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初冬の誓い〜寺町連続放火事件
作:Michel


 花村大社の鳥居のそばには、小さな茶屋がある。
 一月も六日、まだ、初詣の人々が途絶えない初冬の日。いかつい顔をした刑事が一人、茶屋の近くで足を止めた。

 川上裕太かわかみゆうた32歳。花村署刑事課捜査第1係。

“また、今日も放火事件の聞きこみかよ。こう、しょっちゅう、通報があると、睡眠も満足にとれやしない”

 すると、茶屋のまわりに山と積みあがった落ち葉と挌闘する一人の老女の姿が目に飛び込んできた。集めた落ち葉が風に吹かれる度に、箒をバタバタと振りまわすものだから、余計に落ち葉があたりに広がる。
“お〜お、ずいぶん面白い事になってるぞ。この茶屋の主人だろうか?”と、くすりと笑い、眠そうな気分が少し薄れた時、川上ははっと大きく瞳を開いた。

「おばあちゃん、そろそろ、店、閉めましょうか?」
「もう、ちょっとね。まだ、六日だから、初詣の客も残っとるし……」

 この婆さんの孫娘だろうか?十代後半といったところか、艶やかな長い黒髪と漆黒の瞳、それと対称的な白い肌。
 
 こんな田舎町にもったいないくらい綺麗な娘だな。

 理不尽な感動を胸に押しこんで、川上は茶屋の方へ歩いていった。
「ここの店の人?」
 と、胸ポケットから、警察手帳を取り出すと、孫娘とおぼしき美人の方へそれを見せる。
「あ、はい……警察の人?何かあったんですか?」
 黒い瞳がきらきらと輝いている。川上は思わずぐっと息を飲みこんだ。
「少し、覗いたい事があって……最近、この近くでボヤ騒ぎがあったでしょ」
 そこに老女が、興味深々の体で話に割って入ってきた。

 この老女の名前は、道明どうみょうサエ、そして、美人の方は孫娘の道明千秋どうみょうちあき

「寺町で続いて起こっとる火事じゃろ?檀家さんたちが放火じゃって騒いどった」
「警察でも色々と調べてましてね。何か参考になりそうな事があったら、何でもいいから教えていただけると、有り難いんですが」
 川上の言葉に千秋は不安げに言った。
「やっぱり、放火なんでしょうか?」
「いや、まだ、放火と決まったわけでは……ただ、週末に集中してるんで、可能性は高いって事です」
「わかりました。何かありましたら、お知らせします……刑事さんも大変ですね」
「お、お願いします」
 と、不器用そうに一礼すると、川上は、初詣客の後を追うように鳥居の外に歩いていった。
「あの刑事、お前に気があるみたいじゃ」
 サエは、にやりと人の悪い笑みを浮べると、千秋のセーターの袖をつんと引っ張った。
「もうっ、何言ってんの!今、会ったばかりの人でしょ」
 怒ったように顔を赤くした千秋は、そそくさと店の中へ入って行ってしまった。


 
 “週末に寺町に起こる放火事件……犯人はこの周辺に住んでいるに決まっている。それなのに、目撃者は誰もいない”

 夕暮れの参道を歩きながら川上はため息をもらした。そして、疲れた気分で、通りすがりの小さな祠に目をやった。
「そういえば、初詣もしてなかったな。忙しさにかまけて、正月どころの話じゃなかった」
 ここで、犯人の早期逮捕でも願ってゆくか……
 刑事捜査の最中に神頼みというのも、情けないような気がするがと、川上は大きな肩を小さくつぼめて、こっそり両手を祠に合わせた。
 その時だった。

「今年こそ、かわいい彼女ができますように。図星をついているでしょう?刑事さん」

 背中越しに聞えてきたその声に、川上は、はっと後ろを振向いた。
 男が一人立っていた。らくだ色の作業着に肩から担いだ、測量用の計器とトランシット。歳は20代後半といったところか、つりあがった切れ長の目。茶色に染めた長髪。見るからに軟派そうな男の顔つきに、川上は軽く眉をしかめた。

“測量士?今から仕事か……それも一人で?”

「いや、もう仕事は終りですよ。ちょっと、そこの茶屋に知合いがいるんで休んで行こうと思ってね」
 男は川上の心を読みとったかのように、そう言って笑う。
「何で俺が刑事なのを知ってるんだ?」
「え?だって、あんた、あちこちで警察手帳を見せびらかしていたじゃないですか」
 妙に挑戦的な態度の測量士に、川上の疑惑は深まってゆく。

「なら、放火事件の事も知っているんだな。何か、こころあたりでもあるのか?」
「全〜然、僕はほとんど毎日、ここで測量をやってるけど、怪しい人は見た事も聞いた事もないですね」
「おたくは、建設会社か何かの人?良かったら名刺か何か連絡先のわかるものをもらえないかな?毎日、ここに来てるなら、色々と聞かせてもらいたい事もあるし」
「あ〜、いいっすよ。はい、これ」
 男は、1枚の名刺を川上に手渡すと、カチャカチャと測量用具を鳴らしながら、鳥居の茶屋に向かって歩いていった。

  ○○建設 土木部 測量士  三狐神仁みけつかみ ひとし

 “三狐神みけつかみ……なんだか名前まで怪しい奴。茶屋に知合いがいるって?この辺りにあるのは、さっきの鳥居の傍の茶屋だけだよな”

 川上の脳裏に茶屋の娘の姿が浮かぶ。艶やかな長い黒髪と白い肌。ここら辺りじゃ見かけた事もないような美人。あの怪しい野郎とどう考えても繋がらない……


 早急に調べをいれる必要有り。今日も、やはり、眠れない夜になりそうか……。



 5月、寺町の民家の屋根からまた出火。軒先に飾ってあった鯉のぼりが夕暮れの空に赤くたなびき、飛立つカラスの群れの黒と相まって、寺町の空は異様な空気に包まれていた。
 屋根の一部と鯉のぼりをこがしただけで、大火にはなる事は避けられたが、民家の近くの路上に集まった住民たちは、不安げに火災の跡を見つめていた。野次馬たちにまぎれながら、道明サエは孫の千秋に言う。

「今回もボヤで済んで良かったけど、気持ち悪いねえ……警察はいったい、何やってんだか」
 不満げなサエに、千秋は少し怒った顔をする。
「そんな事言ったら、川上刑事が可哀相よ。あんなに一生懸命、調べてるのに」
「千秋、お前、ボヤが起きた方が嬉しいんじゃないかい?川上さんと会えて」
「お、おばあちゃん、それどういう意味?!まるで私が放火犯みたいな言い方しないで頂戴!」
「おお、怖い……冗談だよ。冗談」
 サエは千秋の剣幕に、少し首をすくめて笑った。

 

 花村署刑事課捜査第1係。
 刑事、川上裕太は事務所に入るや否や、手にした新聞をばさりと自分の机の上に投げ出した。
 朝刊の3面。日付は5月4日。
 『花村大社近くで、また、連続不審火』

 「ゴミ集積所、ベランダのカーテン……目撃者はなし。2、3月の被害は1件もなかったというのに、ここにきてまた、週末に放火と見られる火災が連続で発生……」
 隣の机に座っていた同僚が、うんざりといった表情で、川上を見上げる。
「これで、年末から6件目だな」
「しかし、放火としたら間隔が空きすぎてる。放火を楽しむ輩は、集中して犯行を繰りかえすものだから……」

「麻薬みたいに火を見る快感を早く、見たくなるってか?だが、週末に起こるっていうのは、放火犯の定石通りだろ」
 川上は少し、考えこんでから、くるりと机に背を向ける。
「ちょっと、行ってくる!何かあったら携帯に頼む」
 そそくさと事務所を出ていってしまった、川上。
「何だ?あいつ。いやに落ちつかないな」
「花村大社の茶屋の娘が、えらい美人らしいぞ。あいつ、頻繁に通ってるそうじゃないか。職権乱用……ってやつじゃねえの」
 二人の話を聞いていた別の同僚は、そう言って、人の悪い笑みを浮べた。



 6月、花村大社の茶屋。
「おばあちゃん、おばあちゃんったら!もう!夢中になると何も聞えなくなるんだから」
 小さく頬をふくらませ、奥の部屋に呼びかける千秋に、茶屋に立ち寄っていた川上が笑う。
「サエさん、少し、耳が遠くなってる?」
 だが、千秋は“とんでもない”という風に言った。
「パソコンよ。チャットっていうの?あれに集中しだすと、私なんてそっちのけ」
「パソコン?サエさんっていくつだっけ?」
「72……でも、ネット上では22歳のお嬢様!」
 笑顔を作ってみたものの、川上は心の中で呆れかえってしまった。

 本当にとんでもないバアさんだな。可哀相に……一体、何人の男(多分)がこのバアさんに騙されてんだ?

 その時、茶屋の裏口から声がした。
「サエさん、いる?」
 なにげなく振向いた瞬間、川上はひどく不快な顔をした。

 三狐神仁みけつかみ ひとし
 以前、寺の祠であった怪しい測量士。

「お前、ここの茶屋に何の用だ?客ならちゃんと入口から入れよ」
 ぶっきらぼうな川上の声音に、三狐神はひきつった笑いを浮べる。
「なあんで、怒ってんだよ。俺は友達に会いに来ただけなんだぜ」
「友達?」
 そんな二人の険悪な雰囲気に耐えきれず、千秋が割って入ってきた。

「三狐神さんは、おばあちゃんのチャット友達なの。時々、こうやって直接会いに来て、お話してゆくのよね。つい最近も、このあたりで起きた火事の事を心配して、色々と情報をくれたのよ」
「そうそう、一連の火事って、この茶屋の周りで起きてるんだ。でも、その情報をチャット仲間から集めて、最初の分布図を作り上げたのは、サエさんなんだぜ」
 得意顔で言う三狐神に、川上は渋い顔をする。

 そんな情報なんぞ、警察ではとっくに手に入れている……。それにしても、チャット仲間?72歳の老婆とか?こいつ、ますます怪しいぞ。
 あの歳でパソコンを使いこなすサエさんもサエさんだが……

 川上は、何だか頭が痛くなってきた。
  すると、その時、
 「あらっ、また、消防車のサイレンだわ?!」
 茶屋の向こうから聞えてくる、けたたましいサイレン音。
 とっさに、川上が見上げた三狐神の顔。意味深な笑顔を浮べて、彼は茶屋の裏口に立っていた。

 その笑顔の理由は一体何だ?!
 そして、連続するボヤ事件の犯人は……。



 8月、花村大社の夏祭り。参道の両側に並んだ夜店の風鈴が涼しげな音を奏でている。その参道を千秋と川上が歩いていった。
風に揺れる千秋の黒髪に思わず見入ってしまいそうなり、川上は大慌てで気分を通常モードに切替えた。

「三日前にまた、不審火か……」
「放火なのかしら……本当に?」
「何人かの容疑者を引っ張ってきたんだが、放火の証拠がないんだよ」 
 千秋は苦い顔の川上から目をそらすと、ふっと夜店の風鈴に目を移し、チリチリと鳴るその音に耳をすました。
「可愛い音ね」

 微笑む千秋の方がよほど、可愛いな。
 少しくらい、職権乱用でもいいじゃないか。

 千秋の視線の先にある赤い風鈴
「これ、欲しいの?」
 と、川上は笑顔を作ろうとした……が、

「おばあちゃんっ」
 驚いたような千秋の声に振向いたその先に、川上は、そそくさとお社の階段を上がって行くサエと測量士の三狐神の姿を見た。
「待って、おばあちゃん、何処へ行くの」
 慌ててサエの跡を追う千秋、その跡を追う川上。そして、お社の階段を登りきった時、二人は目の前に広がった薪能のような幽玄の世界に目を見張った。
 サエがもつ蝋燭の灯が、社の階段の灯篭の一つ一つを照らしだしている。
「あっ……」

 一声そう言ったきり、千秋は呆然とその場に立ち尽くしてしまった。どうみても様子がおかしい。たまりかねて川上が声をかけようとした、その時、
「おや?二人して息せききって、どうしたんじゃ?」
 きょとんとした目でサエが言った。
「どうしたって?サエさんこそ、こんな所で何してるんです?」
「何って、うちは花村大社の檀家だから、こうやって灯篭に灯を灯すのを手伝ってるんじゃないか。特に夏祭りの時は人手が足りないから、今日なんて三狐神さんまで、駆出す始末じゃ」

 サエの隣にいる三狐神をじろりと睨めつけてから、改めて階段に目をやる川上。なるほど、確かに花村大社には相当数の灯篭が点在している。
「ところで、千秋さんは何故あんなに急いで、行ってしまわれたんですか?」
 不思議そうに三狐神は首をかしげた。川上がサエと話をしていた間に、千秋がいなくなってしまったのだ。サエとの話に夢中になっていた川上は少しうろたえたように言った。

「千秋さんは何処だ?」
「さっき、お堂の方へ駆けてゆかれましたよ。何やら急いだ様子で」
「馬鹿っ、何でそれを早く言わないんだっ」
 三狐神に乱暴にそう言うと、川上は脱兎のごとく階段を駆け降りていった。




“鳥居の近くにある、お堂の中に赤い火が見えたのよ”

 息せき切って駆けてきた千秋がお堂の扉を開いたとたん、数十羽のカラスが一斉に墨が飛び散るように床から舞いあがった。
「やっぱり」
 床と壁際から小さな火が出ている。千秋はその火を消そうとお堂の中に踏み込んだ。……が、その瞬間、
 ぼうっという轟音と共にお堂の中の火が、高く火柱をあげたのだ。


 「うわっ、ヤバっ、こっちまで火がきやがった」
 手に灯油の赤いポリ容器を手にした男がお堂のそばから逃げてゆく。
だが、
「ちょっと、待て!放火の現行犯で逮捕する」
 とてつもない激しい力で二の腕を捕まれて、その男は身動きができなくなった。見上げた視線の先には、いかにも刑事風のいかつい顔をした川上がいた。
「ち、違う。俺は火なんかつけてない」
「見え透いた嘘をつくなっ、その手のポリ容器は何だっ」
「ひ、火が先に出てたんだ。俺は放火なんかしていないっ」
「でも、その火に灯油を注ぎこんだのはお前だろっ」



 燃える炎が真近まで迫ってくる。逃げようにも燃え立つ炎が大き過ぎ、出口が見つからない。
「どうしよう、どうしたらいいの?」
 千秋は熱さと、立ち込める煙に蒸せかえりながら、おろおろと辺りを見渡した。その時、視界の中に、神棚に祭ってあった白い狐の置物が入ってきた。
「……おばあちゃんがいつもお供えをしてるお稲荷さん」
 千秋は、無意識にその狐の置物に手を伸ばした。すると、千秋の目の前が急に白く輝いたのだ。
「早く、こっちに来てっ」
 その時、突然、自分の手をとった男の姿に千秋は唖然と見入ってしまった。


 目の前に燃え上がる赤い炎。羽交い絞めにした放火犯人を逃がすわけにもゆかず、千秋を助けたくても、あまりの火の激しさに中に飛び込む事もできない。
 畜生っ
 川上はなす術もなく、唇を噛み締めた。その時、
 らくだ色の作業服の男が燃え盛るお堂の中に飛び込んでいったのだ。
「三狐神っ」



 それから、数分後
「千秋さんっ!」
 それは、一瞬のうちに垣間見た夢のようだった。白い光に包まれた千秋が一人で炎の中から姿を現したのだ。駆けつけてきた他の警官に放火犯を渡すと川上は血相かえて千秋の元へ駆け寄っていった。
「千秋さん、大丈夫か?」
「大丈夫……あれが助けてくれたから……白い狐……」
「狐?」
 千秋は、その言葉の続きは声にはできなかった。あまりにも非現実すぎたから。
 
 “神棚のお稲荷さんが、自分を守ってくれただなんて”



 消防車のサイレンの音がけたたましく響き渡り、火事を聞きつけた野次馬たちが集まってきた。吹きあがるような炎が暗い夜空を真紅に染めてゆく。
 千秋は、燃えつづけるお堂に顔を向けるとはっと目を見開いた。
「川上さん、私、わかったの!わかったのよ。放火犯人が誰か!」
「えっ?!」
 そして、燃えるお堂の一角を千秋は指差した。

 空に一羽のカラスが飛立ってゆく。その口ばしに小さな“炎”をくわえながら!

「私、前に聞いた事があるの。カラスは蝋燭の蝋を食べるって。だから、おばあちゃんを追いかけてお社の階段をあがった時に、火のついた灯篭の蝋燭をついばんでいるカラスを見た時には、本当にびっくりした。そして、同時に目に飛び込んできたお堂の火……」
「だから、その事を確かめようとして、千秋さんはお堂に向かって駆け出したのか。でも、まさか……そんな事って」
「だって、思い当たる節は沢山あるわ!ボヤが起きるのは、花村大社の灯篭に灯が灯される週末に限られている。それに、おばあちゃんのチャットの相手の話にも、火事現場でカラスを沢山見たって書きこみがあったのよ」



 数日後
 花村大社の参道を歩く川上と千秋。

「結局、動物学者に調べてもらった結果、不審火の原因はやはりカラスの線が濃厚になってる。奴らが運んでいった蝋燭の火が他へ引火する証拠のビデオも撮影されたしね。カラスは利口でね、火を怖れる事もないし、火がついて柔らかくなった蝋はカラスにとって、かっこうの餌になっていたようだ。それに加えて、放火事件の事を知った便乗犯みたいな奴らも現れて、事件がややこしくなったってわけだ」
「そんな事もあるのね……でも、これで川上さんも、やっと放火事件から開放されて……もう、ここへ通う必要もなくなるのね」

 うつむく千秋に川上は、躊躇していた言葉を言ってしまった。

「来るよ!仕事とはまた別に。毎日だって、俺は来る。千秋さんが迷惑じゃないんなら」
 ぽっと頬を赤めた千秋の目に、参道にあった小さな祠に奉られている白い狐の置物が、飛びこんできた。どこかで見た事のなる細い瞳の白狐。

 お稲荷さん……?おばあちゃんがいつもお供えをもってゆく

 その白い狐の置物はこう言いたげに、少し口元を開いている。


 なかなか、いい趣向だったでしょ

“だってね、放火犯人が早くつかまりますようになんて、今年のお正月の川上刑事の願いがあんまり真面目すぎたんで、ちょっと、おまけをつけてあげたんですよ”

 
 −かわいい彼女ができますようにってね−



 寺町の連続放火事件は、こんな風に幕を閉じた。
 何件かはカラスの仕業と解釈できない事件もあったが、それは、また川上刑事に捜査を続けてもらう事にして、

 とりあえずは、一件落着。


        【初冬の誓い〜寺町連続放火事件】 〜完〜














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