でも、自己肯定して、現状維持させるだけじゃだめで、

そこから一歩前に進もうと思わせる必要がある。

何かしら希望のイメージを提示して「お金があれば幸せ」「結婚したい」でもいいですが、

苦労してでも、何かに到達したいと思わせる必要があります。

この何かは、別に何でもいいです。強い希望を提示するのが大事です。


今は、「その何かを抱く」のが、難しい時代なんだと思いますよ。



年をとった人が保守化するのは、単純に「希望がない」と思ってるわけで。

多分、年を取ると、無謀な期待、新しい期待を持ちにくくなるんでしょう。

「地位があっても幸せじゃないよ」「金があっても幸せじゃないよ」

「結婚しても幸せじゃないよ」「なら、今のままで良いや」

と、まぁ、自分の経験で悟る人が多いからでしょう。

一番強い自己肯定の根拠は、偉い人がいったから、親がいったからではなく、

自身の経験になるでしょうから。



で、現状はこの「分かった感」 (錯覚)。

しかも、未経験による、「経験しなくても分かった感」(錯覚)ですが、

これが若い人にも蔓延しているので、なんだかんだ保守化しているんだと思います。


ネットの情報を見て、分かった感になる事ですね。

ネットは偏った情報を強化していく事が多く、そういう情報じゃないと目立つ場所に現れないので。

どんどん、「経験しなくても分かった感」(錯覚)を強くしていく傾向があります。

例えば、恋愛について調べたら、知恵袋でも、体験談でも何でも良いですが、

どんどん見ていくと、なんだか分かった感になるんです。

「失恋とか」「浮気とか」「悪い男にあった」とか、そういったちょっと過激なことの方が刺激的なんです。

大抵ネットにある情報は過剰に演出され、分かりやすく単純化されていたりするので、

妙な勘違いを引きこすのです。 (単純化、過剰演出しないと、ネットで目立たないからです)

※地味な常識的な話は、ネットでは受けません

※ネットでは、事実を書くことよりも、話を面白おかしくする方向に情報が流れていきます。

※なので、知らないことに対してネットで調べると、無意識的に非常識を常識と思ってしまう確率が高い。



そして、この「経験しなくても分かった感」は…恋人がいない人にも繋がります。


「恋人がいても幸せじゃない」っと、付き合ったことが無い人が思うわけです。

「恋愛を分かってる感」「恋愛飽きた感」になってるんだと思います。

これは、現代は無料で豊富に恋愛小説等をたくさん読めますので、

多読した結果、

「私は恋愛の達人です」「私は恋多き女です」と、ふわっと分かった感になっているからかもしれませんが。


冷静に考えれば、それは大きな勘違いなわけです。


童貞が「セックス」について語るとか、

サッカーをしたことがない人が「サッカー」について語るみたいなものです。

周りから見ると、「えっ、何言ってるんだろう?」と、明らかにおかしいのですが、

言ってる本人と、一部の未経験者は気づかないんです。

※わざわざ「おかしい」と、多くの人は注意しませんので。

※恋愛は個人差があるし、2人の相性の問題もあります。

※恋人がいて幸せ、幸せじゃないなんて、経験してみないと分からないはずです。


とまぁ。

「恋愛をした感」(錯覚)があり、恋愛に対して未知のドキドキ、期待を持てない。

人は新しいものに興味を抱くので、「分かった感」を錯覚でも信じちゃうと、動機って出ないです。

「恋人に対する期待が無く」、強い動機をもてないんだと思います。



で。これが結構深い問題に繋がると。

なんだかんだいって、異性を求めない人って、他の事でも強い力を発揮しにくいと思います。

同じ能力で、肉食の人VS草食の人になると、

精神的、体力的な面で、肉食がほとんどの場合勝つでしょう。


体力の問題です。


人は体力に限界があり、体力を増やすためには、恋人、又は異性への期待って必要なんだと思います。

学校の部活や、仕事で疲れて家に帰った時に、何があれば力が出るか。

「ベッドから起き上がって、行動しよう!」と思うかという事です。


「今から恋人に会う」「心がときめく、ワクワクする」と思えば、

疲れていても、結構活力って出ます。想像していなかった力が出ます。

クタクタに疲れていても、ベッドから出て、わざわざ駅に会いに行くんです。

雨が降っていても。



駅に行く過程で、何故か疲れているはずなのに、疲れも取れる。

で、それを繰り返していると、体力、精神力の底値が上がる。

つまり、体力がつくんです。

筋トレみたいもので、繰り返すと体力がつきます。


「恋人に会いに行こう」などの欲求が無いと。

「まぁいっか、家で休もう」になるんじゃないかと。



要は疲れた時に力を出せる事の一つが「恋人」って事です。

これは根源的な欲求で、理屈じゃないと思いますので。


「ニコ動」にコメントするために、SNSでナイスするために、ネットで恋愛小説を見るために、

「わざわざベッドから出て、雨の中、駅にいけるか?」となると、普通は行けないでしょうということです。



良い悪いは別にして、年取っても元気な人って、

「強欲」というか、「その年でまだ異性に興味あるの?」とビックリしますから。

※それに、めちゃくちゃ忙しそうな有名人、体力・精神力が必要そうなことをしている人って、

※大抵恋人や愛人、結婚していたりします。

※これは、自分の周り、一番誰が体力&精神力があるかと観察するのがいいかと思いますが。


なので、自己の活力&体力を上昇させるという面では、恋人って必要だと思います。

そして、活力が有る人が増えれば、社会も活性化すると思います。



・他国との比較

又、中国・韓国・アメリカを見ると、ネットが広がって情報を得られるようになる。

日本と同じネットサービスを受けられるようになっても、保守化の空気は薄いと思います。

何故、日本だけそうなのか分からないですが。


一つの理由として、単純に、アニメ・ラノベ等の、観念的な娯楽コンテンツが広く受けいられていて、

普通にアニメ等が生活に入り込んでいるからだと思います。キャラ絵が街中で見ます。

そのため、日本人は抽象的なことに対する認知力が物凄く高いんだと思います。

比較的、空想でも信じやすいということです。


だから、「やったことがない経験」についても、「経験しなくても分かった感」を抱きやすい。

又、生活にそこそこ満足できる程には、日本全体が豊かだからかもしれませんが。




少しわきに話がそれましたが、


「活力をだすために、体力をつけるために、恋人が必要」


ということです。


「仕事する、遊ぶ、小説を読む&書くにしても、体力が根底になるわけですから」


ということで、恋人は作った方がいいでしょう。


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前回のエッセイです↓
恋人がいない人は、これをちょっと見て欲しい
― 新着の感想 ―
[一言] 現代的というか、若者ならではというか、若々しい話題ですね! 人間も動物である以上、生殖が人生で最も重要なイベントだろうと私は思っています。 でも、簡単に楽して過ごせる現代的な環境にいな…
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