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第2章
第36話 亀裂……?
翌日、クラスでは稜哉の狂乱話で持ちきりだった。
登校するなり、

「稜哉、昨日、裸で走ってたって本当か?」
「ロランに襲われたの?」
「ボディビル部に入りませんか?」
「もう!!放っておいてくれよ!!」

稜哉はそう叫ぶなり、ズカズカと自分の机に向かうと、どさっと荷物を置いた。

「気にしちゃダメよ、稜君」

振り返ると、リリーとジャスティンだった。

「やぁ、リリー、ジャスティン。おはよう」

稜哉は疲れた声を出した。

「たぶん今日1日で消えるわ。これでも食べて元気になって」

リリーはピンクの飴を差し出す。

「ありがとう」
「ところでロランは?まだ部屋に?」
「知るもんか、あんなヤツ」

稜哉はつい棘のある言い方をする。

朝、起きたときからロランはいなかった。
テーブルの上に軽い朝食と謝罪のメモが残っていたくらいで。

「どうせ授業ギリギリのところで来るんだろーさ」



けれどもロランは2時間目が終わっても来なかった。

「ねぇ、ロランどうしたんだろ。今まで授業を休むなんてこと、無かったのに」

リリーが心配そうにロランの席を見る。

「さぁーね。ま、後で来るんじゃないの?それよりこれから昼休みだろ?」
「うん」
「2人とも、ご飯、食べに行かない?」
「あ、あたしは用事があるから、先に2人で行ってて。後から行くから」

リリーはそう言うと、妙にニヤニヤしてジャスティンに

「Good luck」

と耳打ちすると、風のようにいなくなった。

「どこで食べる?またメルヘン行く?」

稜哉は2人の間に流れた一瞬の沈黙を消したかった。

「うーん、メルヘンは昨日行ったばかりだからなぁ。私の部屋に来る?ピラフがあるから。」

ジャスティンはほんのり頬を朱に染めて言った。

「いいの?」

そっと肯くジャスティンに稜哉はありがとうと礼を言い、2人で教室を出た。

「よし。まずは第1段階成功ね」

そんな2人を物陰から見ていたリリーは小さくガッツポーズをする。

「あたしは悪いけどメルヘンに行きますよ。オムライスが絶品なんだから」

ちょっと恋愛させてみます
あ゛ー、書いてる作者がにやけてくるー(泣)
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