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お稲荷さまの秘め事!
作:俺とキルマシーン



18ページ目!お稲荷さまの一言!


 深夜の手前の時間帯。立麻と白は都内大型デパートの屋上にいた。
 時間帯が時間帯ということもあってか、人通りは少なく、わざわざ閉店後のデパートの屋上に訪れる珍客もいない。
 だからこそ、それが遠慮なく使えるのだろう。
 その短身の小娘が扱っている姿など想像もできない。二メートル近い長さを誇る日本刀・弧月。
 白の手には、それが握られていた。
 立麻は片時たりと刀から目を離さずにいた。

(魔術師のくせに(?)日本刀で戦うつもりなのか……?)

「本来なら魔天老様にご挨拶をしにいったほうがよいのじゃが、予想以上に時間をくってしまったので、現場に直行するぞ」

 白はそういいながら、日本刀を縦に素振る。

「ひょっとして、遠回しに俺のこと責めてます? 責めてるよね?」

 当然、何も切れるはずがない。が、空気が切れた。
 滑らかに切り口が開くと、その先には異次元めいた空間が待っていた。
 見ているだけで吐き気を誘うような不気味な混色が生き物のように動く。そのトンネルは、どこか3D空間を連想させる。

「さっ、行くぞ!」

 白の威勢の良い掛け声。しかし、立麻は我を疑うかのように頭を抱えていた。

「ちょっと待て、なんだこれは? タイムマシーンか? さてはお前は、未来からやってきた狐型ロボットなんだな!?」

 白は半ば呆れ半ば困惑した表情で立麻を見る。

「何を言っておるのじゃ。これは、弧月の力じゃ」

「弧月? あぁ、さっき使ってた長い刀のことか?」

「うむ、弧月は他の刀と違って、斬れないものを斬れるのじゃ」

 へぇー、と興味深く頷く立麻。

「じゃあ、魔術とかも斬れるのか?」

 白は誇らしげに胸を突き出しながら言った。

「当然じゃ! ――まぁ、下級の魔術ならまだしも、中級や上級クラスの魔術が対象になると、何度かダメージを蓄積せねば完全には斬れぬがな」

「何かスゲー武器持ってんな。まあ、俺は素手で応戦するよ」

 と、誇らしげに言いながら、立麻は拳を力強く構えた。
 しかし、白はそれを腑抜けた面で眺めている。
 そして、一つ間を空けてから白は口を開いた。

「何を言っておるのじゃ? 立麻は戦わなくてよい」

「……ん? どういう」

 意味、と言おうとしたが、白が先にトンネルの方に入ってしまったため、立麻もおいていかれないようついていった。
 気がかりな疑問を一つだけ残す形となったが、二人とも無事に現場へと向かう事ができた。

 立麻は戦わなくてよい。

 気がかりな疑問を一つだけ残してるのだが。


 初めてな方も久しぶりな方も、こんにちは、作者の谷渕流です。
 さて、任務に入るのに二十話近くかかってしまいましたね。
 あまりの無計画っぷりに呆れた方が多々現れることでしょう(ふふふ?)
 しかし、自分も本格的な小説家ではありませんがケータイ小説家ではあるので、読者の方々も楽しめる作品に仕上げていきますね。そのためにも応援よろしくです!
 それと最近、〇〇の伏線ってサブタイが増えましたよね?
 あれらの伏線は後半に全て回収されます。
 メールをメモ帳代わりにして、そこに物語の構想みたいなのを書いてるのですが、きちんと回収できました。
 問題なのは、任務の方。
 これから立麻と白さんは五つの国の問題を解決しにいくのですが、まだその国の事情とかが決まっていません。
 でも、最初の国の事情とかは決まっていますので安心してください(?)
 こんな適当な作者なんですが、もしよかったら最後まで応援してくださいませ。
 応援してもらったは借りは作品で返します。……できる限り。











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