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第2章
第47話 永遠の肉体
『【Dirty Vampire(汚れたバンパイア)に成り下がったゴッド・グリーン・レストレンジ伯爵】

450年も前に生きていたバンパイアが今も生きているはずは無い。
いや、そんなことはありえない。
しかし、伯爵の生存を証明する証言が確かにあったのだ。
ビーブラート市のとある飲食店で働くモナ・ガボットさん(23)は今年の11月に伯爵と話したと証言する。』


「嘘っぽくないか?」
「いいから」

半信半疑の稜哉は次のページに視線を送った。


『【モナ・ガボットさん、語る】

「あの日は確か、11月29日だと思いますわ。
知人のお誕生日でしたから。
(わたくし)、いつもみたいにお客さんにレインボービールを運んでおりましたの。
そしたらお店に入ってきた男の人が(わたくし)に空いている席はありますか、とお尋ねになったので、(わたくし)、お店の奥のほうのお席にご案内したんですの。
そのとき、その方のお顔を見たのですけど、驚きましたわ。
だって(わたくし)の持っているゴッド・グリーン・レストレンジ伯爵の肖像画と――代々伝わってきた肖像画なのですが――同じだったんですもの。
ええ、肖像画と全く同じでしたわ。
肖像画よりもお年をとっているようには見えませんでした。
(本当に伯爵だったか、という質問に)
本当ですわ。
だって(わたくし)、確かめたんですのよ。
「失礼ですが、ゴッド・グリーン・レストレンジ伯爵ですか?」って。
そしたらニッコリ笑って「はいそうですよ」とお答えになったんですよ。
違う人ならどうして伯爵のフリなんかするんです?」


ガボットさんの会ったその男の人はどうやら"本物"の伯爵らしい。
だとすると伯爵はどうやって450年間生き長らえていたのか。
またあのときに暗殺されたのは伯爵ではなかったのか。
専門家に意見を聞いてみた。


【不死身のからだ?】

グロッセリー大学のバンパイア生物科学科のジョーダン・ハワード助教授はバンパイアが450年生きられる方法について話してくれた。


「通常のバンパイアは――というより、普通、バンパイアは自然に暮らしていて450年生きることは不可能です。今のところ。
心臓の寿命がもともと、もって90年ですから。
ですから史上最年長者のグラビール・ハリス氏はすごいと思います。」


それではやはり450年間生きることは無理なのだろうか。


「無理ではありません。
考えられる方法は1つだけあります。
ただ、これは絶対にやってはいけない、恐ろしい手段です。」


一体、どんな手段なのだろう?


「一生、死なない肉体を手に入れるんです。
つまり、不死身になるんです。」』
(*´ω`)ノ<明日も休まず更新です
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