friends5:徐々に揺れ動いていく人間関係…
1月下旬。
今は模試も終わり、もうすぐ2月になりそうな時だった。冬休みが懐かしく感じる。俺は、昼休みに潮見にメールした。
(どう、そっちは慣れたかい?)
2、3分ぐらいで返事が返ってきた。
(うん、何とか慣れたよ。てか、こっちにいると安心する…。)
潮見は、別室登校が許可されて始業式からそっちに通いだした。俺は時々、担任から頼まれて彼女の様子をメールで伺う。でも殆ど、彼女の方からメールが来る。俺はシカトせず、彼女からメールが来たら返信する、という感じでやっていた。
月日は過ぎ、2月に入った。俺は風邪をこじらせ、学校を休んでいた。
「あぁ…暇だ。」
と、呟いているとメールが入った。潮見かと思ったが、しかし違った。
(from千駄木 萌:Title:風邪、大丈夫?)
(千駄木?彼女からメール貰うの久しぶりだな…)
そんな事を思いつつも、俺はメールを見た。
(熱、下がったぁ?笑
高萩君が休んだ日の分の授業で書いたノートは、私が見せてあげるから早く良くなってネ!それじゃ、バイ×2!)
(何故俺とあまり親しくないのに彼女はこんなにしてくれるのだろうか)
と、俺は思ったが一応、
(ありがとう…。)
と、打って返信した。
俺はようやく熱が下がり、久しぶりに学校に登校した。福本は相変わらず、イジられキャラだった。俺は少し笑って、横目で成を何となく見た。
しかし、成はいつもの成では無かった。その証拠に、俺を発見すると自ら近付いてきて、
「放課後、話がある。」
と、一方的に俺に話をつけて去っていった。
言われた後、俺の頭の中はクエッションマークで一杯だった。取りあえず、放課後に成が重要な話をしてくるのは解った。
そして、約束の放課後。俺は成に連れられて、学校近くの駄菓子屋に行った。駄菓子屋はテーブルと椅子が設置されていて、良く俺らの学校の生徒の溜り場に利用され続けている。この日は、前もって成が予約してあったのかテーブル席が空いていた。
俺らは、対面に着席した。
成は、一息ついてから口を開いた。
「お前に話がある。………千駄木とお前は、どういう関係なんだ?」
俺は正直、成が何を言っているのかが解らなかった。
「成…一体どうしたんだよ?」
と、俺が言った瞬間…
(バコッ!!)
…俺は、よろけて倒れた。
成は右拳を戻して、肩をきらしていた。
口の中が苦く感じた…。口の端っこから赤い液体が流れた。
「な、成?!」
「最低だな…下衆野郎!!」
成はこの言葉を大声で言って、静かに駄菓子屋から出ていった。
俺は、止血しながら何故、彼は俺を殴ったのかを考える事となってしまった… |