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隠れ里:豆知識その13
ポーグラントにある部活、同好会

(運動部)バスケ部、テニス部、Jazzダンス部、水泳部、フェンシング部
(文化部)オーケストラ部、ギター部、合唱部、家政部、バックギャモン部、オセロ部、
(同好会)ファッション同好会、トランプ同好会、森林浴同好会、ワンダーフォーゲル同好会
第1章
第13話 赤い靴ひもと父さん
「あんまりこっちと変わらないね。」

ジョンがもらした。
改札をでて外に出た彼らを、秋晴れの空が包み込む。

相変わらずだ。

稜哉は思った。
人の多さ、ずっしりと構えるデパート、高級そうな洋服や、何もかも、変わってはいない。

「お家を先にする?それとも学校?」
「あー、家に」

きっと父さんはいないだろうな。

「パパ、俺らはこの辺うろついているから。」

ジョンとオリバーはそういい残して消えていく。

「私たちもこのあたりにいますよ。」

ジェーンおばさんが笑いかけた。

駅から20分弱歩いた住宅街に稜哉のマンションはあった。

「……ただいま。」

案の定、家は真っ暗で人の気配はしなかった。

「……。」

僕の住んでいた様子がまるでない。

『君の住んでいた形跡はすべからく消した』というアーサーおじさんの言葉を思い出す。

本当に無くなっちゃったんだ。

稜哉の部屋だったところは本棚がぎっしりとあり、書斎のようになっていた。
彼の使っていた机もベッドもタンスも、靴下の片方さえそこにはなかった。

「はぁ……。」

ある程度の覚悟はしていたつもりでも、やっぱり悲しかった。
来なければよかった。

「あの、帰ります……。」
「そうか。」

稜哉はアーサーおじさんに続いて靴をはいた。
そのとき、赤い靴ひものスニーカーが目に入った。

「あっ。」

父さんが自分で靴ひもだけ買ってきて付け替えたスニーカーだ。

――                  ――                 ――

「こんな真っ赤なのを買ってきたの?」
「え?変かなぁ。」
「変って言うか、うん、変。」
「じゃあ、今度稜が選んでよ。」
「は?ヤダよ。めんどくせー。」
「ははははは。」

――                  ――                 ――

「赤が似合うよ。」
「えっ?」
「いや、なんでもないです。」

振り返ったアーサーおじさんに稜哉はそう言い笑いかけた。

「いきましょう。」

僕の思い出の中に父さんと過ごした日々はあるんだ。
長らくお待たせしました。
受験勉強の合間にチョコチョコとかいてやっと今15話まで書けました。
ふはぁー。
私も受験勉強放り出して隠れ里行きたいですわー(笑)
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