お稲荷さまの秘め事!(41/135)PDFで表示縦書き表示RDF


お稲荷さまの秘め事!
作:俺とキルマシーン



41ページ目!vs鈴鳴戦!異変!?


「――っ! 白!!」

 立麻は二階の壊れた壁の部分から顔を出していた。その視線の先には、風雷穿槍によって心臓を射貫かれた白の姿が。
 しかし、何故だろう。
 槍が貫通していないのだ。
 鈴鳴は歯を食いしばりながら、グイグイと風雷穿槍を引き寄せていた。

(ぬ、抜けない!?)

 白は苦痛に顔を歪める様子もなく、ただ勇ましい表情のまま弧月を振るい、風雷穿槍を斬り落とす。
 真っ二つに切断されたそれは、姿を残すことなく消えていった。まるで風の中に消えていったように。
 そして、不安定な態勢のまま二人は地面に叩き付けられた。
 共倒れの状態。しかし、白は立ち上がり、鈴鳴の首に弧月を突きつけた。
 少しでも突き出されたら、脈が斬れてしまうだろう。
 苦痛と悔しさが鈴鳴の顔を歪めさせていた。

「無駄な殺生は好まん」

 白は弧月を納めた。

「今の槍――風雷穿槍でミスリルが空になったじゃろう」

 くっ、と、鈴鳴。
 そこに、立麻が急ぎ足で来た。

「お、おい! お前ら大丈夫なのかよ!?」

 汚れを知らない巫女装束の胸元には鮮血に滲んでいる。
 白は片乳を晒すように巫女装束を開いた。
 確かに、穴は空いているようだが。
 立麻は場違いの感情を抑え込みながら、白の傷を見た。

「ど、どういうことだ……?」

 白は服装を正しながら、

「白にも分からん。ただ、あまり痛みを感じなかった」

 そう口にした。
 白が風雷穿槍に射貫かれた時の事を話している間、立麻はそれを聞いている様子はまるでなかった。

(痛みを感じなかったって……。それじゃ、まるで何も効いてないみたいじゃねーか)

 白の気づかぬ間に、その傷は再生されていた。
 穴は塞がれ、まるで何事も無かったかのように皮膚が元通りになっていた。

「お前は大丈夫なのか!?」

 立麻の視線は鈴鳴に向けられる。
 鈴鳴は立麻のその言動に不意を打たれたのか、目を大きく開いたまま驚いていた。

「何故、ワタシを心配スルね? ワタシはお前達の命を狙った。心配する理由なんてないハズね」

「別に理由なんかねえよ。俺は俺のしたいことをしたまでだ」

 立麻が男らしい一面を見せつけている中、それは背後より訪れた。
 受け付けのお姉さんである。
 その表情は至って普通の表情。しかし、どこか静かな怒りを感じるのは気のせい。――ではなさそうだ。
 はい皆さん、お姉さんの手に注目。

「えっ……?」

 一枚の紙切れ。
 〇が一杯、夢も一杯。
 もちろん、それが支払われる身だったらの話だが。
 にっこり笑顔でスマイル全開のお姉さんは、多額の請求書を渡してきた。
 黙り込む三人の破壊者達。
 有り金を確認。三人足してようやく足りるようだ。
 白と鈴鳴は有り金全てと部屋の鍵を。立麻は部屋の鍵のみを渡した。
 所持金は〇。宿に泊まる金もない。

「たまには自然と共に一夜を過ごすことも」

「正直に言え、野宿だろ?」

「……うむ」


 こんにちは、作者の谷渕流です。
 闇の国の冒険が日曜日から始まります!
 ナースとヴァンパイアが登場。全員で乳爆弾を投下しまくります! あっ、白さんは見学という形でお願(昇天)
 もちろん魔術戦もあります! 闇の魔術師はもちろんのこと、あの男も登場します! あの男って誰だよってツッコミは無しの方向で(笑)
 闇の国の冒険をお楽しみ!
 そういや、最近、白黒猫に遭遇しましてね。
 ずっと見かけなくなってたので、見つけた時はびっくりしましたよ。
 で、白黒に近づいてみました。えぇ、二秒で玉砕されました。
 猫は警戒心強いですからね。ちょっとやそっとじゃあ、心を許しちゃくれないわけですね。
 諦めて家に帰ろうとしたその時でした。
 車の下に隠れてしまった白黒が近づいてきたのです。
 最初は通り過ぎるかと思ったんですが、自分の足の周りをくるくる回り出しましてね。
 調子に乗って背中に触れたらゴロゴロと気持ち良さそうに寝転がり出しました。
 ツンデレなのかぁぁぁ!?
 ……はい。朝から(七時半)テンション高めでお送りしました。
 こんなバカ野郎ですが、これからも頑張りますので応援よろしくお願いします!











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