「…匂う。」
少女は突然電信柱から消えた。
ドクンッ!
「!?…。」
「時雨君?」
「あっいや…なんでもない。」
要は少し顔色が悪かった。
なんだ?今の違和感…。
そして、空は曇り。
やがて、雨になった。
「雨だ、天気予報と違う。」
「…雨…。」
ドクンッ!
「…!?…。」
『…人間とは、珍しい物だ…。』
「!?…お前は誰だ!」
「!?…えっ?時雨君?」
「あっ…ごめん。」
要はそっと教室から出ていった。
「見つけた。」
「えっ!?…。」
要が廊下に出る、そしたら窓から化け物が要を襲う。
「!?…。」
スッ!
「なっ!?」
「居ない。」
化け物は消える。
タッ
「…平気か?…。」
「あっ…おう。」
「…あまり、浮かれていると喰われるぞ…。」
「喰われる?」
「…呆れる、まぁいい。」
傘を持った少女は呆れた顔をする。
「お前は?誰だ?」
「…雨神。」
「って…なんで俺雨降ってるのに、ぬれてないんだ?」
「…それは私が神だから。」
「神?」
「見つけた。」
「…チッ…。」
雨神は要を抱えて、飛ぶ。
「なんだアレ!」
「…あれは、”死魔”能力を持っている人間を喰う。」
「何!?…。だけど俺には能力なんて…。」
「…ある。かつて私がお前に授けた能力。」
「はぁ?」
タッ
地面に着地して、走る。
「…雨、突き刺され。」
雨神が傘を化け物に向ける。
そして、雨は氷のようにとがる。
そして、化け物に突き刺さる。
「グワァァァァァァァ!!!!」
化け物から、血が大量に出てくる。
「…逃げるぞ。」
「あっ!…。」
「…人間は本当に哀れだ。」
「……。」
『お姉ちゃん、濡れちゃうよ。』
なぜだ…なぜ、歳を取っていない。
「…再生を始めたか。」
「えっ?」
化け物の傷は全て再生する。
「…さっさと、目を覚ませ!。」
「!?…俺に言われても困る!」
「…我は神、雨を宿す…その力で我の力となれ!」
雨が化け物に降り注ぐ。
その雨はとても暑い雨。
「グワァァァァァァ!!!」
「…あいつはあんな攻撃じゃ、死なない。」
「えっ?…神だろうあんた!」
「…私は、お前に力をあたえ、もう半分しか力が無い。」
「!?…。」
「…思い出せ!あの日私とであった思い出を!」
ドクンッ!
「!?…。」
要の様子がおかしかった。
『…人間、力がほしいと思わないか?』
『ほしいよ、誰かを守れるようなそんな力が。』
『…なら私がやろう…また10年後その力は発揮される。』
『お姉ちゃんと出会うか分からないよ?』
『…それもそうだな。』
「!?…雨神とであったあの日…俺は死神になった!」
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