ヘビメタ喫茶(18/20)縦書き表示RDF


ポールがマスターのために『FIGHT!』という曲を演奏しますが、あれはマスター1人のために書き下ろした曲なのでどのCDにも存在しませんDES
ヘビメタ喫茶
作:メタかつ



さよならヘビメタ喫茶◆〜〜奇跡の時間〜〜


信じられるだろうか?いち女子高生の目の前にはヘビメタ界の巨人ポール・ギルバードとマーティ・フリードマンが立っているのだ…
誰も口を開ける者はいない。皆、自分がおかれている現状が把握できない…アンナは目を丸くして2人を見ている。

「ゆ、夢じゃないよね…あっ痛!ゆ、夢じゃない………」
アンナは自分のホッペをつねって夢じゃないことを理解した。マーティは笑った。

「ボクタチハ、アサノmorningTVヲミテ、カンドウシマシタ。ボクタチハ、アナタタチノ、チカラニナリタイ」

マーティはポールを見た。ポールは頷く…

「アト、friendツレテキタ、モウスグクル」

その時、病院内は轟音に包まれた。病院の外から轟音が響いているようだ…アンナは慌てて窓を開けた…

『!』

信じられない光景である。なんと一台のヘリコプターがホバリングしているのだ!それだけではない何台もの高級リムジンが見える…
アンナは訳が分からず、マーティの顔を見た。

「ミンナ、ボクタチノ、friendネ!モウスグクルカラ、マッテテ」

「と、と、友達って誰つれてきたんですか??」

「アワテナイ、アワテナイ、タトエバ……………アッ!ウワサヲスレバ」

マーティが手を振った。そこには紳士的な白人男性がいた。白人男性はマーティに手を振る。
みんながこの顔を知っている…

「エ、エ、エ、エリック・プラクトン!!!!」

アンナは口をあんぐり開け体の震えが止まらないさらにマーティは追い討ちを掛けるように言った

「マダ、イルヨ!」

アンナは自分の目を疑った…そこには音楽界のスーパースターが続々と入って来るではないか!アンナは叫んだ!

「イングヴェイ!ランディ・ローズ!マイケルシェンカ!布袋寅泰!TAK松本!高見沢!インペリテリ!リッチー・ブラックモア!エアロスミス!ペタルーシ!ジョージリンチ!」

「………」

「………」

「嘘でしょ、信じられない…こんなことって…」

アンナは涙を流し、震えている。マーティが優しく肩を叩いた。

「ジャンル、チガエド、キモチ、ミンナオナジ!

「………」

「ファザー、タスケタイキモチオナジ!」

「………」

「キョウハ、ファザー、ノタメニ、ライブヤル、チョットマッテテ…」

スーパースター達は一旦その場を後にし駐車場に向かう、駐車場ではすでにドラム、ギター、ベース…がスタンバイしてあり直ぐにでもライブが始めれそうである。アンナ達は窓からライブをみる。今でもこの現実が信じられない……

奇跡である…

ポール・ギルバードがギターを持った……

「キョウハ、ファザーノタメニ、エンソウシマス、キイテクダサイ…」





「FIGHT!!!」






奇跡の瞬間である…

世界のスーパーギタリスト達が無名のヘビメタファン1人のために演奏する…

あるものはアリゾナからヘリコプターできた…

あるものはツアー中だというのに…

みんな思いは1つ…1人の男を助けたい…

音楽という偉大な神が男に最後のプレゼントをくれたのかも知れない…

1時間58分…

奇跡の時間が終わる…

その瞬間、アンナの悲鳴が聞こえた…

病院内が慌ただしくなる…
誰もが信じられなかった…
エリックもポールもマーテも言葉が出ない…

奇声にも似た悲鳴が木霊する…





ヘビメタ喫茶、マスター22時59分、永眠……
続く…












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