友達の存在...(42/57)縦書き表示RDF


いつものように、授業を受けていた高萩達。
だが、今日は違っていた…
友達の存在...
作:りす君



friends41:謎の強襲者達…


5月…ゴールデンウィークに入る前日、ある異変が起きた。
それは、5時間目の英語の時間だった。俺の頭の中は、前日の潮見の言葉がずっと駆け巡っていた。

(ガラガラ…)

いきなり教室のドアが開いて、黒服を着た一人の大柄な男が入ってきた。教室中に、ざわめきが起きた。
男は、英語の教師にアイコンタクトした。英語の教師は、静かに教室を出ていった。
男は、教師が出ていった事を確認するとゆっくりと口を開いた。

「…藤浦 成一、高萩 荊太郎はいるか?」

俺はドキッとした。藤浦も、驚きが隠せなかったようだ。

「…いるのか、いねぇのか?」

ドスの効いた声は、とても怖い。俺は藤浦に目線を送り、藤浦と一緒に手を挙げた。


「お前らが、そうか?」

男は、鼻で笑った。藤浦が舌打ちした。

「お前らに逢いたがっている方がいる。今直ぐ、教室を出ろ。」

俺は、いきなりの事で何が何だか解らなかった。藤浦は、ただ男を睨みつけていた。
ボーッとしていたので、後ろの気配を感じられなかった。俺と藤浦は、あの男と同じような背格好の男達数人によって、(なか)ば強制的に連れ出された。俺らが必死に抵抗しても、男達はビクともしなかった。





















「…俺らをどこに連れて行くんだ?」

俺らは、あの後に外まで連れ出されてアイツらが用意した黒の外国セダン車に乗せられた。勿論、俺らが逃げられないように男二人掛りで腕をつかんでいる。そんな中で、藤浦はムスッとした表情で助手席に座っている男に話し掛けた。

「フッ…生意気な口を叩くな若造。今から、お前らをある方に会わせる。」
「ある方って…誰ですか?」

俺は質問した。

「会えば解る。」

男は、冷たく言い放った。



























数分後、車が停車した。

「ここだ。」

男に言われるままに見てみると、いつしか見た事がある巨大な豪邸が目の前に見えた。

「こ、ここは…」
「…チッ!」

藤浦が小さく舌打ちした。

「さぁ、こっちだ。」

男に付いていくと、かなり立派に造られた玄関に辿り着いた。

(ガチャリ…)
「ようこそ。待ってたよ、二人供。」



中に入った時に声が聴こえ、声の主の方を見た瞬間…俺は驚いて声が出なかった。












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