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最近遅くて申し訳ないです
ほんとすいません
第五話 カウント

 転校生も来て、僕達にはもう一週間以上の時間が過ぎた

 学科や、科目
 勉強の能力別に分けられている所為でクラス替えも無しにスタートした新学期
 
 何も変わってない学校生活
 転校生との縮まらない距離

 それで良かった
 僕にはそれで十分で、それだけでとても幸せで
 毎日はそれでよかったんだ

 それだけで幸せだと思えたからっていう理由は、きっと
 僕の視野がとても狭くて良く見えなくて
 ただの迷惑だだ漏れだったからかもしれないけれど

 こんな僕でも、幸せが何かはわかるから

 いつもそう思う度、飛行機を空に見つけるたびにそう思う
 だから、頑張って下さいって心の中で呟けるんだ





 ***




 平凡和やかな日常は一瞬にして慣れるもので、もう僕の毎日は固定されていた

 授業の合間に寝て、起きて
 たまに叩かれて、
 ちょっと小言とかいわれて
 なんかすごく落ち込んで……

「え?それの繰り返しなの僕の毎日って!?あのっ!稜真さん!?」
 うたたねしようとしていた僕の耳に聴こえてきたのはいつもの声
 調子乗ってんのかこいつは!って感じなのかそうじゃないのか一応注意
 でも逆に舌打ちされた
 え?なんで今僕そんな睨まれんのッ?

「突っ込みが遅いんだよ、はぁ…だからお前はさぁ――――」

 突っ込みのタイミングですかぁあぁぁああ!!!???
 そこですか!?そこなんですか稜真くん!? 
 なんかダメだししようとしてるし!!

「いやいやあのね!?意味わかんないから!っていうか勝手に人の思考にモノローグで入ってくんの止めて!?」


 そんな会話で始まる僕の囁かな日々は一瞬の笑顔にもみ消される


『はい、じぁ君に決めた』


 その一言で



 ***



「なんで君がここに居るの?」

 そんなことを聞いたのは本日のくだらない稜真とのモノローグ会話が終了したお昼休みの屋上

 ちなみに僕はカツサンドを戦場から華麗に奪って来てくれるはずの親友を心の底から待ってるところ

 いつもは僕達だけの屋上にみなれた子

 あまりにその顔が憂鬱そうで思わず声がでた

「え?……いや、特に用事は無いんだけどね」

 力無く笑う女の子は最近転校してきた二ノ宮さん

 正直僕は彼女の事を良く知らない

 

 隣の席なクセに



 って、さも嫌みっぽく
 稜真には良くそう言われる

 でもしょうがないでしょッ!?

 だってそんな親し気に話せるわけないじゃん女の子だし!
 話した内容なんて
「え?今何ページ?」
 くらいなもんだよ!

 しかも全部聞くの僕からっていうね!

 何この感じ。
 全然興味示されてないっていうかお互いに意識のかけらもないでしょ
 それにいつもニノ宮さん絡みたくないのよオーラ出てるし……
 僕そんな嫌なポジションの人なのかな。
 地味にショック
 意外と傷付くのに。


 そんな僕は、あまり彼女に対しての情報が無い


 話し掛けていいのか、このまま何もせずに稜真を待てばいいのか判断ができない
 とりあえず腰を降ろす
 春の風は、少しだけつらい
 寒さが僕の背筋を凍らせる

 横目でちらりと見たニノ宮さんも、薄いカーディガンを伸ばして腕組みをしていた

 なんとなく、スカートが寒そう
 紺色の靴下をどんなに伸ばしてもきっと冷たい風は防げない

 ふと、僕の頭は考えていたことをビデオテープのように巻き戻して元に戻る




 どうしてニノ宮さんがここにいるんだろう?




 彼女が双眼鏡を片手にどこか遠くを見ていた理由を僕は聞けなかった
 今思えば、どうしてその時聞き出さなかったのか
 僕のあまり考え込まないという長所が短所に変わる瞬間に居合わせるとどうも後悔の文字の色が濃くなる気がする

 僕が溜息を押し殺すまであと三時間四十分




 ***




 昼食を終えて、席についた
 さっきまで話していた話題は他愛もない恋愛話
 どうでもいいクラスの連中と
 仮面被って良い顔して


 何この生活 やってらんない


 ここに来たのは、ただ単に『上』から命令されただけ
 どうしてあたしがこんなことしなくちゃいけないの?
 どこもかしこも庶民の連中ばっかりで、特Sなんて誰も居ないじゃないの!
 ほんと考えられない!何してんのようちの理事長は!
 
 そんな時、横から声が聴こえて仮面の顔で笑顔をつくる

「ねぇ、ニノ宮さん」
 
 あーはいはいなんですか。
 あたしの目の前には久城繭っていう男子の顔
 顔は上玉。性格はまぁまぁ
 特にあとは特徴無し。一応リストには乗っかってる

 素直に解釈するならつまんない男ってとこか

 ただ、欠点なのはいつもどっか抜けてるってことだけ
 つまんないわねって吐き捨てるには惜しいけど、まぁいいわ
 何のお話?聞いてあげてもいいわよ
 
 なんて死んでも言えないから、とりあえず笑顔。
 微笑みなんていくらでもやるから早くあたしを解放してよ 

「はい。なんですか?」  

 明るめの可愛い声、を出したつもり
 とりあえず久城の表情は変わってない
 アウト?セーフ?どっちでもいい

 あと15分持てばどうとでも

 そんなことを考えていたあたしとは別な黒い瞳が二つ、覗き込んだ先は一番触れられたくないものだった
 一言言われれば息を飲むほど
「なんで双眼鏡なんて持ってるのかなって……思って。」
「え………っ?」
 二人の間だけの沈黙

 ギクリ、
 何故か身体が畏縮する
 
 気付かれたのか、見透かされたのか

 どっちでもいい、あと数分
 あたしの仮面が破れなければどうとでも
 
 その時、ちらりと窓の外にあたしが望んでいたものが見えた

『東高校の皆さッぁああァァァぁああアンッ!!!!!!』

 あきらかにテンションおかしいのは置いておこう
 あたしはクラスに?マークが飛び交う教室の中で、見えないように双眼鏡をしまった 

 ―――――さぁ、理想の子を選ばなくちゃ
コメントやメッセージその他もろもろいつもいつもありがとうございます
ほんとお返事がいつも遅くなってしまって申し訳ありません

さて、そんな謝罪を織り交ぜつつも
次回からが波乱の繭くん日和幕開けです!(笑)

どうなっていくのか、
繭くんの捻くれ者にも注目ですよ^^

なるだけ楽しいお話になるよう頑張りますので、
引き続き応援の方(※というかひたすら読んであげてください※)←
よろしくお願いします!

なんかいつもうざくてすいません!←←←

では、これにて!
テストはさんじゃうかもしれないですけど
なるべく急ぎますんで!
待ってて下さいな♪
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