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お稲荷さまの秘め事!
作:俺とキルマシーン



71ページ目!人間vs魔術師!ラウンド1!


「ロミオ……!」

 立麻と鈴鳴の二人が、ロミオの元に駆け寄る。
 爆煙が蠢く中、割って、ロミオに近づいた。
 最初に着いたのは、鈴鳴だ。
 鈴鳴がロミオの体を持ち上げようとした。――その時だ。

「一緒に焼かれてーのかァ?」

 頭上より手が現れた。
 頭上を振り向こうとする。が、既に手は眼前にまで迫っていた。
 爆発する。鈴鳴は目を瞑り、腕を構えようと――腕が使えない。腕は、ロミオを持ち上げるために使っていて、使えない。
 手の甲に刻まれた紋章が赤く光り出す。
 瞬間、その手首を掴む手が。
 立麻だ。
 皮膚に爪痕を食い込ませるくらい強く掴み、引き寄せて――放り投げる。
 上空に浮く、革命の魔術師。
 鋭い目線が噛み合う。立麻とジークフリードの目線が。
 そして、ジークフリードは不敵な笑みを浮かべた。
 紋章が青き光を放つ。光は絶頂に達する。
 凍てつく冷気が不気味に渦巻く。
 と、横から風雷穿槍が射貫かれた。
 風雷穿槍は上昇する。まるで水面を飛翔する燕のように。
 だが、空いていた片手がそれを止める。
 壁を蹴り、体を反転させ、地に跪く鈴鳴を睨みつける。
 二人を繋ぐのは、一本の槍。
 三度見せる。不敵な笑み。
 紋章が灰色に輝く。
 瞬間、風雷穿槍の尖端が砂と化し、崩れ始める。
 ――不敵な笑みが手で隠れた。
 立麻の手だ。
 立麻の手がジークフリードの顔を捕えていた。

「……たつっ!」

 そして、そのまま地面に叩き付けた。
 バキッっ!! と鋭い音を立てながら、地面の木板が割れる。
 ジークフリードの手からは、光が消えていた。

「ロミオと白を頼む……」

「立麻一人で戦える相手ではな……!」

「頼む」

 鈴鳴は立麻を一別し、ロミオと白の二人を抱え、

「逃がすわけねーだろうがァ!!」

 が、ジークフリードが魔術で妨害を――立麻は、その手を勢いよく踏み潰した。
 紋章から光が消える。
 鈴鳴は二人を抱え、その場を離れた。
 先ほどまでの慌ただしさが嘘のような静けさ。硝煙の臭いが漂う。
 ジークフリードが、ゆっくりと立ち上がる。

(白がまだ生まれて間もない頃、仲間は皆、“紋章の男“に殺された。――白は人尾の唯一の生き残りなのじゃ)

 手の甲に刻まれた、紋章。
 立麻の息が荒れていた。
 ジークフリードが品のない野太い声で口にする。

「手前が」

 だが、間を割るように立麻が口を開いた。

「お前が、白の仲間を奪ったんだな」

「白? ああ、さっきの人尾の餓鬼のことか。“それがどうかしたか“?」

 ドンッ! と鈍い音が飛ぶ。
 立麻の拳がジークフリードの顔面をぶん殴っていた。
 ジークフリードが通路まで吹っ飛ばされる。
 そのまま、壁に激突し背中を殴打する。

「……お前は俺の仲間を傷付けた。だから」

 立麻の顔は、鬼相そのものだった。

「――二度と動けねェ体にしてやる」


 お久しぶりです!作者の谷渕流です!
 まぁあれですね。うん。闇の国ながっ!(爆)
 もう飽きてきたんじゃないかと思い、ビクビクしながら書いてるわけなんです。まったく、とんだチキン野郎がいたもんですね。えっ、誰ですかって? はは、誰でしょう(昇天)
 相変わらずのハイテンション+空回りっぷりを見せとる(バカ)作者ですが、よければ、もうしばらく付き合ってください。
 絶対に今のペースじゃ無理だけど、ジャスト100話で完結させたいなんて思ってます。妄想してます。
 闇の国編が終わったら、話が大きく動きます。
 天空図書館って場所に行ったり、あの皆が大好きなあのグータラ娘がやってきたり、白さんが猫耳を装備したり、立麻さんがギャルゲーの主人公化したり……半分は嘘です。
 要点だけ言えば、伏線回収に入ります!
 なんだかんだで一本の線でつながってる気がします?
 楽しみにしててくださいね!


 あ、ちなみに裏設定だと、吸血鬼は魔術師の人間でも作れます。
 要は、いかに人間に近いかで成功率が決まるわけです。
 魔術師じゃない人間だと100%に近い数値で、魔術師に近いほど数値は減ります。
 完全なる魔術師。つまり、隠れヒロインのマリーさんは魔女の純血が流れているので成功率は無に等しいです。
 まあ、マリーさんはマリーさんのままでいいですよね。
 魔女っ子ですよ? 魔女っ子、バンザ(以下略)











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