ファイル581:伊澄と理沙の最初の出会い!!
鷺之宮伊澄と朝風理沙。
現在主人とメイドの関係になっている2人だが、当然ちゃんと出会った過程があるワケで・・・
今回はその出会いの話をいたしましょう!
数ヶ月前・・・
鷺之宮邸
着替えていた伊澄は、氷田と火枝を呼んだ。
伊澄
「ねぇ〜。氷田〜火枝〜!」
火枝
「はい?」
氷田
「いかがなさいました?伊澄お嬢様。」
伊澄
「やっぱりこれ気に入らないから、青い和服持って来てください〜。」
ガチャ!
伊澄はドアを開けた。
下着姿のままで。
当然ながら2人は放心。
伊澄
「・・・って、どうしたんです?」
火枝・氷田
「お嬢様ぁ!!せめてストールぐらい羽織ってからお呼びになってください!!」
伊澄
「な・・・何ですか急に・・・」
2人の執事は、伊澄の事について相談をしていた。
火枝『鷺之宮家に仕えて18年。34歳』
「マズいな・・・ハ〜ッ。」
氷田『鷺之宮家に仕えて16年。35歳』
「ああ。これは由々しき問題だ・・・フ〜ッ。」
火枝
「伊澄お嬢様ももうじき14歳。ずっと子供だと思っていたが・・・」
氷田
「最近成長が著しいからなぁ・・・」
火枝
「仕方ない。こうなったら・・・」
2人は伊澄にある話を持ちかけた。
伊澄
「はい?専属のメイドさんを雇う?却下!じゃあ私は咲夜の所に行って来ますわ。」
伊澄、即答。
氷田
「お待ちくださいお嬢様!!」
伊澄
「何ですか。」
氷田
「やはりお嬢様も女性として肉体が成長してきてる以上、男だけでお仕えというワケにはいきません!!」
伊澄
「私は気にしないから良いんですよ。」
火枝
「我々が気にします!!」
伊澄
「けどそれなら、乳母の織田信子さんがいるでしょうが!彼女1人じゃ不満なんですか。」
火枝
「信子さんも今年で米寿の88歳。『まだいけると思っていたが昔のように若さに任せた仕事はできない。そろそろユニホームを脱ぐ時が来たのかも知れない』と現役引退を考えておられます。」
伊澄
「・・・けどマリア様のように非の打ち所のない天才とか、サキ様とワタル君のように姉弟のような関係とか、千桜さんと咲夜のように元気良い関係なら、良いんでしょうけど・・・いきなり赤の他人につきまとわれても、私気休まりませんよ?」
火枝
「ご心配なく!お嬢様にピッタリのメイドさんを見つける、画期的プロジェクトがあるのです!!」
伊澄
「え?」
伊澄達3人は、目的地に着いた。
メイド喫茶『イス☆ミン』
伊澄
「・・・とりあえず・・・看板がムカつくから変えてくれますか?」
火枝
「!?」
『シャクナゲ』に変更。
伊澄
「まぁあなた達の考えそうな事は大体読めてたけど・・・私のメイドさん1人探すのにどれだけ金掛けてるんですか。」
伊澄と火枝と氷田は、モニタールームにいる。
火枝
「ですが、これなら実益と・・・何より働きっぷりや人間性も見る事ができます。」
伊澄
「本当ですか。けど、イマイチピンと来る子が・・・」
伊澄はモニターを見ながら愚痴る。
氷田
「そんな事ございません。ホラ、そう言ってる間に・・・新しい子が・・・」
朝風理沙がシャクナゲに入って来たのがモニターに映った。
伊澄
「・・・イヤ、これはないでしょ?」
火枝
「なぜです?マジメそうでカワイイじゃないですか?」
伊澄
「カワイイのは良いです。けどこんなつまらなさそうな顔1日中されてたら、私の気が滅入っちゃいますわ。やっぱり私のメイドさんやってもらうのなら・・・もっと明るくて元気で、そして何より私が吹き出すくらい面白い人じゃないと・・・」
理沙
「お帰りなさいませ♪ご主人様〜♪♪」
キュピ〜ン♪
ブホッ!
理沙のキャラの変わりように、伊澄は飲んでいた紅茶を吹き出してしまった。
理沙
「お帰りなさいませご主人様。今日は何になさいます?コーヒー?紅茶?それとも私のえ・が・お♪」
伊澄
「・・・」
氷田
「明るくて元気じゃないですか。」
火枝
「っていうか、お嬢様吹き出しましたよね?」
伊澄
「た・・・!!確かに!!確かに面白かったけど・・・!!面白いだけでメイドさんが勤まりますか!!やっぱりテキパキ仕事ができなきゃ・・・」
朝風神社と白皇生徒会で鍛えられた実力。
テキパキ、テキパキ・・・
伊澄
「・・・」
氷田
「できてますね。」
火枝
「能力高いですね〜。」
伊澄
「け・・・!!けど肝心なのは私との相性でしょうが!!それが良くないなら結局・・・!!」
火枝
「では、会って直接お話ししますか?」
伊澄
「え?・・・あ!!私ちょっと用事思い出した!!そんなワケで出かけて来ますわ!!」
氷田・火枝
「ええ?お嬢様!?」
愛沢邸
伊澄は咲夜の家に遊びに来ていた。
ハヤテは千桜の手伝いをしている。
ハヤテ
「どうなさったんですか伊澄さん。何だか浮かない表情ですけど・・・」
伊澄
「明るくて元気で、能力があって面白い・・・」
ハヤテ
「はい?」
伊澄
「どうしてハヤテ様、男なんです!!どうしてメイドさんじゃなくて執事やってるんです!!」
ハヤテ
「え!?え!?」
咲夜
「別にメイドでもかまへんよ?」
千桜
「私もどちらかというとそっちの方が♪」
ハヤテ
「・・・」
咲夜と千桜に言われ、ハヤテは困った。
咲夜
「っていうか伊澄さん、人の家まで来て何浮かない顔をしてるんや?」
伊澄
「何って、そりゃ・・・。・・・ねぇ咲夜・・・どうしてハヤテ様と恋人同士になったの?」
ハヤテ
「えっと・・・それはボクの男としての魅力に疑問が・・・」
伊澄
「え!?ちがいますちがいます!!そうじゃなくて・・・!!ホラ、彼氏って言っても初めはどんな人かわからない赤の他人よ!?それなのに能力とかも見ないで彼氏に決めたのは・・・」
咲夜
「運命や。」
伊澄
「え?」
咲夜
「あの日・・・運命に出会うたんや!それだけや。」
伊澄
「・・・」
伊澄はゲームセンターに来ていた。
伊澄
「(運命か・・・まぁ確かに、それくらいのものがないと・・・赤の他人に惚れるワケないか・・・)」
『ヴァタリアン13』
チャリンチャリン!
伊澄
「(あ・・・っていうか、思わずお金入れちゃったけど・・・これどうすれば良いんでしょ?えーと確か・・・あら?)」
理沙
「銃を軽く振って弾を装填。前のボタンは手榴弾ですよ。」
伊澄の横に理沙がいた。
伊澄
「え?へ?(あ、この人・・・さっきの・・・)」
理沙
「あ、スミマセン。カワイイ女の子が1人でプレイしているのが珍しくて・・・ついコインを入れてしまいましたが・・・ご迷惑でしたか?」
伊澄
「イ!!イヤ、そんな事ないですよ!!」
理沙
「(『ないですよ』、それに和服・・・和風の子か・・・)では早速・・・」
伊澄
「けど私、こんなの初めてですから・・・すぐ死んじゃうかもしれませんよ?」
理沙
「・・・あなたは死なない・・・」
伊澄
「え?」
理沙
「私が守るから。(綾波レイ風)」
理沙にとってそれは・・・
本人にあまり自覚のない悪いクセだったワケだが・・・
元ネタをあまり知らない伊澄には効いたという・・・
理沙
「では行きます!!」
伊澄
「は!!はい!!」
そして・・・
『シャー!!』
理沙
「これで!!」
ジャキッ!!
理沙
「ラストォ!!」
ドン!!
見事クリアー。
伊澄
「フゥ・・・何とかクリアしたみたいですね・・・」
理沙
「けどうまかったですね。飲み込みも早かったですし・・・」
理沙は伊澄に自販機で買ったミルクティーを渡した。
伊澄
「イヤ、そんな事ないですよ。けど、こんな怖いの女の子がやる物じゃないですねぇ。」
伊澄がミルクティーを飲みながら言う。
理沙
「女の子でもストレス発散に、コイン2枚でカワイくない2次元のゾンビを撃ち殺すくらいは良いでしょ?それに、悪いゾンビから地球の平和も守れましたよ。」
伊澄
「ハハ。けど架空のでしょ?」
理沙
「ええ。ゾンビだけに・・・リセット1つで蘇ります。」
伊澄
「え?」
理沙
「・・・」
伊澄
「・・・」
理沙
「し!!失礼しました!!では私はこれで・・・!!」
伊澄
「アハ♪そんな置いて行かないでくださいよ。私は・・・面白い人が大好きなんです♪だから待ってくださいよメイドさん。」
理沙
「ええ!?」
こうして、朝風理沙は鷺之宮伊澄のメイドになったのだった。
似た者同士って事なのかな?
次回、悪夢の4THバトル開始!! |