「隠れ里・豆知識その10」
お金の単位:
ゼラ(zera)1ゼラ≒5円
デリー(derry)1デリー≒100円
ニージ(neege)1ニージ≒1500円
スペクター(spector)1スペクター≒10000円
第9話で稜哉は20デリーかけていたけれどつまりだいたい2000円かけてたってことなんですね(BY 作者)
Timishora駅から発車した汽車、"Green"に乗った稜哉は興奮していた。
もうすぐ東京に帰れるんだ――。
みんなに会える。
汽車は稜哉が今まで乗った新幹線のどれよりも速い速度だった。
「途中で止まったりしないの?」
「この汽車はTokyo駅以外にはとまらない。いわゆる"急行"さ。」
森を抜け、田畑を抜け、トンネルを抜け、淡々と走り続けている。
「ママ、どれくらいかかるの?」
「30分くらいよ、ハンナ。」
ジョンとオリバーは稜哉の隣で東京に着いたら何をするか話していた。
「道行くおっさんたちの髪、引っ張ってみないか?ほら、人間は"カツラ"とかいうのしているんだろ?引っ張ったとたんズルッだったりして。」
「バカを言うんじゃありません!!」
ピシャッ。
間髪入れないジェーンおばさんの平手打ちがみごとにオリバーの頬にヒットし、彼らはその後黙りこくってしまった。
ピーンポーンパーンポーン。
『まもなく、終点、Tokyoです。お忘れ物のございませんよう、ご注意ください。今日も特急"Green"をご利用くださりありがとうございました。』
それから5分後――。
「ここが東京?」
稜哉は思わずつぶやく。
レンガで造られたプラットホームに彼らはいた。
「さあ乗換えだよ。」
茶色い切符を握り締め、あたりをキョロキョロしながら稜哉は一行についていく。
あたり一面、赤茶色で敷き詰められたその場所は不思議な雰囲気をかもし出していた。
「α線はどこだ?」
「α線?そんなホーム、ないと思いますけど。」
「稜、私たちは人間と同じ列車には乗らないんだよ。バンパイア専用の列車がちゃんとあるんだ。」
「はぁ。」
僕は今まで何度も東京駅には来たはずなのに。
知っているはずの場所なのに、全く言ったことのない異世界にいるような心細さ。
1人じゃないとはいえ、不安感は拭いきれなかった。
「さぁ、急ぐよ。発車してしまう。」
階段を駆け上がって駆け込み乗車した列車も汽車で煙突から灰色の煙をチラチラと出している。
「東京に汽車なんか走って平気なの?」
「稜、この汽車は人間には見えていないのよ。線路だって見えていない。」
ジェーンおばさんが笑いかける。
『次は新宿。お降りの際は足元にご注意ください。』
「稜のお家は駅から20分のところだよね?」
「はい。そうです。」
「OK」
徐々に汽車はスピードを落とし、こげ茶色につつまれるプラットホームに停車した。
「降りるよ。」
さすが新宿。
バンパイア専用のホームだとはいえ人がごった返している。
稜哉はアーサーおじさんたちを見失わないようにひょこひょこ後をついていき、改札を抜けた。
作者にとって忌々しい中間試験とやらが今日でついに終わりました!!
ということで再び連載開始です★
どうぞよろしくお願いしますね。
作者のブログ、「Free Time」にて"レストレンジ家周辺MAP"を公開中!!
アクセスっっ
http://ameblo.jp/yui-06-12/entry-10376097858.html
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