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☆39 「男の子の夢」
「第一回『ななせくんの背中を流しちゃうぞ☆』選手けーん!」

「・・・・・・ちびっこー。始まりが前編とかぶってるぞ」

「言わないでよ。これが作者の限界なんだから」

「ヴァー。そっかー、それじゃしかたないなー」

「そ。しかたないんだよ。あははは」

「あははははー」

 と、こんな感じで作者の言い訳からスタートするお風呂編後半です。
 どうぞ。

☆☆☆

「じゃ、細かいことは抜きにして、さっそく背中を流しちゃうゾ☆」

 なんかキャラがおかしくなっているこなた姉さんが、ボディソープのたっぷりしみ込んだスポンジを手ににっこり。
 ・・・・・・怖い。

「い、いや。大丈夫だよ姉さん。自分で洗えるから・・・・・・って、みさお姉さん! やめて! 羽交い絞めにして無理矢理浴槽から引きずり出そうとするのは、やめて! あ、当たる、男の子の夢がつまった部分が当たってるからっ!」

「んふふ。こんな格好させられて、私だけ恥ずかしいのはズルいからな! お前も辱めてやるんだってヴァ!」

 顔を真っ赤にしたみさと姉さんの意外なパワーに、成すすべもなく持ち上げられる僕。
 そして羽交い絞めにされたまま、お風呂用の腰掛に座らされた。
 抵抗せずに大人しくしていると、みさと姉さんがゆっくり僕の体を離してくれた。
 背中には、まだ姉さんの柔らかな二つのふくらみの感触がしっかりと・・・・・・。

「・・・・・・やー。ななせくんも、男の子だねー。ほらほら、みさきち。責任、取ってあげないと」

「バ、バカっ! なにいってんだ!? 七ヶ瀬もそ、それ、早くなんとかしろよ!」

 へっ?
 姉さんたちどこ見て・・・・・・・・・・・・あ、ああー。
 これはあれだ、うん。・・・・・・とりあえず水をかぶって、お経を唱えさせてください……。

☆☆☆

「あー、びっくりした。ななせくんてば、意外と・・・・・・」

 わしわしと僕の背中をこすりながら、こなた姉さんがさっきの話を蒸し返してくる。

「お願いこなた姉さん。もう、言わないで・・・・・・」

「そ、そうだぜ。忘れよう、さっきのことは忘れるんだってヴァ!」

「あはは。ごめんごめん! ・・・・・・前も、洗ってあげようか?」

「だから、ダメ!」

 うう、この調子だと、しばらくはこのネタでからかわれ続けそう。
 たぶん、かがみ姉さんたちにも伝わっちゃうんだろうなぁ・・・・・・死にたい。

「ごしごしごしっと。よし、それじゃななせくん、交代ね」

「あ、うん」

 一応、改めて今の状況を説明すると、僕は洗い場でこなた姉さんに背中を流してもらっていて、みさお姉さんは湯船の中にいる。
 こなた姉さんは「三人で洗いっこしようよ」とか言っていたんだけど、みさお姉さんがそれを固辞した形だ。
 「わ、私は、後で洗うからいいぜ」と、一人で湯船に入ってしまった。
 すでにいろいろと諦めた僕はこなた姉さんの言う通りになっている。
 で、交代ってことは今度は僕がこなた姉さんの背中を流す番って訳だ。
 腰掛に座ったまま、くるっと体の向きを変えようとすると、

「あ、ちょっと、まだ待って!」

 こなた姉さんから待ったの声がかかった。
 なんだかごそごそやっている気配する。
 しばらくしてから、「おっけー。もう良いよー」と言われ、体の向きを変えた僕の目に、こなた姉さんの真っ白な背中が飛び込んで来た。

「あはは。ごめんね。水着脱ぐのにちょっと手間取っちゃたヨ」

 ・・・・・・じーざす。
 なんてこった!
 背中を洗うには、スクール水着は邪魔になる。
 だから、こなた姉さんも水着を脱いでいる。
 当たり前だ。
 しかも背中が出れば良いんだから、全部脱ぐ必要は無くて、半脱ぎ。
 おそるおそるこなた姉さんの腰のあたりに目をやると、上半身部分の布がしっかりと留まっていた。
 ・・・・・・ごくり。

「ななせくん? 早く洗ってよー」

「うひっ!? は、はい、ただいま!」

 やばいやばいやばい!
 思わずこなた姉さんの背中に見蕩れてしまった。
 だってさ、すごいんだもの。なんだが全部脱がれるのより、すっごくクるものがあるんだもの!
 ・・・・・・仕方ない、仕方ない。

「じゃ、じゃあ、洗うよ。こなた姉さん」

「うん。よろしくー」

 その後、こなた姉さんの背中の感触やときどき上げるくすぐったそうな声に死にそうになりながら、なんとか、任務(?)を完了した僕は、逃げるようにしてお風呂場から出た。
 後ろから、「あれ、もう出ちゃうのななせくん? これからみさきちのあわあわストリップショーが待ってるのに」「ヴァ!? そ、そんなことしな・・・・・・きゃあ!」なんて声が聞こえたけど、僕はもう、限界です・・・・・・。
 
ノクターンノベルス行きになるのを必死に抑えて書きました。
僕はもうダメがも知れません。がおがおー(?)


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