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異世界に巻き添え召喚されました 作者:鹿鳴館

一章

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36#たぬ吉VSランディ、ガル

一章ラストバトルスタート!
「ほら、たぬ吉! はやくペットになるたぬ」

「ぷぷっ、ら、ランディ たぬ吉は俺のペットにするたぬ」

「しょ、食糧供がなにを言っているたぬ! いい加減にするたぬ……ぬ?」
このやり取りに乗じて、生き残りの盗賊たちが逃げようと、動きだしていた……


「ま、まさか今までのは 作戦だったたぬか? 危なかったたぬ……食べ放題は魅力的だったたぬが、食糧は一匹も逃がさないたぬ」

たぬ吉はものすごい早さで移動し、2人の盗賊を鋭い爪で切り裂く……

「「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ」」
断末魔の叫びが響き渡る。

「心地良いたぬ、これでこそ食糧たぬ」

僕とガルはため息を付き、
「仕方ない…… どっちが上か解らせてやろう……
ブライアンと真は 見ていてくれないか? お前らだとやり過ぎてしまうかもしれない……俺とランディで調教する」

ブライアンと真は頷き、ひとかたまりになって待機する。


「さあ、素敵な悲鳴をあげて死たぬよ」


~敵プロフィール~
たぬ吉(ウォータイガー亜種) レベル40
HP2000
爪〈A〉
尾で凪ぎ払う〈B〉
噛みつき〈C〉
威圧LV2


ランディがお座りと叫びながら たぬ吉の顔を殴る。
ドン!

想像以上の衝撃に驚く たぬ吉。
「痛いたぬ、それになかなか速いたぬな……仕返したぬ」
ドゴン!

高速で繰り出される猫パンチにランディは避けることも出来ずに 8m程吹き飛び 大木に激突した。

その間に、たぬ吉は ガルの、矢を2本受けることになった……
ドス!ドス!

「むう 痛いたぬ……お前ら ただの食糧じゃないたぬな……」

たぬ吉は、一瞬にして、ガルとの距離を縮めて 猫パンチを繰り出す……

しかし たぬ吉の肉球は空を裂き、代わりに切り傷がついただけであった。
「ぬぅ……まだたぬ」
今度はたぬ吉の肉球 2連撃がガルを再び襲う。

またしても肉球に切り傷がついたが、ガルは避けられず、斜め上に吹き飛んでしまった。

「これで2匹始末したたぬ……オガッ!?」

ランディがたぬ吉の上に馬乗りになって、後頭部を小突く

「き、貴様……な、なんで生きているたぬ……ぎゃっ」

今度はガルの、弓矢の2連撃が たぬ吉に命中した。

「お前も生きてるたぬか……なんでこいつらの攻撃は痛いたぬか? こら、離れるたぬ」

たぬ吉は自分の巨体を転がし、ランディを体で押し潰す。
「手応えあったたぬ、今度こそ倒したたぬ……ぎゃっ この、刺さる棘は痛いたぬね……姿は見えなくても気配でわかるたぬよ」

たぬ吉の攻撃は唸りをあげ、地面ごと抉りとる……

「残念 後ろ……」

またしても、ミニクロスボウの2連撃 ドス!ドス!
「ぎゃっ! くぅ不愉快たぬ 」

ガルの動きを察知しようとすると お尻に物凄い衝撃が走った……

「ふぎゃん……だからなんで、踏み潰したのに生きているたぬ? お前ら何者たぬ」

ガルとランディは口を揃えて「「お前のご主人様だ」」
と答えていた。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

たぬ吉は 考えていた。
(こいつ等おかしいたぬ、いつもなら、軽く撫でてやれば2つにちぎれて死んでいるたぬに、こいつらは遠くに吹き飛ぶだけたぬ……
しかも1回攻撃すると3・4倍になって返ってくるたぬ…… なんか理不尽たぬ。もしかして自分の調子が悪いたぬか? ……ん? あの食糧の集まりの中に、自分好みの食糧があるたぬよ……よしっ ひとかじりして、調子を取り戻すたぬ……)

突然 たぬ吉は、香織目指し突進する。

ランディとガルが同時に叫ぶ。
「「しまった!」」

あまりのスピードに、香織はたぬ吉の突進を避けることが出来ない……
たぬ吉は口を大きく口をあける
「頂きますたぬ」

「硬質水壁!」
真のとっさの機転で、防御が入ったが、たぬ吉の勢いある突進に、『硬質水壁』は霧散してしまった。

たぬ吉も尻餅をつく……
「たぬ~ 頭と首が痛いたぬ……」

香織は近くで倒れたまま動いていない……

ランディはその場所で 仁王立ちしたまま動かないでいる。

香織に一番で駆け寄った里美が 『小回復』をかけなが様子を見ている。

「ランディさん、香織さんは大丈夫です……ラン ディ……さん?」

ランディはプルプルと震えながら呟く「やめだ……ペットにするのはやめだ」

ガルは残念そうな表情で呟く。
「ふぅ 面白いやつだったんだけどなあ、諦めるか……」
どうやら、ランディの怒りを敏感に感じ取ったらしい。

「たぬ吉……俺の香織ちゃんに手(口)を出したな……おまえには、死んでもらおう、真!」

「え? あ、はい! 魔破 螺旋 硬刃水、」
突然指名されて 戸惑ったが直ぐに切り返し 魔法を使う。

たぬ吉は、間一髪急所はさけたが、左足を貫かれた。

「前回は見てなかったが、これは 魔貫光殺法……」
ガルの、瞳はキラキラと輝いていた。

ガルは真の攻撃魔法に気を取られたが、ランディは別だった。
「俺の回復呪文 全部リバースして、貴様にくれてやるわっ! 第4レベル呪文……リバース……クリティカルダメージ!」

「うぎゃゃゃゃゃゃゃ…… はぁはぁ 今の衝撃は なんたぬか……あんなの後2回も 受けたら死んでしまうたぬ……」
慌てて、ランディから距離を置くたぬ吉、しかし、そこには、ブライアンとガルが待ち構えていた。

ザシュ! ザンッ!「ぐあぁぁぁぁぁぁぁ」
「はぁはぁ こうなったら攻撃は最大の防御たぬよ……肉球乱舞!」

ランディは避けるどころか、たぬ吉にむかって突っ込む、「第4レベル呪文……リバース……クリティカルダメージ!」

ランディは物凄い勢いで吹き飛ぶ、一方たぬ吉も 叫びをあげて倒れ込んだ……

「し、死にたくないたぬ、死にたくないたぬ……」
動けなくなった たぬ吉に対し ガルは口に短剣を奥まで突き刺す……

「お別れだ、たぬ吉……」

たぬ吉は息を引きとった。

一方ランディはどうなったか……大樹に打ち付けられたまま動かないランディ……

ランディの口から血が流れる。

「ランディさん!」
「お兄ちゃん!」

里美とマーニャが 急いで駆け寄る。
「お兄ちゃん! お兄ちゃん! 」
ガクガクとランディを揺さぶるマーニャ。

「カハッ……ゴホッゴホッ 第3レベル呪文……シリアスヒール……」

動きのあるランディにゃ安堵する2人。
「良かった 」
「ビックリさせないで、お兄ちゃん……」

「ああ、もう大丈夫、今すぐでも 戦えるよ 」
ランディは女子2人にVサイン。

「しかし、あんな強烈な一撃は初めてくらったな……以前、三階の屋上から落ちた事があったけど、あれの10倍以上はダメージあったな…………そうだ! 香織ちゃんは?」

里美が答える。
「うん、大丈夫だよ ショックで気を失っただけ……念のために回復もかけたわ」

「そうか、ありがとう里美」


やさしく微笑むランディは、急に何かを思い出したように……
「あっ忘れてた……」

「どうしたのお兄ちゃん?」

「村長さんや 冒険者達は?」

村長は……
「はは……ビックリし過ぎて漏らしてしもうた……」

冒険者の方はと言うと……

「「「ランディさん、ガルさん、お疲れさまでした!自分達 御2人の戦いぶりに感動いたしました。」」」

と、言うことになっていました。


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