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修正点のご指摘ありがとうございます。確かにタマにも敬語は使っていませんでしたね。あと、もうひとつのハヤテのタメ口に関するご指摘ですが、僕は、ハヤテはタマが自分より格下だと思っていると思うから生意気な言い方なんだと思っていますので、その件についてはご勘弁を…。 この話をみて、もう見ない方のために、次の話でも同じ冒頭にしますので、同じでも気にしないでください。
第6話:初デート(前編)
土曜日。昨日はあいにくの天気だったが、今日は快晴だ。葉に付いた雨粒に光が差し込んで、外がとてもきれいに見える。湿気もだいぶ薄れてきて、まさにお出かけ日和と言うべきか。ハヤテは午前中に仕事を終わらせるために、いつもより張り切っていた。今日の午後からヒナギクと初めてのデートをすることになっているからだ。そのために午前中に仕事を終わらせるのだ。

「あ、ハヤテ君、このくらいでいいですよ」

「え?でもまだ…」

「ハヤテ君はナギのゲームの相手をしてあげてください。昼からはハヤテ君、屋敷にいないんですから、ナギのためにも」

「分かりました。では!」

「ああ、ハヤテ君」

「はい?」

「いろいろお金を使うでしょうから、これ、使ってください」

「え?……ええっ!?これ…10万円ですよ!」

「これで大丈夫ですか?」

「いやいや、十分すぎますって!」

「とか言いながら以前100万円を1日で無くしちゃったじゃないですか」

「うっ…」

そう、
「おまえンち」辺りの話である。漫画を見ていなくても、第2期でも放送された話。

「というわけで、ある程度多めに持って行ってください」

「は、はあ…分かりました」

遠回しに信用されてないと言われているような気がして、少し凹んだハヤテ。そして、ナギの所へ。

「おおハヤテ、空いたのか?」

「ええ、ゲームをするんでしたら、お付き合いしますよ」

「なっ……!」

ナギは顔が真っ赤になる。ゲームに『付き合う』という言葉を誤って解釈したに違いない。

「あの…お嬢様?」

「あ、いや、何でもないぞ!さあ、ゲームで対戦するぞ、ハヤテ!」

「はい!」

そう言って取り出したのは…

「あの…このダンスゲーム、どこかで見たことのあるような…」

「ああ、作者がこれしか思い付かんかったらしいからな」

ダンスゲームと聞いてピンと来た人は大分ハヤテのゲームをやりこんでいる人かもしれない。これは、ハヤテのごとく!ボクがロミオで…(略)の咲夜バージョンで登場したものと同じである。ちなみに
「咲夜」というのは本名・愛沢咲夜。一言で言えばお笑い好きのナギの幼馴染みである。

「ていうか、作者さんはどんだけボク(略)をやったんですかね?」

「まあ聞いてやるな、ハヤテ。ちなみにこの話は全く資料なしで書いているそうだぞ(本当です。全部の話がそうです)」

「ちょっとのめり込みすぎでしょう」

「まあ私達としてはよいことではないか?」

「…もうこの話はやめたほうが良さそうですね」

はい、やめてください。これ以上されたらナレーターしにくいです。

というわけで、ハヤテ達は昼までゲームを楽しんだ。そして、昼食を済ませ、ハヤテは私服に着替えた。

「ほお、なかなか似合うではないか!」

「ありがとうございます、お嬢様」

すでに浮かれているハヤテ。頭の中は、こんなことやあんなことをしたり…と、妄想しっぱなしだ。決してやらしい意味で捉えないように!

さて、この辺りで場面を移してヒナギクは…ハヤテと同じく張り切っていた。少しでも見た目がよく見えるように、いろいろなことをしている。ベッドにもクローゼットから出してきたであろう服が何着かある。

それを見て、ヒナギクの義母がクスクス笑っているのは誰も知らないことである。

「ヒナも青春ね…」

ヒナギクがいる部屋のドアをそっと気付かれないように閉めてからそう言う。ちなみに義母がヒナギクのことを呼び捨てにしているが、あくまでこっちのほうが親子っぽく見えるだろうからということでこうなっただけで、間違いではない。

「うーん…やっぱり最初は大切よね。『あ、ハヤテ君、本当に私のために仕事を終わらせて来てくれたのね…、嬉しい!』うーん…会った直後に言うことじゃないかな…?」

「ヒナ、入るわよ」

「あ、うん」

改めてドアが開き、ヒナギクの義母が入る。

「やっぱり綾崎君とのデートのときのこと?」

「…うん、なんかいい言葉が見つからなくて…。今までこんなことなかったのに」

「ヒナはいつも通りの自分を綾崎君に見せればいいのよ。綾崎君ならきっと受け止めてくれるから」

「お義母さん…」

「変に作った自分を出すよりも、そのほうが気持ちにゆとりが持てるでしょ?」

「そうね。分かったわ、今日は素の自分で行く!」

そして、集合場所に偶然にも同時に到着。

「あ、ヒナギクさん。早いですね」

「ハヤテ君こそ早いじゃない!」

「いやあ、今日がずっと楽しみでしたから」

「…私も!」

嬉しさとわずかな羞恥心で顔を赤らめる。

「今日の行き先ですけど、どこにしますか?」

「どこにしようか…?あ、遊園地はどう?」

「遊園地ですか?分かりました!」

「あ、ハヤテ君、お金危ないでしょ?私出すわよ」

「いえ、マリアさんからもらいましたから、大丈夫ですよ。ですから、出させてください。じゃないと、事情はどうあれ、周りから変な目で見られるかもしれませんから」

「あ…そっか…。じゃあお願いしようかしら」

「はい!」

もちろん交通費も全てハヤテの負担で行った。鉄道も使ったが、往復切符を買ったので、万が一お金がなくなっても大丈夫である。

「あ、見えましたよ!」

「わあ〜!すごいわね!」

「そうですね…!」

噂にはすごいと聞いていたが、あまりの大規模さに目を奪われた2人であった。そして、電車が駅に着き、駅を出たところ。
遊園地は目の前に見える。

「さあ…行きましょうか!」

「…うん!」

ハヤテは昨日のヒナギクを見て、こういうのをすれば喜んでもらえるだろうと思い、ヒナギクに手をさしのべる。こんな言い方になったが、ハヤテはするタイミングが分からなかっただけで、したくなかったわけではないので、誤解しないように。ヒナギクにも予想通り喜んでもらえて、嬉しい気持ちと安心感を得た。

そして遊園地に着き、入場料を支払う。マリアがハヤテに渡したお金とはいえ、ヒナギクにはいつもよりハヤテが頼もしく見えた。

「さて、早速ですけど、どれに乗りますか?」

まあヒナギクの最初に乗るものは決まっている。

「じゃあ…メリーゴーランドが…いい」

子どもっぽいと思われてはいないかと思い、ハヤテの顔を見れないヒナギク。

「あ、これ、2人乗りみたいですよ」

「え?そうなの?」

「よかったら待ち時間ありませんし、…一緒に乗りませんか?」

ヒナギクにとってはまさかの展開だ。少し思っていた不安のようなものが一気に吹き飛んだ。もちろん答えは

「うん!」

YESしかない。それからの数分間…それは2人にとって
(今までこの時を待っていたんだ)
と思わせるほどに幸せな一時となった。ヒナギクはお気に入りの乗り物に好きな人といられる喜び、ハヤテはもちろんメリーゴーランドも楽しかったが、それ以上にヒナギクの嬉しそうな顔を見られたということのほうが大きかった。終了を告げられた時、2人は今まで見せたことのない程の笑顔を見せていた。

「あ〜、楽しかった!」

「最後にまた乗りに来ましょうよ!」

「え?いいの?」

「もちろんですよ!」

ハヤテが珍しく興奮している。よほど乗りたいのだろう。

「そうね、また行こっか!」

もはやハヤテは今は執事としてのハヤテではなく、普通の男の子として楽しんでいた。こんな自分がいたとは、自分でも思ってもみなかった。

「じゃあ次は何に乗ろうか?……あっ…!」

「……!今、ハヤテ君、敬語を使ってなかったよね…?」

「ああ、ちょっと熱中しすぎちゃいました…!」

「ハヤテ君…敬語…やめてみない?」

「……うん…分かった……」

照れながら、でも敬語を使わずに話すハヤテ。

「………」

ヒナギクの視界が段々とぼやけてくる。決して意識がおかしくなっているわけではなく、涙だ。

(ハヤテ君、私に敬語を使わずに話してくれた……それも、ハヤテ君から…)

ハヤテが敬語を使わないときは、漫画でも人を相手にするときは独り言かハヤテの兄ときしかなかった(ただし、1巻で宗谷君達に会った時を除く)。つまり、他人にはよほど心を許した人にしか敬語を使わないのだ。このことはある日偶然咲夜に会ったときに聞いたのだ。

そこまで自分のことを思ってくれていると思ってくれていると思うと、ヒナギクとしてはたまらなく嬉しかったのだろう。

「ね、ねえ、ちょっと、ヒナギクさん…?」

さすがに名前を呼び捨てにするのは抵抗があるようだ。

「……さあ、次に乗りましょう!」

ヒナギクは涙を拭い、またハヤテと楽しもうと思った。

「じゃあ…何に乗る?」

少しずつ慣れてきたハヤテ。

「じゃあ…思い切って、これにする!」

「…ええっ!?」





ひとまず前半終了。
修正して、正確さは増したでしょうか?


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