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第219話 暗黒オーラ

「メイヤ様は誰にもお会いしたくないと仰っております。申し訳ございませんが、お引き取り下さいませ」


 オレは1人でメイヤ邸、正面玄関へと訪れていた。

 何度もくぐった玄関だが、今日は一歩も踏み入れることなくメイドに拒絶される。

 それでもオレは食い下がり、メイドに告げる。


「お願いします! 少しだけ話をさせてください!」

「申し訳ありません。メイヤ様は誰にもお会いしたくないと仰っておりますので」


 先程の台詞の焼き直しをメイドは再び告げる。

 まさにけんもほろろだ。

 どうやら、会えそうにないらしい。


「……分かりました。また明日来ると伝えてください」

「かしこまりました」


 オレはそれだけ告げて、とりあえず引き下がる。

 正面玄関を背に正門をくぐる。

 背後を振り返ると、一つの窓のカーテンが勢いよくひかれる。もしかしたら今のはメイヤだったのかもしれない。


 会いに来たらすぐに顔を出してくれると思っていたのだが……どうやらそれほど甘くないようだ。




▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼




 リュートの予想通り、勢いよくカーテンを引かれた部屋に居たのはメイヤだった。


 彼女はメイドから、客――リュートが来たことを知らされ、慌ててこの部屋に来たのだ。

 部屋は広く、窓の先にはバルコニーが広がり、午後ここでお茶をすると気持ちよい風と光を浴びることが出来る。

 ここなら帰る間際、正門から出るリュートを一目見ることが出来るからだ。

 しかし、本音を言えば今すぐにでも飛び出し、彼の胸に飛び込みたかった。


 カーテンを勢いよく引いたのは、リュートに見付かりそうだったのもあるが、もし後1秒見詰めていたら我慢しきれず飛び出していただろう。だからカーテンを閉めて物理的にリュートを視界から遮ったのだ。


 メイヤはまるで依存患者が麻薬を断ったような表情で、自身に言い聞かせる。


「我慢ですわ、メイヤ! 今、飛び出してリュート様の胸に飛び込んでしまったら全てが破綻してしまいますわ! 後もう少し! 後もう少しでこの左腕に輝くような腕輪がはまるのですから!」


 そう、彼女は今までも腕輪をもらうため数多の努力をしてきた。


 さりげなく(?)左腕に腕輪が欲しいとアピールしたり、リュートに好意を抱いていると匂わせたり、彼のためならばと尽くしてきた。

 しかし、思ったような結果には結びつかず、ポッと出のココノに妻の座を奪われてしまった。だが――メイヤはそれほどココノが妻の座を奪ったことを恨んではいなかった。


 むしろ彼女は、ココノがPEACEMAKER(ピース・メーカー)やリュート達を守るため自身の命を差し出した姿に共感を覚えていた。彼女ならリュートの妻になる資格は十分ある、と考えていた。


 だが、『長年尽くしてきた自分より、後から出てきた少女がリュートの妻になった』というこの状況は十分武器になる。


「予想通り、リュート様はスノーさんやクリスさん、リースさん、ココノさんを連れて竜人大陸にある自宅へと帰宅なさいましたわ。そして、1回目の説得に失敗して彼女達の待つ家に帰る。するとどうなるのでしょう? 答えは簡単ですわ。スノーさん達女性陣は、リュート様を批難しますわ。批難して、是が非か答えを迫るでしょう。スノーさん達女性陣がわたくしの味方に付くぐらいの信頼関係は十分構築してきました。女性陣に集団で迫られたら、リュート様も『否』とは絶対に答えられませんわ!」


 つまり、メイヤが狙っているのは小学校時代によくある――女子達vs男子1人という構図だ。

 こうなったら男子側にあるのは敗北の二文字しかない。


「手ぶらのリュート様と会ってしまったら、あの方の天才的話術によりまた有耶無耶にされてしまいますわ! しかしスノーさん達女性陣を味方に付け、外側から迫ればリュート様は腕輪を作らざるをえない! そうなったら! 次にリュート様が訪れる際は、必ず腕輪持参! そうわたくしの左腕に嵌められる結・婚・腕・輪! を手に訪れるのは確実ですわ! うひょ! うひょひょひょひょ――げほ! ごほ! うひょひょひょひょッ!」


 メイヤは噎せるのも構わず高笑いをし続ける。

 さらに腕を振ったり、くるくると回ったり、あまりの歓喜に不思議な踊りを踊り始める始末だ。


 彼女は高々に宣言する。


「これでわたくしもついにメイヤ・ガンスミスですわ! あぁぁぁぁ! 早く明日にならないかしらぁ!」


 こうしてさらに踊りと笑いの狂乱が続いた。


 一方、帰宅したリュートはというと――




▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼




 オレが自宅へ帰ると、ちょうど昼飯を作っている最中だった。

 メイヤとの一件については、昼ご飯を食べながらスノー達と一緒に今後の対策を話し合うことになった。


「まさかメイヤちゃんがリュートくんの訪問を拒絶するなんて……」


 スノー達にメイヤ邸であったことを話し聞かせる。


 お昼ご飯のメニューはシチューにパン、ハムが入ったマッシュポテト、鶏肉の香草焼きとなかなか豪華だった。


 クリスがミニ黒板を向けてくる。


『メイヤお姉ちゃんは、リュートお兄ちゃんに会いたくないぐらい傷ついているんだね』

「リュートさんに冷たくされて、可哀相なメイヤさん……」


 リースがクリスに賛同の声をあげる。

 シアが、リースのコップに冷えたお茶をそそぎ足す。


 彼女だけが昼食を摂らず給仕に徹している。

 新・純潔乙女騎士団本部じゃあるまいし、一緒に摂ることをすすめたがやんわりと拒否されてしまった。


「わたしが言えた義理ではありませんが、リュートさまを責めても詮無きこと。問題はどうやってメイヤさまとお会いして、お話をするかだと思います」


 ココノがフォローを入れてくれたお陰で、場がオレの批難から『メイヤにどうやって会って話をするか?』に話題が切り替わる。


「基本的には誠意が伝わるまで毎日通うのがよいと思いますよ」

『私もリースお姉ちゃんの意見に賛成です』


「それでも会ってくれなかったらどうするの?」

「その時はプレゼントを送ってはどうでしょうか? お花などプレゼントすれば女性の方ならお喜びになると思いますよ」


 スノーの疑問に、ココノが答える。

 プレゼント攻撃か、悪くないな。


「だったら花よりいい物があるよ。前に飛行船の設計図が完成したから、製造業者に発注しておいたんだ。この設計図をメイヤが見れば狂喜乱舞して喜ぶこと間違いないぞ!」


 天神教や処刑人(シーカー)問題など色々あったため、まだメイヤには飛行船の設計図を見せていない。

 これを渡せばメイヤも機嫌を直してくれるだろう。


「うーん、その設計図もいいとは思うけど……」


 スノーが歯切れ悪く告げてくる。


「そこは普通、腕輪じゃないのかな?」

「まずは話し合うって言ってたじゃないか」

「でも準備はしておいたほうがいいと思うよ?」


 スノーの言葉に、他の嫁達も言葉にはしないが目で訴えてくる。

 腕輪を準備しておいた方がいいと。


(確かにスノーの言うとおりか……)


「……分かった。それじゃ午後は魔術道具店へ行って魔術液体金属を買ってくるよ」


 嫁達の無言の圧力に負ける形になったが、オレは腕輪作りに賛同する。

 現在、手元に魔術液体金属がないため、魔術道具店へ買いにいかなければならないが。

 手に入れた後は、自室に篭もってメイヤに贈るための腕輪作りに専念しよう。


 こうしてオレは午後の予定を決定された。




▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼




 昼食を終えると、オレは嫁達に宣言した通り魔術液体金属を買うため店へと向かう。


「え? 魔術液体金属がないんですか?」

「はい、不人気商品ですからね。もううちでは扱っていないんですよ」


 魔術液体金属は不人気商品だと散々知っていたが、まさか入荷すらされないレベルになっていたとは……。


「じゃぁ取り寄せることって出来ませんかね?」

「もちろんできますよ。冒険者斡旋組合(ギルド)にクエストを依頼して、冒険者方に採ってきてももらえば。なので時間が掛かりますがよろしいですか?」


 冒険者斡旋組合(ギルド)にクエストを出すのか……だったら自分で採ってくるか、軍団(レギオン)でクエスト依頼を出した方が余計な出費はかからないな。


 ちなみに個人で冒険者斡旋組合(ギルド)へ依頼することも出来る。

 ただし一般市民が出すクエストのため草むしりや引っ越しの手伝い、自宅の解体作業など――日雇い的なものが多い。

 もちろん、貴族などが出す危険度の高いクエストもある。


「……分かりました。なら一度検討して改めてお願いに伺います」

「その際は是非よろしくお願いします」


 オレは店主と定型文的あいさつをかわし、店の外へ出た。

 外ではクリスとココノが仲良く話をしながら待っていた。


「お品物はもうお買いになったのですか?」


 ココノが手ぶらのオレに気が付き尋ねてくる。


「それが品物が不人気過ぎて、もう入荷を止めていたらしいんだ」

『そうなんですか? あんなに凄い魔術道具なのに……』


 クリスは驚き、ミニ黒板を掲げる。

 自分にとっては必要不可欠な物でも、他者からすると無用の長物だなんてよくある話だ。別に気落ちすることでもない。


「簡単な買い物だからすぐに終わらせて、街を案内してやりたかったんだけど」


 そう、すぐに終わる用事だと思っていたため、その後はココノに街を案内しようと計画を建てていたのだ。

 クリスもココノを案内したいとオレ達に付いてきた。

 しかし、これは思ったより手間がかかりそうだ。それに後回しにするべきものでもない。

 オレは逡巡してから、ココノへ切り出す。


「申し訳ないんだが、一緒に冒険者斡旋組合(ギルド)へ来てくれないか? 冒険者斡旋組合(ギルド)へ魔術液体金属採取のクエストが行われているかどうか確認したいんだ」


 もし行われていたら、すぐに欲しいと言付けるつもりだ。

 また行われていなかった場合は、一度スノー達と相談の上、クエストを出すか、自分達で採取するか決める。

 どちらにしろ一度冒険者斡旋組合(ギルド)へ行かなければならない。


 ココノはこの提案に、嫌な顔一つせず笑顔で同意してくれる。


「もちろん構いません。むしろ、わたしが付いて行っても邪魔ではないでしょうか?」

「邪魔なはずないだろ。それじゃ一度冒険者斡旋組合(ギルド)へ寄って、その後街を見てまわるか」

「はい、よろしくお願いします」


 ココノは丁寧に頭を下げてくる。

 そんなやりとりをしていたオレ達へクリスがミニ黒板を掲げる。


冒険者斡旋組合(ギルド)へ行くなら受付嬢さんが居るんですよね?』

「多分、居ると思うぞ? それがどうかしたか?」

『いえ、リュートお兄ちゃんの新しくお嫁さんになったココノちゃんを目にしたら、怖くなるんじゃないかと心配で』

「大丈夫だって、それは心配ないよ。受付嬢さんには彼氏が出来たんだから。今更、ココノを前にして嫉妬なんてしないよ」


『あっ! そういえば昨日リュートお兄ちゃんが言ってましたね! 忘れちゃってました』


 クリスは昨日、オレが話した内容を思い出し手を叩く。

 彼女的には受付嬢さんは、恐怖のイメージしかないため忘れてしまっていたのだろう。

 それでもクリスは不安そうに――


『でも、もし彼氏さんに振られていたら……』


 そう言われ、その場面を想像して冷や汗が流れる。

 いや、でも、そんなタイミング悪く彼氏に振られるか?

 昨日は凄いラブラブで、『結婚間近!』みたいな態度だったじゃないか……。

 しかし不安が拭いきれない。

 それはクリスも同様らしい。


『……私ちょっと戻ってSVD(ドラグノフ狙撃銃)を取って来ます』

「じゃぁオレはAK47とパンツァーファウストを、いや対戦車地雷も用意すべきだな」


 オレ達はまるでドラゴンを狩りに行くような緊張感で自宅へと足を向ける。

 その足をココノが引き止めた。


「お2人とも落ち着いてください! わたし達は冒険者斡旋組合(ギルド)へお話を聞きに行くのであって、戦をしに行くわけではないんですよ!」

「いや、でもいざと言うとき、丸腰じゃキツイし……なぁ、クリス?」

『ですね。でも、その程度の装備で乗り切れるか……やっぱりスノーお姉ちゃん達にも協力を頼んだ方がいいんじゃ』


 オレとクリスは声を揃えて主張する。

 しかし、ココノはこの発言を叱ってきた。


「お2人とも、冒険者斡旋組合(ギルド)の受付嬢さんという方と過去色々あったのは聞き及んでいます。しかし、同時にお世話になってきた方じゃありませんか? だったら、その方の幸せを素直に喜ぶべきではないのですか?」


 ココノには過去、受付嬢さんがどれほどの人物か話をしてある。

 しかし、あれは実際の目にしないと分からない。

 また彼女は元天神教巫女見習い。

 人をあしざまに言うのが納得できないのだろう。


 オレとクリスは再び顔を見合わせる。

 しかし、ココノの言い分も分かる。

 受付嬢さんには色々お世話になった。その相手に『彼氏に振られているかもしれない』と仮定して装備を調えて望むのは、確かに行き過ぎかもしれない。


「……そうだな。ココノの言う通りだ。確かには今のやりとりはお世話になった人へする態度じゃなかったな」

『ごめんね、ココノちゃん』

「いいえ、分かってくださればいいのです。天神様は全てを許してくださいますから」


 ココノは指で五芒星をきり胸の前で手を握り締める。


 オレ達は気を取り直して、冒険者斡旋組合(ギルド)へと歩き出した。


 そうだよ。

 オレ達が冒険者斡旋組合(ギルド)へ行くタイミングで彼氏と別れているなんて、そんな天文学的確率起きるはずないじゃないか!



 ――そう信じていた時期が、オレにもありました。




 冒険者斡旋組合(ギルド)の建物内に入り、いつものように木札を受け取る。

 番号を呼ばれて席へ着くと、いつもの受付嬢さんが応対してくれた。


 全身から闇より黒いオーラらしきものを放ちながらだ。


 昨日は全身からピンクのハートを飛ばしていたのに、1日で一転して禍津神のようにやさぐれていた。


 彼女は聞いてもいないのに、1人語り出す。


「昨日、仕事ガ終ワッテ待チ合ワセノ場所ヘ行ッタンデス。デモ、彼ガイツマデ経ッテモコナクテ……気付イタラ朝ニナッテマシタ」


 朝って、どんだけ待ってたんだよ。


「心配ニナッテソノママ彼ノ家ニ行ッタラ、友達ノオ姉サント会ッテ。彼女カラ手紙ヲ渡サレマシタ。ソコニハ私宛ニ謝罪ト事情ガ書イテアッタンデスヨ。元々、親同士ノ仲ガ悪クテ、友達ガ私ニ紹介スルコトデ彼ト結婚スル未練ヲ断チ切ロウトシテイタラシクテ。デモ、彼ガ結局、友達ヲ諦メ切レナクテ駆ケ落チシタラシイデス」


 受付嬢さんが握り締めていた羽ペンが折れる。

 背後に立っているクリス&ココノが彼女の黒いオーラに怯えて互いに抱き合って震えあがった。


「『誰も私達を知らない土地で幸せになります』ト手紙ニハ書カレテアリマシタ。フフフフフフフフフ――初彼氏デ、初婚約シテ、彼ト初メテノ夜ヲ体験スル筈ダッタノニ。彼ガ私ノ運命ノ相手ダト思ッテイタノニ……ッ。私ノ乙女心ヲ弄ンダ彼女達ニ幸セナド訪レマセンヨ。イエ、訪レサセマセン」


 受付嬢さんは血文字のように赤いインクで書かれたクエスト表を差し出してくる。

 そこには『彼と友人を生け捕りにして、自分の前に連れてこい』というクエスト内容が書かれてあった。


 駆け落ちした2人の確保依頼を受付嬢さんが個人依頼したクエストだ。

 受けたら呪われそうなクエストだな……。


「是非、受ケテ下サイ。報酬ハ私ガ今マデ貯メテキタ全財産デス」

「マジ勘弁してください」


 オレは妻の前だというのに、カウンターに額を擦りつける勢いで辞退した。

 クリス&ココノの安全のため、穏便に断れるなら土下座だってオレは厭わない!

 大体そんなクエスト怖くて受けたくないし、報酬金も重すぎて受け取れないわ!


 しかし、受付嬢さんは諦めず、再三クエストをすすめてくる。

 オレはひたすら頭を下げ、断り続けた。

 約30分ほどの押し問答の後、オレ達は無事受付嬢さんから解放された。


 そして、ちょうど魔術液体金属を採りに向かった冒険者達が居るので、彼らが戻ってきたらオレが引き取る手続きを無事済ませることが出来た。


 去り際、受付嬢さんはクリス&ココノをガン見して、


「憎イ、若サガ憎イ。既婚者ガ憎イ。恋人同士ガ憎イ。運命ノ出会イヲシタ者同士ガ憎イ。幸セナ家庭ガ憎イ――」と心底2人を怖がらせていた。


 結局、クリスとココノが怖がり過ぎたため街を観光せず自宅へと戻ることになった。


 正直、受付嬢さんに関しては、もう誰かこの人をもらってあげろよ――という心境だ。 いっそツテを辿って相手を紹介するべきだろうか?

 オレはつい、自宅で腕を組み受付嬢さんに捧げる人身御供――ごほん、彼女に相応しい相手がいないかと思考をめぐらせた。




▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼




 ――時間を少し遡る。


 リュート達がメイヤを追いかけて竜人大陸へと旅だった数日後、新・純潔乙女騎士団本部に1人の獣人種族の男性が尋ねてきた。


 その姿は二本足で立ち上がった狼のようで、片耳がちぎれているのが特徴の強面だ。

 さらに右目を黒い眼帯でおおい、鋭い牙が並んだ口で目的の人物達の名前を告げる。


「すまないが、ここにリュートとクリスお嬢様が居ると聞いて来たのだが……」


 魔術師Bプラス級、獣人種族、狼族、ギギはグラウンドで訓練をしていた少女達にそう声をかけた。




ここまで読んでくださってありがとうございます!

感想、誤字脱字、ご意見なんでも大歓迎です!

明明後日、10月29日、21時更新予定です!


と、いうわけで12月20日に軍オタ2巻が発売決定しました!

冒頭から書き下ろしで、新規シナリオも1巻同様多数書かせて頂きました!

まだまだ時間がありますが、発売日には是非お手に取って頂けると嬉しいです!


また軍オタ1巻、引き続き発売中です。

まだの方は是非、よろしくお願いします!

(なろう特典SS、購入特典SSは18日の活動報告をご参照下さい)

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