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第2章
第35話 恐怖感のフラッシュバック
それから何がおきたか、稜哉は自分でもよく覚えていない。
気がついたときは、裸でベッドに寝ていた。

(何で僕は裸なんだ……?)

ハート柄のアコーディオンカーテンの向こうで話し声がする。

(あの声はリリー?何でここに?)

稜哉は立ち上がると声のするほうに向かっていった。

「あ、稜君。気がついたのね」

そこにはリリー、ジャスティン、ロランがいて、なぜかロランは頭に氷枕を当てている。

「あれっ?何で2人ともここに?」
「だって、稜君がいきなり入ってきたんだもの。」

リリーがふくれっ面で答えた。

「いきなり入ってきたって?」
「えー、覚えていないの?稜君、いきなり私たちの部屋に叫びながら飛び込んできたのよ。しかも全裸で。そして部屋に入ったとたんバッタリ。ジャスティンはそれみて気絶するし、何かと思ってこっちに来てみれば、ロランは稜君に殴られたって言って風呂場で倒れているし、ほんっとに驚いたんだから。」

稜哉はリリーの言葉に耳を疑った。

(僕が全裸でリリーの部屋に?ということは……。)

「もちろんほかの部屋の人たちも驚いたでしょうね。少なくともあたしたちの部屋の周りはみんなドアから顔を出して何事かって見ていたもの。『レストレンジ君は転入初日に気でも狂ったか』って。」

「……!」

稜哉は口から言葉が出てこなかった。
と同時にさっきの事件がフラッシュバックする。

「……ぅうわぁああぁっ!!」

稜哉の口から叫び声が漏れた。

「ちょっと、落ちついて。」

リリーがなだめる。

「ぼ、ぼ、ぼ、僕は本当にびっくりしたんだ。と、と、突然、ロロ、ロランが……」
「稜哉君かわいそ。初日に相当のショックを植えつけられちゃったみたいね。誰かさんのせいで。」

ジャスティンがロランをみやった。

「ちょっとやりすぎちゃったかな」

エヘヘと舌を出して笑うロランの頬にリリーの平手打ちがパシッとはいった。

「ジャスティーン」

涙目になったロランにジャスティンは「自業自得よ」と言わんばかりに見てみぬふりだった。



リリーとジャスティンが稜哉たちの部屋を出たのは夜中の2時過ぎだった。
稜哉がやっと寝つけたのだ。

「ちょっとロラン。この借りは100倍にして返してよね。」

玄関でリリーが言った。

「はいはい。」
「稜哉君にまた何か、手出したら今度は私もただじゃおかないから。」

ジャスティンも強気だ。

「そんなこと言ったって、稜クンの裸見て気絶したくせに。」

ボカッ。

「じゃあね、よい夢を」

ジャスティンのパンチを置き土産に、305号室にやっと静かな夜が訪れた――。
今年中に(できれば10月くらいまでに)隠れ里を完結させる決意を今日、しました。
(来年に縺れ込むと受験で絶対完結できないので……。)

コンパクトに、かつ面白く、そして深く、この3つをモットーに話を進めていこうと思います。

次回更新日は月曜日あさってです
(今日明日、必死で読書感想文を終えるので……。しかも課題図書が人間失格って……。)
ではまた月曜日に隠れ里でお会いしましょうww

どうぞこれからも応援よろしくお願いしますm
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