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私が、私でいること
作:葉崎あすか


私は、ちょっとした才能がある。
 絵が上手かったり、歌が上手だったり、運動神経が抜群だったり、勉強が得意だったり。
 みんな、必ず一つは持っている才能。私が、私でいられること。人とは違った大切な力。それを自分の中から発見できたら、嬉しくない人はいないんじゃないかな?
 私の力は、最近見つけた。一ヶ月ぐらい前かな。

夏休みに、家族でキャンプへ出かけたときの事。家族ずれの人たちが、たくさんいて小さな子供もたくさんいた。
昼食を食べ、私は木陰で昼寝をしようとした。
風がさわさわと木々を揺らし、小川では魚が気持ちよさそうに泳ぎ、小さな子供たちが、歌を歌い、小鳥も気分よく歌っていたとき、突然、それは起きた。
「キャー」甲高い声がキャンプ場に響いた。その声におどろいた小鳥たちが、歌うのを止め、空へと飛び立った。
 子供が、川に落ちたのだ。キャンプ場周辺を流れる川は浅く、流れも緩やかだ。だが、一歩キャンプ場から離れると、深くて流れが速くなる。そこに子供は落ちた。
「ロープが張っていたはずだ。子供が通れるはずがない」と大人たちは、言っているが、そんな事をしている場合じゃないだろう。
「無理だよ。あそこは流れが速すぎる。大人でも流されてしまう。今、救助隊を呼んだ。早く来てくれなければ」さっき叫んだ女の人は、泣き始めた。どうやら、お母さんらしい。
 いつの間にか、私は走っていた。
 助けなければ。私が、あの子を。そんな気持ちになっていた。
 どうやって助けるか。そんな事も考えずに。
「た……たすけて………」小さな声が聞こえた。私はその子の手をつかみ、川から出してあげた。
 キャンプ場の人たちは、驚きながら、私を見上げていた。
 え?見上げていた?
 このときになって初めて、私はどうやって子供を助けたのかを知った。
 私は、空を飛んだのだ。今も浮かんでいる。どうりで、服が濡れていないはずだ。

「あ、ありがとうございます」母はわが子を抱きしめながら、私に言った。

空を飛ぶ。人とはちょっと違うけれど、私の才能。私が、私でいられること。あれ以来、空を飛べないけれど、人って、危機的状況に陥ったときなんでも出来るんだねって思えるよ。


この話は、まったく意味不明です。私は、何を言いたかったのだろう。

読んでくれた方に、感謝の言葉を。
では。













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