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アリス学園へ行こう!
作:高良月奈



10:おまけ1 情報屋はヘルパーさん



あれは、2,3年前だった。

私と、ナツと、流架と、棗と・・・・アオイがであったのは・・・・・



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父「実は、ヘルパーさん(?)を雇おうとしているんだ。」

棗と、葵・・・・棗の妹の父親は言った。
棗と葵はアゼンとしている。

父「遊びに行く程度で良いんだよ。
 最近は物騒だからね」

父親がにっこりと笑った。

葵「雇う人、もう決まったの?」

父親に聞いた。
父親は、『一応決まったんだけどね・・・・』
と呟いた。

棗「誰だ?」

棗が父親に問うた。
父親が口を開いた。

父「情報屋さんなんだ。特別に引き受けてくれるって言ってたんだよ。」

葵と棗が唖然とする。

父「だけどね、一回情報屋さんに行かなきゃいけないんだ・・・・・」

父親が次の言葉を言う前に、棗が言った。

棗「俺たちも行くんだろ?」

父親は『その通りだよ』と手を上げた。
葵が楽しそうに笑っていた。

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ピンポーン

呼び鈴の澄んだ音が鳴った。
情報屋は、大きい豪邸のような家だった。
表札には『守雷』と彫られていた。

『はい』

インターホンから声が聞えた。
声の高さからして、女性だ。
声は幼いが、落ち着いていた。

父「あ、あの。日向です」

父親がおどおどと言う。

『あー、了解です。すぐドア開けますねー』

インターホンからそんな声が聞えた。
そうしたら、情報屋から声が聞えた。

「うわぁぁぁぁぁぁ!店長ー!!!」
「きゃっははははは!ごほっごほっ!!!!」

そんな声だ。父親が顔を真っ青にする。
最初の声は少年で。次は少女だ。
『どうしたのか・・・』と思っていると、ドアが開いた。

「いらっしゃい。どうぞ?」

14歳ほどの少女だ。
長くキレイな黒髪、水晶のような青い瞳、スタイルは抜群だ。

父「あ、ドウモ・・・・?!」

父親がそう言うのと同時に、少女の後ろに影が見えた。
金髪の青年だ。

「優様!何してんですかっ!また人間―――――――――――むぐっ・・・」 

青年の口を違う少女がふさぎ、後へ引っ張っていった。

「どうぞ、中へ。」

14歳ほどの少女が言った。

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中は広々としていて、家の中央がふきぬけになっていた。
両端に広々とした階段があった。2階はいくつもの個室があった。

「ではこっちの部屋へどうぞ。」

少女が2階に上がって言った。
その中の、『癒』とか居てある部屋へ案内された。

そこには、ソファーと机が置いてあった。
少女が全員に『どうぞ、お座りください』と言った。


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「では改めまして。私の名前は守雷 優。よろしく」

棗と葵に少女――――優が笑顔を見せた。
その笑顔には、違和感があった。

棗「・・・・棗」
葵「あ、葵ですっ」

棗と葵が名前を言っていった。
父親が、『あの』と言うと、扉が開いた。

バタン

少し乱暴だ。優の表情は変わらない。

「優!お茶入れてきたぞっ!」

そこには、優と同じように黒髪、青い瞳の少年が立っていた。
背が高い。手にはお盆を持っている。そして、お茶とお菓子が乗っていた。
優はとりあえず『ありがとう』と言ってから続けた。

優「ドアはどうやって開けるのかしら?」

優がわざとらしく少年に聞いた。
少年は、『静かにです!』と元気良く答えた。

優「だったらそうしなさい」

優が呟いた。

父「あの・・・・」

父親が再び口を開いた。

優「ああ、失礼しました。では、どうぞ」

優が父親に言った。
父親は、『先日の事なのですが・・・・』と呟く。
優がわかったようで言った。

優「私を雇うのですね」

その言葉に、父親が『ハイ』と答えた。
優は、『了解しました。では、紹介します』と言った。
先ほど少年が立った。

「ハジメマシテ。 ウィル・サウル デス。
 情報屋副店長デス」

むすっとしながら答えた。
優が肘で少年―――――ウィルを打った。

ウィル「うぅ・・・・すいません・・・・・」

ウィルが半泣き状態で呟いた。
棗と葵はずーっと見ている。

優「では、一応説明を。
この店はココのほかにもあります。あなた方は、アリスをご存知でしょう。
 ここは、空間を操っていて、ドコの情報屋へ行ってもこの場所へたどり着けるんです。
 たとえば、北海道にあるとしましょう。
 そこにある情報屋に行けば、今、ここにある店へたどり着けるんです。
 あなた方の家に近い情報屋は、徒歩5分ほどの場所ですね。
 まぁ、行きと同じでしょう。私たちはあなた方の家へ行く事も出来ます。
 ガッコウへ行って守っている事も出来ます。しかし、この契約期間は2週間です。
 給料は500程度ですね。あ、因みに単位は円ですよ。」

優が再びにっこりと笑った。
まだ、違和感があった。

父「あ、あの、そんなに安くて良いんですか・・・・?」

父が恐る恐る聞いた。
優が言った。

優「私たちも、いい勉強になりますからね」


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〜〜〜翌日〜〜〜

ピーンポーン

また、澄んだ音がする。兄妹、棗と葵は立っていた。
今日は父親が居ない。

ガチャ

勝手にドアが開いた。

棗「!」

棗がビックリした後、
インターホンから声がした。

『どうぞー』

優とは違う、少女の声だった。


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「いらっしゃい、二人とも!」

優がいった。
いや、正しくは優に似た、10歳の少女が言った。

棗「・・・・優か?」

棗が尋ねる。少女は『正解!』と叫んだ。
葵が、『優さんって14才じゃ・・・・』と呟く。
少女が言った。

「そうよ。この姿はアリスとはちょっと違うモノで
 変えてるのよー」

少女―――――、優が言った。

葵と棗が呆然としていた。

優「んじゃ、トランプでもしましょうか!」


優が明るく言った。












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