第265話 始原との決着
アルトリウスが目の前の光景に呆然とする。
「馬鹿な……ありえん……」
相手は静音暗殺を破った実力ある軍団だ。
たとえ戦力を整えても一筋縄ではいかないだろうと、彼自身考えていた。
――しかし、蓋を開けたらどうだ?
まさか自分達始原がPEACEMAKERと接触するどころか、近付くことすらできず部隊が壊滅させられるとは誰が想像しただろう?
だが、現在、それが目の前で起きている。
空をドラゴンより速く飛ぶ小型の敵飛行船から、大きな筒が投下されるたび巨大な火の玉が生まれ落ちる。
その範囲に居る魔物兵士達は、悲鳴を上げるより早く絶命してしまう。
下草と魔物達の焼ける臭いが辺り一面に広がる。
生き残った者が、小型飛行船に向けて攻撃をしかける。
獣人種族、牛族、魔術師A級のアゲラダ・ケルナーチが得意の鉄杭を投擲するが、小型飛行船まで届かず落下してしまう。
次に魔人種族、蛇族、魔術師Aプラス級のヴァイパー・ズミュットが、弓兵達に指示を出し小型飛行船を狙うがやはり届かない。
矢は虚しく落下し、地面や息絶えた仲間の死体に突き刺さる。
こちら側の攻撃がまったく届かないのだ。
なのに小型飛行船が素早く戦場から離脱した。
アゲラダはなぜか勝ち誇り、ヴァイパーは訝しがっていたが生き残った兵士達をまとめ部隊の再編を図ろうとする。
そんな彼らを嘲笑うかのように今度は、上空からではなくPEACEMAKER陣地から強烈な一撃が叩き込まれる。
妖精種族黒エルフ族、魔術師A級のシルヴェーヌ・シュゾンが率いるドラゴン部隊を壊滅させた大型魔術道具が、始原地上部隊を攻撃したのだ。
上空からの攻撃に気をとられていたのと、あの魔術道具が空から侵攻する魔物を倒すための物だと油断していた。
完全な不意打ちだったため、アゲラダとヴァイパー部隊は何が起きたかも分からず壊滅してしまう。
さらに2人を倒した後、再び小型飛行船が舞い戻り上空から攻撃を再開する。
筒が投下されるたび、真っ赤な火の花が生まれては消える。
そこはまさに地獄のようだった。
PEACEMAKER側のエルでさえ、目の前の地獄のような光景に青白い顔をしていた。
信じられないと言いたげに、口元を両手で押さえている。
「……様」
アルトリウスもそんな彼女の横顔と、今目の前で起きている惨劇を交互に見比べてしまう。
まるで悪夢を見ているように――
「アルトリウス様!」
「!?」
竜人種族魔術師Aマイナス級、テン・ロンに肩を掴まれ意識の焦点が現実に戻る。
テンは鬼気迫る表情でアルトリウスに進言する。
「アルトリウス様! 追加の戦力を出すか、何かの策であの小型飛行船か、PEACEMAKERにある大型の魔術道具を破壊しなければ、我が方の部隊が全滅してしまいます!」
「……分かっている。追加の戦力を出す。下がっていろ」
テンの進言にアルトリウスは返事をする。彼が肩から手を離し、下がると魔力を漲らせ――千近い魔法陣が浮かび上がり翼竜を喚び出す。
「三分の一はあの小型飛行船を! 残りは散開しながらPEACEMAKER陣地にある魔術道具を破壊しろ!」
アルトリウスの命令に従い翼竜達が飛び立つ。
細かい戦術的命令をするのは難しいため、どうしても大雑把な指示になってしまう。
翼竜達は命令通り三分の一が小型飛行船に向かって突撃する。
小型飛行船は戦う素振りも見せず、すぐに撤退。
その速度は翼竜とは比べものにならない。そのため翼竜達は追いつけず、小型飛行船は悠々と自軍陣地へと戻ってしまう。
小型飛行船が自軍陣地を越えると、再び巨大な魔術道具が火を噴く。
小型飛行船を追いかけていた三分の一の翼竜達は、まとまっていたせいですぐに撃ち落とされてしまう。
次に三分の二の翼竜達はアルトリウスの指示通り、散開して、PEACEMAKER陣地へと向かおうとするが――大型魔術道具はぐるりと水平に回転。
側面や後方へ回り込もうとする翼竜達を、分担して撃ち落とし始める。
運良く火砲から抜け出た数体が一矢報いようと大型魔術道具へ突撃するが、魔術師A級のダン・ゲート・ブラッド、魔術師Aマイナス級のアム・ノルテ・ボーデン・スミス、他スノー、クリス、シアによって触れることすら出来ずに撃墜されてしまう。
「ぐぅ……ッ!」
アルトリウスは思わず歯噛みする。
物量で火砲を突破しても、PEACEMAKER陣地には魔術師A級のダンを始め、多数の力有る団員達がいるのだ。
翼竜数体程度では、どうにもすることができない。
しかし彼らを越えて巨大魔術道具を破壊できそうな魔物(陸竜など)はいるが、今度は火砲を突破することができないのだ。
翼竜のように千単位の物量や、空爆より速く到達するスピードがない。
あちらを立てればこちらが立たない状態だ。
さらにアルトリウスの弱点として、彼自身、無限に魔物を喚び出せるわけではない。
最大で約3万体が限界だ。
すでに約1万1千体ほど喚び出し済み。
また喚び出せる魔物全てが戦闘系ではない。
3万のうち約1万は非戦闘系の魔物だ。
例を挙げればローブを被ったゴブリン。
このゴブリンは視界内の範囲で人や魔物を転移させることができるが、戦闘系と呼ぶには腕力や戦闘技術は未熟だ。
魔術も転移という破格能力に特化したせいで使えない。
他にも傷を治す魔物や土木関係の魔物。
食料、索敵、地上移動用など――非魔物系魔物が占めている。
よって現状、アルトリウスが呼び出せる戦力はすでに1万を切り、約9千ほどになっていた。
その戦力で現在のPEACEMAKERを倒せるのか?
アルトリウスが冷や汗を流す。
(転移ゴブリンで陸竜や残るドラゴン達を直接、PEACEMAKER陣地へ直接転移させるか? いや無理だ。転移ゴブリンは見える範囲しか人や魔物を転移させることができない)
現在、平野で対峙しているが、約5km先の陣地は普通の視力では見えない。
頑張って約300mぐらいだろう。
また転移ゴブリンにも送れる重量が存在する。
陸竜やドラゴンを一息で送るのは不可能だ。
(では我が直接、肉体強化術で身体を補助して平野を突撃。単身、PEACEMAKER陣地へ接近して、陸竜達を喚び出すか?)
想像して生唾を飲み込む。
今、目の前に広がる死屍累々、地獄と表現してもまだぬるいあの死地を行く――想像しただけで冷や汗が止まらない。
まだ持ち駒には、速度に特化した地上を走る魔物が居る。
それに跨り行けば……行けるかもしれないが……どうしてもアルトリウスは決断できなかった。
いつもはどんな死地だろうが、危機だろうが冷や汗一つ、表情も変えずに乗り越えてきた。
しかし今は目の前に広がる平野に1歩踏み出すことすら躊躇してしまう。
初めて襲われる背筋が震え、骨の髄まで冷える感覚に戸惑いを覚えていた。
(こんな筈ではなかったのに……ッ!)
アルトリウスの予定では、始原がPEACEMAKER側を蹂躙。
彼にとって邪魔な存在を殺害しつつ、エルに自分がどれほどの力を持っているか誇示するはずだった。
しかし、結果はまったくの逆。
むしろPEACEMAKERに、世界で初めて出来た軍団、始原が追い詰められているのだ。
約3000年もトップを走り続けてきた最古にして最強の軍団が、数年前に出てきた約40人にも満たない新参軍団にだ。
(こんな馬鹿なことがあっていい筈がない……ッ!)
「アルトリウス様ッ、上を!」
怒りに震えるアルトリウスに、テンが再び声をかける。
彼の言葉に従い視線を向けると、小型飛行船がこちらへと向かってきていた。
翼竜達は全滅したため、悠々と真っ直ぐ向かってくる。
そして、小型飛行船から伸びた手から筒が姿を現し、投下される。
「――ッ!?」
アルトリウスの全身を恐怖が走り抜ける。
彼は咄嗟に転移ゴブリンを召喚!
喚び出すまでのタイムラグがもどかしい。
時間にして約3秒といったところだ。
ローブを纏った転移ゴブリンを喚び出す。
「きゃっ!? あ、アルトリウスさん?」
アルトリウスは、エルの腕を掴みすぐさま転移!
「アルトリ――ッ!?」
テンが何か叫んでいたが、彼まで助ける余裕はない。
アルトリウスはテンを切り捨て、約250m先、戦場とは反対側の後方へと転移する。
念のため前方へ魔力を注いだ抵抗陣を展開。
背後にエルを庇いアルトリウスが身構えるが――一向にあの美しくも怖気を震う赤い火の玉は生まれ出てこない。
「…………」
念には念を入れ、数秒ほど集中して先程までいた自軍陣地に注意する。
だが、なんの変化もない。
(どうやら、運良くあの魔術道具が上手く動かなかったらしいな)
お陰で陣地から離れたとはいえ、火の玉に巻き込まれずに済んだ。
アルトリウスは自分達の安全を確認した後、気を緩め、溜息を漏らす。
その僅かな隙を彼――ギギは見逃さなかった。
『ギ! グギギィッ!』
アルトリウスが抵抗陣を解き、集中力を弛めると同時に転移ゴブリンの首と胴体が分かれる。
「アルトリウスぅぅぅぅうううぅぅうッ!!!」
「「!?」」
叫び声に驚き、顔を上げると上空から弾丸のようにギギが、アルトリウスを目掛けて落下していた!
アルトリウスは集中力を緩めていたのと、ギギの予想外の行動に驚き咄嗟の反応に遅れてしまう。ギギはさらに魔術を使用したのか加速する。
アルトリウスは咄嗟に再度抵抗陣を展開。
ギギは真っ直ぐアルトリウスへと突っ込む。
抵抗陣があるのも気にせず、そのままアルトリウスを蹴り飛ばす。
「ぐうぅッ――ッ!」
流石に魔術師S級のアルトリウスでも、上空数kmから自由落下、さらに加速しスピードに乗ったギギの蹴りを抵抗陣で防ぐことはできなかった。
衝撃を吸収し切れず、アルトリウスは力一杯蹴られたボールのように吹き飛び地面をバウンドし転がる。
頭部を地面に打ち、蹴りの衝撃を吸収し切れず片腕の骨が折れている。
地面に俯せになりながら、アルトリウスは何年振りか分からないほど久しぶりに痛みを味わう。
これほどのダメージは子供の頃、まだ自身の力を上手く扱えなかった時以来だ。
「お、おのれ……おのれ……ギギッ!」
しかも、エルの想い人らしきギギに不意を突かれ蹴り飛ばされた。
ダメージ以上に、その事実がアルトリウスのプライドを酷く傷つける。
PEACEMAKER側からすれば、ほぼ理想通りに奇襲作戦に成功したことになる。
PEACEMAKER側の作戦は――8.8cm対空砲や燃料気化爆弾で始原の耳目を集める。
その隙にラヤラが、ギギを抱き上げ上空へ。
大きく迂回して、始原の背後で待機。
レシプロ機でフェイクの燃料気化爆弾を投下すると、予想通りその威力を目の前にしたアルトリウスがエルを連れ転移。
転移直後、アルトリウス達を捕捉し、ラヤラが急降下、ギギを彼らへ向けて手放す。
そしてギギは転移後、もっとも邪魔な転移ゴブリンを排除し、アルトリウスに不意打ちの一撃を放ちエルから彼を引き離したのだ。
今回、最も注意すべき点は始原側の戦力ではなく、いかにしてエルをアルトリウスから奪還するかだ。
エルの奪還がPEACEMAKER側の勝利条件でもあるが、戦闘に巻き込んで彼女を傷つける訳にはいかない。
またアルトリウスには転移ゴブリンが居る。
馬鹿正直に側へ行っても、転移ゴブリンが居る限り彼はエルを連れて易々と好きな場所に逃れることが出来る。
そのためまず転移ゴブリンを排除するという考えに至るのは自然な流れだ。
そこで考え出されたのが、ラヤラに誰かを抱えて飛んでもらい転移直後、油断している隙に転移ゴブリンを排除。
ついでに側に居るだろうアルトリウスも倒すというものだ。
しかし、言うのは簡単だが実行はとてつもなく難しい。
まずラヤラと一緒に上空へ待機しなければならない。そのため彼女同様、長時間魔力を使い生命維持できる魔術師でなければならなくなる。
その時点で、リュートは弾かれてしまった。
次に空中から急降下し、奇襲をしかける。
その際、パラシュート無しでスカイダイビングをするようなものだ。
かなりの度胸が求められる。
この時点でアムが断念。
高速で落下しながら、エルを傷つけないようアルトリウスや転移ゴブリンを排除する自信はないと辞退した。
スノーやシアも最初は手を挙げたが、彼女達には他の役割もある。
本人の強い希望もあり、最終的にはギギがこの役目を担当することになった。
ちなみにダン・ゲート・ブラッドは、どちらの条件も満たしていたが、重すぎてラヤラが長時間持ち上げるのが不可能だったため却下された。
作戦が決まると、ラヤラとギギは何度も訓練を重ねていた。
その努力が実り、無事、2人は作戦を完遂することが出来たのだ。
しかし、いくらギギが魔術師Bプラス級の凄腕でも、数km先からパラシュート無しで落下、アルトリウスに蹴りを入れて無傷というわけにはいかない。
「…………ッ」
ギギは声を出さないが、アルトリウスを蹴り飛ばした右足は明後日の方角へ曲がり、着地の際、魔力を集中してクッション代わりにした左腕はぐちゃぐちゃに折れている。
他にも目には見えないが吸収し切れなかった衝撃で、肋骨が折れている。他にも多数の傷を負っている。
負ったダメージだけなら、アルトリウスよりも酷いのは一目瞭然だ。
「ギギさん!」
そんなギギの元へエルが駆け寄る。
側に駆け寄り、ギギの傷を反射的に確認する。
魔術師として、長年町や村人達を治癒してきた彼女ならではの行動だ。
そして一目で傷の深さを理解する。
魔術防止首輪で魔術は使えず、治癒できない。
エルは自分の無力さと、ギギの無茶な行動、それを喜ぶ自分を恥じて瞳から大粒の涙を零してしまう。
「ギギさん、なんて無茶を……ッ。言ったじゃないですか、もっと自分を大切にしてくださいって!」
「すまない……グッ、話は後で聞きますので、今は自分の指示に従ってください」
「……分かりました。ちゃんと後でお話をしますからね」
「いくらでも付き合います。まずは手を……ッゥ」
エルは一旦、告げたい言葉を飲み込みギギの手を掴む。
痛みに顔を顰めるギギを気遣いながら、彼の右手を取り立つ手伝いをする。
ギギは痛みを堪えながらも立ち上がると、エルを力強く無事な右手で抱き締める。
彼女は頬が赤くなるのを自覚しながら、ギギの指示で彼の首に自身の腕を回す。
そんな光景をアルトリウスが歪む視界で見詰めていた。
「エル嬢……ぐぅッ、どうして我ではなく、そんな男に……ッ!」
何度も転がったのと、頭を打ったせいで視界がまだぐらぐらと揺れている。魔力も上手く循環できず魔物達を喚び出すこともできない。
これがリュート達が見抜いたアルトリウスの弱点の一つだ。
確かに多数の魔物を喚び出すアルトリウスは脅威だ。しかし、あくまで魔物を喚び出せるのは彼1人。
もしアルトリウスが気絶、または彼に喚び出す時間を与えなければ、ただの魔術師でしかない。
そのため今回のような奇襲を思いついたのだ。
予想通りダメージを負ったアルトリウスは、僅かな時間ではあるが、魔物を喚び出すことができずにいた。
2人から距離があるため、俯せになりながら腕を伸ばすが届かない。
「エル嬢……エル嬢、待ってくれ……どうしてだ。エル嬢は我に何度も笑顔を向けてくれたではないか……ッ。なのに、どうして……そんな奴の元へ君は行っているんだ……!!!」
確かに理論上、『魔物を喚び出す時間を与えなければただの魔術師でしかない』が、それはあくまで理論上だ。
事実、不意打ちを喰らい暫し魔物を喚び出せなかったアルトリウスだが、時間と共にダメージは回復。
彼を行動不能に陥れた時間は、約1分にも満たない。
「許さん……ギギ……絶対に許さんぞ……ッッ!」
すでに彼の周囲には魔法陣が展開。
ギギからエルを奪い返そうと、自身が出せる最大戦力を喚び出す。
アルトリウスは、ラヤラがギギの右手を掴み空へと逃亡している光景を見る。
ギギの首に腕を回すエルを般若の形相で睨み付ける。
彼は怒りのあまり、頭を打った際の血が目に入り視界が赤く濁るのも気にしない。
ただひたすら、自身から愛しいエルを奪おうとするギギやラヤラを憎悪した。
(殺してやる! 我からエルを奪う者、全て! エルは我の者だ!)
本来であれば、この時点でギギ達は詰みだ。
すでに空高く舞い上がっているが、すでにアルトリウスの側には新たに喚びだした転移ゴブリンが居る。
彼らのすぐ目の前まで移動するのは造作もない。
さらにギギは奇襲の代償として口から血を零している。
アルトリウスは知らないが、ラヤラは攻撃の一切ができない。
追いつかれれば彼らに抗う術はない。
――そう、追いつければだ。
アルトリウスが気が付く。
彼が居る頭上に小型飛行船……レシプロ機がグルグルと円を描いていることに。
怒りで視野が狭まり気付くのに遅れてしまったのだ。
レシプロ機からすでに燃料気化爆弾が数個纏めて投下されていた。
アルトリウスが転移で先行し、ギギ達の前に転移しエルを奪い返そうとするが――転移が発動するよりほんの僅かだけ早く視界が紅蓮の炎に包まれる。
そして、アルトリウスと魔物達は燃料気化爆弾の炎に飲み込まれ、消えてしまった。
ここまで読んでくださってありがとうございます!
感想、誤字脱字、ご意見なんでも大歓迎です!
3月18日、21時更新予定です!
今日、駅前で階段を上がっていたら躓き、咄嗟に左腕を手すりにぶつけて転倒を免れました。しかし、左腕をぶつけたせいで今もめっちゃ痛いっす! とりあえず今は、左腕に湿布を貼り痛む度に『くッ! 左腕が痛む! 秘めた封印が解けそうになるとは……まさか奴等が復活しようとしているのか!?』と中2病ごっこを楽しんでいます。
明日も痛むなら病院にいかないと。頭のじゃないですよ?
また、軍オタ1~2巻、引き続き発売中です。
まだの方は是非、よろしくお願いします!
(2巻なろう特典SS、1~2巻購入特典SSは14年12月20日の活動報告を、1巻なろう特典SSは14年10月18日の活動報告をご参照下さい)