friends11:次の展開…
2月15日:日曜:天気…晴
俺は、朝の陽射しで目が覚めた。隣を見ると潮見がまだ寝息を立てていた。俺は起こさないように、ベッドから起きて寝室を抜け出した。
俺が居間で荷造りをしていると、潮見が目を擦りながら起きてきた。
「おはよう、麻衣。」
「おはよう、高萩君。」
「昨日は、ホント助かったよ。泊めて頂けてさ。」
「そんな…気にしなくていいよぉ。しょうがなかったんだし…。」
潮見は少し照れていた…。何で照れているのかは解らないが。
「んじゃ、荷造り終わったし…帰るよ。」
と、言って俺が立ち上がった時、潮見は朝食をご馳走すると言った。俺は遠慮したが、潮見はキッチンで勝手に作り出してしまったので仕方なくテーブルに座った。
数分後、俺の前に豪華な食事が現れた。トーストとバターにケチャップの掛ったスクランブルエッグ、サラダに牛乳…まさにホテルの朝食だった。金を徴収しても良いぐらいだ。
「さっ、食べようよ♪」
「じゃあ…いただきます…。」
俺は、何故か不安で恐る恐る口に運んだ。口に運ぶと幸福な瞬間がやってきた。
「う…美味い!」
「そぉ?あたしも腕をあげたかな?♪」
「ありがとう…こんなにしてくれて…。」
俺は、潮見に感謝した。潮見は微笑んでいた。
「いえいえ、どういたしまして。あたしの方こそ…昨日はホントにありがとう…。」
それからというもの、俺は潮見と少し雑談して潮見家を跡にした。
(あぁ…楽しかったなぁ。)
帰り道、俺は染々と感じていた。
(まさか、こんな展開になるとは思わなかったしな。しかし…)
昨日の事だ…。俺はホントに彼女にとって必要な存在なのかと思う…。勝手に潮見へ友情を押し付けたような感じがしてならなかった。そうだとしたら、潮見には申し訳ないと思う…。
その時、ポケットに入っていた携帯が振るえていた。俺は携帯を取り出して見た。
(今、会えない?話したい事があるんだけど…。)
送り主は、中学時の仮ダチ、佐伯 那奈だった…。 |