友達の存在...(45/57)縦書き表示RDF


運命の試合当日。藤浦と岩原以外、全員集合していた。
友達の存在...
作:りす君



friends44:険悪なチームナイン。


「おせぇな…藤浦と岩原先輩。」
「…そうだね。」



集合時刻をとっくに過ぎてるのに、藤浦と岩原が現れない。俺と潮見と犀潟は、心配していた。

「済まない!遅くなった。」

向こうから走ってくるのは、岩原を連れた藤浦だった。

「遅いし!」
「いや…済まん。この人を説得すんのに時間が掛ってしまってな。」

無理矢理連れて来させられた岩原は、そっぽを向いている。

「俺は、別に参加するってまだ言ってねぇぜ。」

さすがに、俺もカチンときてしまった。

「何ですか、その態度は?」
「あぁ?やんのか、チビ?」

辺りに険悪なムードが立ち込めたが、間一髪で零園のお陰で免れた。

「御互いに、礼っ!」
「「御願いしますっ!!」」

先行はじゃんけんの結果、俺らが勝って相手チームになった。
各自、グローブやミットを填めてる時に、後輩達が藤浦に質問した。

「先輩、俺達のポジションは決まってるんですか?」
「大丈夫、既に決まってる。」

俺らの打順と守るポジションは、前日に藤浦が決めたらしい。

「ほれ、この通り。」

藤浦から、打順とポジションが書いてある紙を渡された。

(私立芹沢学園高校、メンバー一覧表)

1番、セカンド(二塁):美作 雅臣(みまさか まさおみ)…高1。
2番、レフト(左翼):犀潟 空平(さいかた くうへい)…高2。
3番、サード(三塁):屋代 光太(やしろ こうた)…高1。
4番、ピッチャー(投手):藤浦 成一(ふじうら せいいち)…高2。
5番、キャッチャー(捕手):高萩 荊太郎(たかはぎ けいたろう)…高2。
6番、ファースト(一塁):落合 (おちあい ただし)…高1。
7番、ショート(遊撃):零園 彪岔(れいその ひょうた)…高1。
8番、ライト(右翼):潮見 麻衣(しおみ まい)…高2。
9番、センター(中堅):岩原 克彦(いわはら かつひこ)…高3。

「っ!?」

俺は、メンバー表を見て藤浦に問いつめた。

「おい!俺がキャッチャーってどういう事だよ?!」

藤浦は、頭を掻きながら答えた。

「まぁ…俺の球を受け取れるのはお前しかいねぇからな。」
「はぁ…何なんだよ。」

俺は渋々了承し、キャッチャーポジションについた。

「締まっていこうぜ!」
「おー!!」



…こうして、俺らの学校の存続を掛けた闘いが始まった。












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