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今日は大奮発の約1900文字!!

「隠れ里・豆知識その15」
ロラン・アルベール:
・フランス人、身長170cm
・5歳くらいからずっとおばあちゃんに育てられてきた
・得意科目は星学
・外見美少女でも実は男(やや同性愛者???)
・少女趣味でかわいいものが大好き
・趣味は香水集め
・Aクラストップ並みの秀才だがお金がなくてCクラス
・軽音バンドではボーカル担当

第2章
第25話 リリーとジャスティン
宿舎をでて左に行くと、赤レンガ造りの校舎はあった。
自分たちと同じ格好をした生徒が、スーツケースを引きずりながらぞろぞろと校舎に入っていくのを稜哉は見ていた。

「星学はプラネタリウムでやるからこっちだよ。」

ロランの言葉に稜哉はビックリする。

「プラネタリウム!?学校にそんなものがあるの?」
「ここのプラネタリウムはね、里の中でも1.2を争うくらいのところで、大きいし、高性能な機械がたくさんあるんだ。設備は最高だよ。」

校舎にはいり、まるで国会のような赤い絨毯の敷かれた廊下を歩くこと約5分。

「うわぁっ」

扉を開けて中に入ると体育館ほどの広さの空間に机と見るからに座り心地の良さそうな大きないすがズラーっとあった。

「お、ロランじゃねーか」
「やぁクリス。おはよ」
「おはよう。隣の子は?」
「この子は今日からの転入生の稜クンだよ。ボクと同じ部屋に住んでるの。稜クン、こっちはクリス・ブラックモア」
「あ、どうも。稜哉・レストレンジ。よろしく。」
「レストレンジってあのジョンやオリバーの兄弟かい?」
「んー、正確には従兄弟かな。」
「奴らに従兄弟がいたんだ。こりゃびっくり。ジョンやオリバーとは部活で一緒なんだ。あ、俺も稜たちと同じ階に住んでるからよろしくな。」
「そうなの?何号室?」
「302.ところで」

クリスは隣のロランをチラッと見やると聞こえよがしに稜哉に言った。

「気をつけろよ。ロランは稜みたいな男子がタイプなんだ。襲われるなよ。」
「え!?」

稜哉は顔を真っ赤にしてロランをみる。

「うふふ。今日はまだ襲ったりしないから安心して。」

今日は(・・・)って……。
稜哉は絶句した。


「ロラン・アルベール!!おのれはまたそんな格好してんのかー!!」

一瞬の沈黙を見事に破ったあげく、その声の主は突如稜哉の隣に現れた。
そしてその後ろからおとなしそうに女の子が1人ついてきた。

「やあ、リリー。ジャスティンも。」
「あんたはまた今日もばっちり女顔?」
「まぁそうかっかしないで。稜クン、この子はリリー・ツェルニー。それでこっちがジャスティン・トーヴィー。」

リリーといわれた女の子は金髪のストレートをポニーテールで結んでいた。
見た感じでは美人だったがいかにも気の強そうな雰囲気があった。
ジャスティンは赤紫色のゆるくカーブがかった髪をゆったりと下ろした、おしとやかそうな子だった。

「はじめまして。リリー・ツェルニーよ。よろしくね。」

リリーはさっきとはうってかわってとても人懐こい笑みを浮かべて挨拶をする。

「ジャスティン・トーヴィーです。ロランとバンドを一緒に組んでいるの。仲良くしてね。」

ジャスティンははにかみ屋らしく、頬をピンクに染めた。

「ボクたち、一緒の部屋に住んでいるんだ。」
「一緒!?」
「ねぇ、ロラン、まさかもう彼に手出したんじゃないでしょうね?」

リリーはきっとロランを見る。

「まさか。今朝来たばかりだもの。」

ロランは楽しげに答える。

「レストレンジ君、ロランには気をつけるのよ。油断すると一緒にオカマにされるわよ。」
「おかまってひどいなぁリリーは。お化粧の醍醐味が君にはわからないのかなぁ。ちょっとジャスティンなんか言ってくれよ。」

ジャスティンはくすくす笑うと

「それじゃあね。」

と言って行ってしまった。

「あ、あたしまだ予習してなかったんだ。じゃ、また後でね、レストレンジ君」

リリーもそういうと稜哉に笑いかけ(ロランにはすごい視線を送り)席に戻っていった。

「リリーはね、お父さんがVSOの情報部少佐で小さいときからずっとお父さん1人に育てられたんだって。だから気が強いところがあるんだけど、根は優しいいい子なんだよ。」

ロランはりリーの後姿を見ながら言った。

「VSOって?」
「Vampire's Safety Organizationって言って、つまりバンパイア安全保障機構」
「へぇー。お母さんはいないの?」
「リリーが2歳か3歳のときに出て行っちゃったらしいよ。それ以来お父さんが育ててきたんだって。彼女、フェンシング部だし、毎回優勝するくらいの強さだからなおさらね。」

(毎回優勝!?すごっ!)

「ジャスティンはバンドで一緒なの?」
「そうなの。ドラムを彼女はやっているんだ。あの子、すごくはにかみ屋のおとなしい子に見えるでしょ。」
「ちがうの?」
「ドラムを前にすると彼女は人格が変わる。そのときだけはリリーに負けないくらいの気の強さだもの。」

思わず稜哉はジャスティンをみた。
いすに座って静かに本を読む彼女がリリーのようになったらどうなるんだろう?
稜哉には想像ができなかった。
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