「隠れ里・豆知識その14」
食堂メルヘン:
セルフサービスのバイキング形式。
いくら食べても1ニージ(1500円)
オススメはレバニラ
チョコレートケーキは「隠れ里ケーキ大会2009」で大賞受賞!!
「稜は大丈夫だったか?」
オリバーが戻ってきたジョンに聞いた。
「全然OK」
「そっか」
「稜が終わるまで私たちはメルヘンにいましょうか。」
ジェーンおばさんの提案で5人はポーグラントの食堂、メルヘンに行った。
「いらっしゃいませ、5名様ご案内でーす」
ガラスのドアがスーと開くと明るい店内が5人を取り巻いた。
「あらっ。双子のレストレンジ君にハンナちゃんじゃない。」
白いフリルのエプロンをつけたウェイトレス、クララが話しかけた。
「おっ、クララちゃんじゃん。元気?」
「元気よ。3人とも元気そうで。あら、レストレンジさん、こんにちは。今日はご家族で?」
「そうなのよ。この子達の従兄弟がいまクラス分けテストを受けているんだけどね。来週からここに通うのよ。」
「従兄弟さんがいらっしゃったの。」
「オリバーたちと同い年の男の子なのよ。」
ハンナが言った。
「じゃあ、ぜひ今度はその子も一緒に来てくださいね。」
「俺、なんか飲み物欲しいんだけどいい?」
ジョンがメニューを見ながら言った。
「そうね、クララさん。オーダーをお願いしても?」
「もちろんです、レストレンジさん。何になさいます?」
「ジョンと俺はメロンソーダを。ハンナは?」
「私はオレンジジュース」
「じゃ、私とアーサーはコーヒーを」
「かしこまりました。ほかにご注文はございますか?本日はイチゴのケーキがオススメですが。」
ハンナがイチゴのケーキに反応したけれど、結局ドリンクだけの注文をした。
「イチゴケーキ……」
「ハンナ、それは今度になさい。」
「ケーキ好きのハンナ」
ジョンが言う。
「でもここのケーキは美味しいよ。チョコレートケーキなんかケーキ大賞を取っているし。」
オリバーが入口の壁にかかっているポスターを見る。
『当店、メルヘンのチョコレートケーキが隠れ里ケーキ大会2009で大賞受賞!!
舌触りのよいチョコ生クリームと……。』
「これを飲んだら行こうか」
アーサーおじさんが言った。
「そうね」
「さあて、稜はどうかな?」
一方稜哉は――。
「残り時間5分です。」
「くそっ。あと5分しかないのに」
今までの25分で解いた問題はたったの2問。
残り18問。
「ヤバイ。さっぱり分からない!もう勘で行くかな……。」
「あと3分です」
その言葉を合図に、猛烈な勢いで画面の答えにヤマカンでマークをつけていくのだった。
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