「隠れ里・豆知識その16」
リリー・ツェルニー:
・ドイツ人
・身長160cm
・気が強くやや少年っぽい
・フェンシング部に所属で毎回大会では優勝
・お父さんがVSOの情報部少佐
(仕事内容は極秘らしい……。)
今回は白鳥座についての説明がちょっと長いですが書いてあることについては事実でこの説明部分だけはノンフィクションです!!
「2月3日の誕生星、クシー・ギュニーははくちょう座ξ星に含まれる星で星言葉は"クールな論理的思考"です」
頭上で光る8つの明るい星が金色の線で結ばれた。
そして青い光が白鳥座の形を描いていく。
「白鳥座の白鳥は大神ゼウスの化身した姿で、クシー星は白鳥の足を書き出す星です。白鳥座は天の川を南に向かって舞い降りる、白鳥の姿を表現しています。白鳥座の星座物語を説明します。"星座早見本"の29ページを開いて」
机の上が明るくなったかと思うとシャープペンシルほどの大きさの蛍光灯が点灯した。
稜哉はその光を頼りに本を開いた。
「あるときスパルタ王の妻レーダーの美しさに心を奪われ、泉で水浴びをするレーダーのそばに白鳥の姿で舞い降りました。レーダーはその白鳥をまさかゼウスだとは知らず、抱きしめます。後にレーダは2つの卵を産み、1つの卵からは双子のカストルとポルックスが、もう1つの卵からは美女ヘレネとクリュタイムネストラが生まれたのです。」
稜哉は今やベッドのように平らになった椅子に横たわり、ぼんやりとシュック先生の話を聞いていた。
隠れ里に来てから、ずっと少なからず張り詰めていた緊張の糸がプチンと切れたみたいに、不思議な安定感につつまれていた。
きっとそれは真っ暗闇の中で輝き続ける星の強さと先生の夢見るようなおだやかな口調のせいだろう。
(父さんは本物の白鳥座を見たことがあるのかな……。)
稜哉が小学校に入学して間もない頃、1度だけ大きなプラネタリウムに連れて行ってもらったことがあった。
―― ―― ――
「稜、あれが北極星だよ。北極星はね、ほとんど動かないんだ。」
「どうして動かないの?」
「それはね、北極星が"地軸"って言う線上にあるからなんだ。もっと大きくなったら勉強するよ。」
―― ―― ――
(地軸って一体なんだろう……。)
パッ
急に目の前――いや室内が明るくなり、稜哉は我に返った。
あわてて前を向くと、シュック先生が前列にプリントを配っている。
「次の授業までの課題です。レポート用紙に白鳥座かクシー・ギュニーについてまとめてくること。以上。」
前から回っていたプリントには
『レポートNo.15 テーマ:白鳥座及びクシー・ギュニーについて
このプリントをレポート用紙の表紙にすること。
またレポートは30Lineのもので4枚以上書くこと。
4枚未満は受け付けない』
としっかり書かれている。
キーンコーンカーンコーン……。
まだ夜空と今をさまよう稜哉は遠くでチャイムが鳴るのを聞いた。
【参考文献】
・Cielo Stellato 88星座完全ガイド
http://www.toxsoft.com/stella/
・占い★エンジェルBlog
・誕生日星
白鳥座については上記サイトを参考にさせていただきました。
ほんとうにありがとうございました。
Twitterブログパーツ
カテゴリ別オンライン小説ランキング
+注意+
・特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
・特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)
・作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。