表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

僕の夏の風物詩

 僕は、空が好きだ。

 その中でも夏の空が一番好きだ。

 高い雲。青い空。

 でも一番好きなのは空を飛び交う生き物たちだ。

 僕はその生き物を写真に収めるのが、夏の間の一番の楽しみになっている。


 そんなわけで帰り道の公園にやってきたのだ。

 ここは県内随一の広さの公園で、自然が至る所に残っている。

 僕の被写体となる彼らも、珍しい種類のものがよく見受けられる。

 僕の目標となるのは、そう。パンツだ。


 夏の空を元気に飛び回る彼らを上手く写真に収められた時は、とても嬉しい。

 お、早速一匹のパンツ(やちょう)が飛んできた。

 あの鮮やかな青、間違いない。青いパンツ(カワセミ)だ。

 青い宝石という別名にふさわしい色をしている。是非とも写真に収めなければ。


 あ、珍しい。クマさんパンツ(クマゲラ)がいる。

 初めて見るなぁ、是非とも一枚パシャリ。

 よし、いい感じに撮れた。


 ん、アレは都会によく出る黒のレース(カラス)じゃないか。

 アイツは都会で繁殖して食い散らかす悪い奴だ。

 他のパンツ(トリ)が逃げてしまう。シッシッ、どっかへ行け!


 僕はリュックからパンのクズを取り出す。

 そしてベンチに座って撒く。

 そうすると、ホラ来た来た。お子様パンツ(スズメ)だ。

 珍しい種類も好きだけど、結局僕はこの子たちが一番好きなのかもしれない。

 せっかくなので一枚。パシャリ。


 よーし、いっぱい写真が撮れた。

 フフフ、現像が楽しみだなぁ。

 全部引き延ばして、部屋にいっぱい飾ろうっと。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] ホラーのランキングからとんできました。たまげました。
2014/07/24 16:21 退会済み
管理
[良い点] パンツと書いて野鳥と読む斬新さ [気になる点] なぜこれをホラーにしたし
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ