第8話:課外学習ってお姉さんから色々学ぶ物なんですよ? byミリク
「おいルーン、飯出来たぞ。起きろ」
会議の末、食事の支度は当番制になり今日は司羽の番だ。そしてルーンを起こす為に自分の部屋に行くと言う行為に疑問を持ちながらも実行し今に至る
「うー、司羽…もう食べられないよ…」
「おいおい…朝食を無駄にする気かこいつは…」
とルーンの寝言にツッコミつつも布団をはぎ取る。
「にゅぅ〜寒い…」
「ほら、さっさと起きろ。遅刻するぞ。」
そう言うとルーンは渋々と言った感じで起きる
「司羽おはよー…。」
「はいはい、おはよう。さっさと飯喰って行くぞ」
そういうとルーンはフラフラとリビングまで歩いて行った。
「全く、あの寝起きは何とかして欲しいな…」
司羽はそう言って嘆息した
「くそっ…今日は間に合うと思ったのに…。飯食いながら寝やがってぇぇぇ!!!」
今日も今日とてルーンを背負って街中を全力疾走。ルーンは穏やかな寝息を立てている。背中はなかなか快適らしい。
「このままじゃギリギリ間に合わねぇか…」
司羽が校門を抜けると同時にチャイムがなる。もう普通なら間に合わないだろう
「よし、アレをやるか…」
司羽はそう言ってルーンを背負い直した
「行くぜ!!」
先ずは走りながら近くに植えてある木に向かう。その後、木と壁を三角跳びで上がって行き司羽の教室の窓の近くに接近。窓に手をかけそのままの勢いで回転、窓に着地してからルーンを速攻で席につかせてから自分も席についた。
「ま、間に合った…」
司羽はそう言ってため息をついた。周りから聞こえる拍手が気持ちいい
「朝から元気ねぇ…」
「ん…?」
机に伏していた顔を上げるとそこには昨日二日酔いしていた少女が立っていた
「ミシュ…なんでここにいるんだ?」
司羽がそういうとミシュナは少し困惑した様に言った
「今日学院に来たら、いきなりマスターにここのクラスに行けって言われて…。何かこの先生方も『お話は聞いています』って…一体なんなのよ…」
マスター、貴方は本当に何者なのですか
「でもミシュは元々サボって下のクラスだったわけだろ?周りから目の敵にされなきゃ良いけど…」
「私、入替え戦は全部棄権するわよ…?」
ミシュが教師に向かってそういうとシノハは困った様に唸った
「上からの命令で本人がやりたくないならそれでも構わないって…」
「司羽君の事といい、何でこんな事が続くのかしら…」
ミリクも困った様に頬に手を当てた。そうしているとルーンが呻き声(?)を上げて眼を覚ました
「…ここはどこ…?」
「学校だ…」
まだ少し寝ぼけているらしくボーッと司羽を見た。ちゃんと整えて来なかったので金髪のロングヘアーは少々ボサボサになっている
「それじゃあ司羽…二度寝しよ…」
「どうしてそう言う結論に至るんだ…?大体ルーンは三度寝だろ…」
司羽は溜息をつきながらルーンの髪を家から持って来た櫛でルーンの髪を梳く
「本当にマイペースよね…」
ミシュナが呆れて腕を組んだ
「まぁそれはいいとしてだ…。このクラスに編入する事になるんだろ?」
「まぁそう言う事になりますねぇ♪」
ミリクがいつもの調子で笑う
「そうか。宜しくなミシュ」
「…まぁ、授業は出ないけどね…」
ミシュナがそう言うとシノハがククッっと笑って言う
「私のクラスでサボりは許さんぞ…?もしサボったら放課後に私が1対1で授業をしてやる。いや、どうせだし司羽も一緒にやるか」
「う…」
「…何故俺が…?」
そんな疑問に答えてくれる人もなく、司羽はルーンの髪を整えるのであった
「それでは、今回の課外学習についての説明を始めます」
「課外学習?」
前に立つ二人の教師に向かって司羽が疑問を投げ掛けシノハが答える
「あー、司羽は新しく入って来たからな。この学院では年に何度か課外学習をするんだ。まぁまだ年齢の低いやつもいるから泊まり込み遠足見たいなもんだって事」
「なるほど」
課外学習か…この世界で知ってる所が少ないのも確かだしいいかもな
「と、言うわけで。今回行く2泊3日、エーテル魔法旅館での行動班と就寝班を造りましょう♪司羽君はちょっと来て下さいね♪」
ミリクの言葉と同時に全員が動き出す。司羽はミリクに呼ばれて廊下に出た
「なんですか?」
「就寝班の事についてなのですが…」
なるほど…男は俺だけだからな…。男が筋力が上がる代わりに女は魔力が強くなりやすいってのは昨日言われたが不便だな…
「俺は一人でも平気ですよ?」
「いえ、そう言うわけではなくてですねぇ」
ミリクはニコニコ笑いながら教師にあるまじき言葉を言った
「避妊はしなくちゃ、めっ。ですよ?」
「…はぁ?」
「ですからぁ…」
ミリクは笑みを絶さないで人差し指を立てた
「どこに夜這いを掛けるにしろ、ちょっと問題の収拾がつかなくなると困るので♪」
「……教師やめちまえ……」
嬉しそうに言うミリクに沈黙を守るシノハ。そして司羽はミリクに毒づいた
「教師は止めませんよ?折角生徒達のあられもない姿を拝めるんですから……ふふっ…こんなに良い職業簡単に止められません」
こんな教師居ちゃいけない…。シノハも呆れた様にミリクを見ていたがミリクは全く気にしていない様だ
「ミリク…」
「ああ、シノハちゃんも心配しなくてもいっぱい構ってあげますから♪」
「い、いや、そうじゃなくてだな…」
「ふふふ…シノハちゃん…私が忘れられない課外学習にしてあげます…楽しみですぅ…」
妖しく笑うミリクにシノハはたじろいだ。まぁ二人共楽しそうだし、俺はそろそろ退散しよう。司羽はそう思って早々にその場を立ち去った
「お、おい司羽!お前、一人だけ助かる気か…!…っ…ミリ…やめっ…はぅ…」
さあ、18禁になる前に退散、退散♪
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