ブックリスト登録機能を使うには ログインユーザー登録が必要です。
第1章 あたしは、猫。(1)
 あたしは猫。
 名前はアリス。
 歳は一歳。でも、もう大人よ。

 あたし、今日は大嫌いな主人に連れられて、隣町まで来ているの。
 なんで大嫌いかって?
 だってこの主人ったら、なんだかいつも、何に対しても熱狂していて、あたしはその様子に興ざめしちゃう。
 いい歳なんだからもうちょっと落ち着けないのかしらって、ずっと思ってる。
 この間だって、どこそこの女の子が結婚式に出るからって、なぜか大はしゃぎ。わざわざ出かけていって、人の迷惑も顧みずにドレスを押し付けてあれが似合うだのこれが似合うだの、おせっかいを焼きまくって帰って来たわ。
 あたしはその後、そこの家の奥さんが迷惑そうに舌打ちしているの、しっかり見たんだから。
 あーあ。主人ったら、そんなことばっかり。
 あたしに対しても同じで、放っておいて欲しいのに、ひたすら自分の都合で可愛がろうとする。
 そんなに馴れ馴れしくしたいんなら、もっとぴったりの――そうよ、従順な犬なんかを飼えばいいのに。
 あたしは、とにかくそういうの駄目なの。
 もっとクールに生きていきたいのよね。
 ――ああ、それにしてもなんて暑いのかしら。
 こっちは毛皮着てるんだから、もうちょっと考えて欲しいわ。まったく気が利かないったら。
 まあでも、しょせん、あたしなんて単なる所有物。

 ――そんなこと、分かってはいるんだけど。


++++++++++++++++++++++++++++

 碧檎です。
 この作品はただいま諸事情により非公開中です。再掲載する場合は、サイトの方で行います。
 こちらでは長い間大変お世話になりました。

 現在の連載に区切りがつきましたら、続編などの掲載も予定しております。
 ご興味があれば、また遊びに来て下さい。
 http://greenapple.rusk.to/index.html(PC限定)
 
 今までお読みくださった全ての方に心から感謝いたします。お気に入り登録して下さった方、ありがとうございました。

 2010.10.1


+注意+
・特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
・特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)
・作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。