散々更新を滞らせた結果が、ご覧の有様だよ!
……見捨てずに、お付き合いください(泣)
35.それはおおきくて、ちっぽけで
俺、は……何をしている?
ついさっき、俺は確かに渡斬士郎と戦い、確かに、勝利した。
けれど、ここは何処だ? 渡家の道場じゃない。
視界一杯に広がる、広大な草原。
その中央に、俺は独り、佇んでいた。
――忘れるわけ、ない。
ここは、約束の地。
「あ、あぁ……」
思わず声が出た。その場に膝を着く。
そうだ。ここは。あの日。あいつと。約束。した。場所。
「……君、どうかしたの?」
背後から聞こえた声に、俺はゆっくりと振り返って――
――■、■■…………?
「どうしたの? ここ、寒いでしょ。ほら、着いて来て。『■■■』が案内してあげるから……」
俺は夢見心地のまま、そこに立つ一人の少女へと近づく。
そして手を、彼女の頬に当てた。
「暖かい……」
「当たり前じゃない、『■■こ』は生きてるもの」
ああ、生きてる……! 生きてるんだ、『■■こ』は……!
~それはおおきくて、ちっぽけで~
~それはあたたかくて、つめたくて~
~きっと『しあわせなけつまつ』をゆめみてた、おとこのこのおはなし~
ひとまずは現状把握だ。
ここは草原。俺は身長が低くなっていて、丁度14歳ごろの体つきだ。
オーライ。状況は読めたぜ。どこのタイムトリッパーだ俺は。
「……どうかした?」
「ああ、なんでもないよ」
さっき手鏡を借りて確認したが、眼球は右目しか赤く染まっていなかった。といっても、ぶっちゃけ赤目が両目になったからってそこまでSOAAが強化されたわけじゃないし、片目でもいいだろ。
今俺は少女の横を歩いており、彼女とは特に会話もなしに進んでいる。
――ああ、くっそ。もう限界。
俺はその場で、突然立ち止まった。
「……どうか、し、た……!?」
訝しげに振り向く彼女。俺は彼女の両肩を掴むと、思いっきり引き寄せた。
彼女の顔が俺の胸に当たる。頭のどこかで、身長差大きすぎだろ、とツッコンだ。
「……名前」
「え?」
呆けたように、少女は下から俺の顔を覗き込む。
俺は彼女を力強く握り締め、震える声で、か細く、呟いた。
「……名前」
少女は少し首を捻って、数秒後に頭の上に電球マークを浮かべた、効果音は、「ピコーン!」辺りだろう。
彼女は少し微笑んで、優しく、柔らかく、暖かに。
告げた。
「――有宮優子」
困った。
主役が何考えてんのか分からないという致命的な状態。
というわけで、整理してみました!
①悟⇒狩野
「絶対死なせたくない、大切な人」
②悟⇒由美
「付き合って。むしろ結婚して」
③悟⇒久美
「極上の癒し」
④悟⇒恵美
「???」
⑤悟⇒優子
「???」
表を見て、今更ながら気づいた。
ヒロイン多くね?
もし疑問とか文句とかあったらバンバン言っちゃってください。お願いします。
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