「闇、行くよー?」
「ちょっと待ってよ、光ー。」
俺の名前は玉城光。
こっちの女の子は玉城闇。
何を隠そう、俺達は双子である。見た目そっくり。
見分け方法としては、髪の色で区別するか、眼の色で区別するかがある。
俺の髪は金色で、目の色は黒。闇は真逆。
後は・・・仕草とか、体付きぐらいだ。
一応言っとくが、名前の読み仮名が平仮名と片仮名なのは、特に意味は無い。
今日は、中学校の卒業式。
「一緒に登校するのは、これが最後かもね。」
そう、俺達は行く高校が違う。
俺も闇も行く高校は共学高なのだが、闇は勉強が出来るので進学校へ、俺は運動が出来るのでそういうのに力を入れてる高校へスポーツ推薦で。
わざわざ不得手な分野を伸ばしてまで一緒の高校に行くことも無いだろう、というわけだ。
* * * * * * * * * * * * *
―――卒業式終了|(略っちゃっていいのか?)―――
で家。
「喉渇いたー。」
「へいへい。」
俺は流し台の上にあるコップを取るため、椅子に登った。
―――そう、今思えば、回避方法は幾らでもあった。
闇がその時、流し台の近くにいなければ。
そもそも、喉渇いたとか言わなければ。
椅子の上に、広告なんて無ければ。
つるっ。
「へ?」
「え?」
ぐらっ・・・
・・・ガン!!!!
「「いっ!!??」」
どすん、ばたん。
「〜〜〜〜〜・・・・いぃってぇ〜〜〜〜・・・・。」
俺は、ぶつけた頭をさすった。
・・・ん?何か違和感。例えば声がちょっぴり高かったり。なぜか下敷きになってたり。
目の前に、金髪がいたり。
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・・・?」
「・・・・・・・・!」
「「・・・・・うわーーーーーーー!!!!!?????」」
そう、なんと俺達は・・・体と心が入れ替わっていたのだった。 |