◆携帯電話版
いずれ消え行く煙のような
作:広野沙良



 あらすじ
狭いリビングにソファ。テレビの画面はなにも映らず、部屋にはしんと静寂だけがある。揺れ動くのは、男の吐き出す煙草の煙。


 Nコード
N2917C


 文字数(読了時間)
807文字(約2分)


 種別
通常小説[短編作品]




 ジャンル
恋愛

 カテゴリ
OL/サラリーマン 

 キーワード
大人 


 出だし150文字
彼の吐いた紫煙が、ゆっくりと天井へと渦を描くように上っていく。私はいつものように彼にしなだれかかったまま、それをぼんやりと眺めていた。煙が天井に当たって散るのを待っていたかのように、また、新たな煙が立ち昇る。その一部分だけ、真っ白いはずの壁紙が薄く黒ずんでいた。一人になると、その黒




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