アリス学園へ行こう!(7/15)縦書き表示RDF


はーい、今回は優さん登場しませーん。
ウィル「俺の出番だな」
スター『フン。久しぶりに暴れる事ができるとは・・・・』
暴れんな。

アリス学園へ行こう!
作:高良月奈



7:暗闇の中で



「では、手短に説明します。
これからあなた方には優様のモトへ行って頂きます。
私にはまだ仕事が残っていますので、
回りの方に聞いて進むのがよろしいかと。
では、転送します。」

サエがすらすらと言った後、『転送』と呟いた。
全員『は?』と呟いた。
そして、全員が光に完全に包まれる、少し前に口を開く。

「あぁ、ココではアリス使えませんので、
よろしくお願いいたします。」


にっこりと、音がつきそうな良い表情で彼女は言った。


『ちょ・・・・・・まっ――――――』

シュンッ!!


全員の言葉は空しく、どこかへ転送された。


「さて、シンデンへ戻りましょうか」

サエが一人、呟いた。


―――小さく笑みを、もらしつつ。


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「・・・・・って、暗っ!」

目を開けると、周りは真っ暗。
イヤ、うっすらと周りは解る。

「・・・佐倉、大丈夫?」

流架が倒れている蜜柑に声をかける。

「う・・・・・う・・ん・・・・・」

蜜柑が曖昧に返事をした。

「・・・・・アレ」

蛍が遠くを指した。
そこには不思議な生き物が居る。
『きゅーきゅー』と泣いていて、
助けを待っているようだった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「ったく・・・なんで俺がここに来なきゃいけないんだか・・・」

ウィルが、暗闇で呟く。
手に握られているのは、『ブラックスター』。
全てを闇に陥れる剣と呼ばれている。
ウィルが所属するのは『闇』だから、当たり前ではある。

『おいおい、優の前でそれ言うと嫌われるぞー?』

剣から冷やかしの声がする。
ウィルは全く気にせず言った。

「大丈夫。いわねぇからそれよりスター。」
『スター言うな』

ブラックスター(以下ブラック)が素早く突っ込んだ。


「誰かがココに入ってきたみたいだな。
全員人間で、子供。100年も生きていないようだ。
おそらく他の世界からきてる・・・・・な」

ウィルの足は進んでいる。
ブラックは『あ、そこ右だ』と指示しながら適当に返事をする。
間違えた方向並行としていたウィルが気まずそうに方向を変える。

「ガァァァァァァァァッ!!!」

突然、ウィルの真下から魔物が現れた。
ドラゴンのようだが、違うだろう。
ウィルは軽く後へジャンプをして、
ブラックで切りかかる。
魔物は『グギャァァァァァァ!!』と叫びながらも、
ウィルに火炎を吹きかける。

「闇よ、我が敵に刃を」

ウィルが呟くと、魔物に黒い刃が降りかかった。

「天に召されろ、哀れなモノよ。」

最後に呟くと、魔物は大きな音とともに倒れた。

『相変わらず、仕事の時と戦闘の時は変わるんだな』

ブラックが冷やかすように言った。
ウィルが『ふっ』と鼻で笑った。

「コレが“俺”だからな。」







闇は、笑う。




〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「ひぃ〜〜っ!ほ・・・ほーたーるぅー!!
ウチ、こういうところ嫌いなんやぁーーっ!」

蜜柑が蛍に抱きついたまま進む。
その前には翼、その後には棗と流架。

「で、どこに向かってるんだ?」

棗がふと尋ねた。翼の足が止まる。

「・・・・・・」
「テメェ、燃やすぞ」

無言の答えに、棗が呟いた。流架が
『でもココじゃアリス使えないんじゃ・・・・』と呟いた。

誰かが盛大にため息をついた。













「グギャァァァァァァァァァァ!!!」













「ひぃーーーっ!」
『・・・・・』

全員の目の前には魔物。
さっきウィルがやったヤツと同じ種族のようだ。

棗がアリスを使おうとするが、
何か、結界のような物があるのか消される。

「っ!!」

魔物が翼に火炎をふいた。















「翼先輩ッ!!!」














ズッ!











何かが、刺さる音がした。

「・・・んだ・・・・?」

翼の口から声が漏れる。

魔物の後に居たのは、
鋭い瞳を持った闇―――――・・・・ウィルだった。













「哀れな人間ども、立ち去れ」













冷たい言葉が発せられる。
ウィルは、翼たちのことがわかっていないようだ。

「ウィル先輩・・・・?」

蜜柑がつぶやく。

「え、・・・・先輩?」
『お、こりゃ知り合いじゃねぇの?』

ブラックの楽しそうな声が聞えた。

「グギャァァァァァァァ!!」

魔物が再びウィルに立ち向かった。

運命ディスティニー

ウィルが再び呟くと、魔物が倒れた。

「・・・・蜜柑たちか?」

ウィルの恐る恐る聞いた声。
蜜柑が『は・・・い』と呟くと、
ウィルが叫んだ。




「サエの仕業かぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

ウィルの声がむなしく響き渡った。












『はっはっは!!愉快愉快!!』
「・・るせースター」














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