友達の存在...(1/57)縦書き表示RDF


ここだけの話:この小説の主人公の素性は少し作者を意識してます…
友達の存在...
作:りす君



プロローグ:憂鬱の2学期終業式の日…


親友なんてクソさ。
“友達”という言葉は実にくだらない。
実際、そんなのいなくても生きていけるのさ…


俺の名前は高萩 荊太郎(たかはぎ けいたろう)。高1で身長161cmというでこの低身長ながら、4月から今までの時間を私立の進学校で適当に過ごしていた…

今、俺は憂鬱感で一杯だった。その理由は2学期の中間・期末テストの世界史で連続で赤点を採ってしまい、冬休み返上で補習を受ける事となってしまったからである。どうせ、俺は勉強出来ない奴だし…補習なんて夏休みも受けたし。はぁ…



2学期終業式、俺はいつも“仮ダチ”としてつるんでいる福本(ふくもと)成増(なります)と、校長が話している間中ずっと話していた。
話の内容としては、冬休みをどう過ごすかであった。福本は友達の家に押し掛けるらしい…。全く相手にとっちゃ、とんだ迷惑野郎だ。一方の成増は、成績優秀のために悠々とテニス部に集中するらしい。俺はもちろん…補習だ。

終業式が終わり、教室に戻った俺らに担任から通知表が配られた。
俺の通知表はバリエーションというモンを知らない。ほとんど2か3だ。ただ現代文と物理が4だった…いつも通りさ。


そして、帰りのホームルームが終わり、荷物をまとめて出ようとした時だった…



「ねぇ、高萩君?」



誰かに声を掛けられた。

面倒臭くも一応振り返ってみると…俺は自分の目を疑った。

何故なら、俺に声を掛けたのはクラスの女子の中で男子に結構モテる、千駄木 (せんだぎ もえ)だった。僕は彼女と話した事は一度も無い。

「何、千駄木さん?」
「あのさぁ…、高萩君も…う、受けるの?」
「え?何を?」
「世界史の…補習。」
「あ、それは…受ける。」
「あ〜良かったぁ、私と一緒だね!」
「あ…うん、そ、そうだね…」

俺は、生返事しか出来なかった。

「24日、一緒に頑張ろうね!じゃあねぇ〜。」
「あ…う、うん。それじゃ。」

(確かに噂通りの天然・癒し系だ。これがモテる秘密なのかもしれない。別に、俺には関係ねぇけど。)



俺は、教室を出た。












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