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異世界に巻き添え召喚されました 作者:鹿鳴館

五章

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149#ランディ、スキル検証作戦

大変長らくお待たせいたしました。

忘れていると思われるので、五章の冒頭から読まれる事をおすすめします。

登場人物を忘れたかたのために、紹介をいたします。

ランディ……主人公最高位のクレリック。
香織ちゃん……本作のヒロイン。
マーニャ……一章で出会い、そして別れ、二章でランディのピンチに駆けつけた。
リリスたん……二章のヒロイン。無能薄幸少女なのだが、とんでもない潜在能力を持っている。
ひなたん……三章のヒロインでエルダーゾンビ。
カミーラ……四章のヒロインでノスフェラト。
カーズ……ランディの仲間で人外四人衆の一人。最高位のマジックユーザー。
ガル……ランディの仲間で人外四人衆の一人。最高位のトレジャーハンター。
アーサー……ランディの仲間で人外四人衆の一人。四人衆の中で飛び抜けた存在。
キンジ……カーズが拾ったお笑い担当要員。

五章の登場人物。
エフィス、アハット、シャニム、シャロッシュ……ランディに二度も窮地を救って貰った母娘。
ランディ達に住まいを提供する。
ジャカルタ、ジャミラス、ジャルミネ、ジャイコ……新米パーティ『フォースターズ』のメンバー。ランディパーティとよく絡む事になる。
マリアンヌ……ランディパーティ担当のギルド受付嬢。ランディになかなか名前を覚えて貰えない。
ドドンガ……ギルド会館の換金所のおっさん。
悪いやつと思いきや、良いところもある。
ミランダ……武器屋の女主人。ランディパーティに目を付ける。




 リリスのステータス看破には、ステータスカードに表記されていない、HPとMPの残量まで判る。

 ランディは検証のため、剥がしていた『ライアーフィルム』を張り付ける。

 すると、リリスが驚いて聞いてきた。
「らんでぃの数値がガクッと下がったよ? なにしたの?」

「ほう、なるほど……ならこれはどうかな? カミーラ」

 ランディは自分のステータスカードをカミーラに投げる。

「あれっ? らんでぃのステータスが『ーーー』になったよ?」

「カミーラのステータスは?」

「んっと、変わらないよ」

 リリスの言葉にウンウン頷きながら、手を叩くランディ。

「解った! 仕組みは全く解らないけど、本人がステータスカードを持っていないと正常に働かないと見た! さあ、次だ。カミーラ」


 ランディはカミーラから、ステータスカードを受け取り、懐にしまってから話す。

「さあ、攻撃魔法の検証を始めよう。 魔法の発動方法はカミーラから聞いたね? 」

 と言って、今度は『エクスクラメーションバックル』を外して、香織に渡す。

「さあ、魔法の訓練を兼ねた検証作戦スタート!」

 ランディはマーニャに人差し指をクイクイと曲げて挑発にも似たジェスチャーをした。

 マーニャも少々ためらった後、目が光る。
「火炎弾で大丈夫なんだから、遠慮なく行けるわよね? ようし『火球LV1』」

 テニスボールサイズの火魔法が高速でランディに、迫る。

 が、ランディはひょいっと火球を避けてしまう。

「わっ、あの速度を避けちゃうの?」

「らんでぃ、マーニャのMPが1340になってる。だから、えっっとぉ……」
「消費は20ね、あと六十回以上撃てるね」

「ごめん、マーニャ。つい避けてしまった、今のもう一回」

「うん、行くよお兄ちゃん『火球LV1』」

 再度放たれた火球はランディに、命中する。

 香織もランディに全く問題ない事は理解しているがつい、心配してしまう。
「ランディ、大丈夫?」

「全く問題ない。リリスたんどうだ?」

「えっと、ランディのHPが11720になったから……」

「100!? たった100なの? 百回ぶつけても倒せないじゃん。LV1しょぼ!」

 さっきまで、ランディに攻撃魔法を使うのをためらっていたマーニャは、どこに行ったのだろうか。

「攻撃を受けて気づいたけど、不意を打てばダメージは上がると思うよ。 次はLV2をやってみよう」

「お兄ちゃん、行くよっ『火球LV2』」

 サッカーボールほどの火球が『火球LV1』よりも早い速度でランディに当たる。

「ふん!! リリスたん、どうなった?」

「マーニャのMPが1320になって、らんでぃのHPが11470になった」

 マーニャは一瞬で消費MPとダメージを計算した。
「消費MPが40で、ダメージが250っと」

「この程度の射出速度なら、何とか避けられそうだね」

 ランディの言葉に、ひなたとカミーラは声を揃える。
「私じゃ、ムリムリ」
「ワシじゃ、ムリムリ」

「マーニャの魔法は、LV3までいけるんだよな? 次行ってみよう」

「う、ん……いくね。 火球LV3」
 マーニャが放つLV3の火魔法は、直径1メートルの大きさで、さらに速いスピードで進み、ランディに直撃した。

「ぐっ、あっちい……リリスたん、どうなった?」

 火球の大きさに少し驚いていた、リリスだったが、ランディにステータスの数値を催促されて、慌てて答える。

「あっ、うん。らんでぃのHPが11020で、マーニャのMPは1240になってるよ」

「消費MPが80で、ダメージが450か……見た目より大した事はないな」

 そして、マーニャの風魔法LV1、リリスの闇魔法LV1と光魔法LV1、カミーラの氷魔法LV1を受け止めて、更に連続攻撃をしてみた。

「らんでぃのHPは10420になってるよ。全然減らないね?」

 ランディも初めは、三人連続攻撃に対して一発分しか避ける事が出来なかったが、今では二発を避けられるようになっていた。

「どの攻撃魔法も、LV1は一律ダメージ100っと。でも、まともに喰らった時は200だったね。消費MPも20で一律だけど、避け難さは微妙に違ったな。避けやすい順番は『闇撃』『氷礫』『火球』『風刃』『光破』だったよ」

 そして、カミーラもLV1の攻撃魔法は避ける事が出来るようになった。
「慣れれば何とかなるもんじゃな」

「後ね、お兄ちゃん攻撃魔法は連射をしようと思っても出来ないのが分かったよ。 ゲームみたいにリキャストタイムがあるみたい」

 マーニャも、自分で色々と考えているようだ。

「主殿、マーニャ、それなら恐らく六秒間の時を空ければいいのじゃ」

 カミーラは、既にリキャストタイムの待機時間まで把握していた。

 ランディはマーニャとカミーラの優秀さを目の当たりにして、抱きしめたくなっていた。


 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「じゃ今までの検証で判った事をまとめたから、情報共有しよう。先ずはスキルを使った時の、MP消費量とダメージを書き出します」

 ランディはどこから出したのか不明な『チョーク』で壁に書き出した。

 スキル及び魔法。
 LV1……消費MP20……ダメージ200
 LV2……消費MP40……ダメージ500
 LV3……消費MP80……ダメージ900
 LV4……消費MP150……ダメージ1400
 魔法攻撃は気合いでダメージが半減可能。

 ランディはチョークを使って書きながら、説明を続ける。

「そして、リキャストタイムがあってスキルや魔法が連続しよう出来ない……っと。 時間はカミーラのおかげで正確に解りました」

 リキャストタイム
 LV1……六秒
 LV2……十二秒
 LV3……二十四秒
 LV4……四十八秒
 只し、魔法とスキルは別グループで、リキャストタイムの影響は受けない。

「意味は解るよね? まあ、現在カミーラしか該当しないけど、『速力上昇』のスキルの後、直ぐに魔法攻撃が出来たけど『魔法防御』のスキルは使えなかった」

 みんな、首を上下に動かしているが、リリスが本当に理解しているのかは、ランディでも判らない。

「続いて、僕の回復スキルと、回復呪文ねっ」

 ランディは引き続き、チョークを使い文字を書く。

 回復スキルLV1……治癒……200
 回復呪文……ライトヒール……約400
 回復呪文……ヒール……約800
 回復呪文……シリアスヒール……約1400
 回復呪文……クリティカルヒール……約2600
 注:回復呪文は術者のLVで大きく変動。

「よしっ! 完成。 みんな覚えられる範囲で覚えておいて。 書記の香織ちゃんは、写しておいてね」


 こうして、ランディ達は、地下迷宮でスキルの検証して、帰り道にモンスターを瞬殺して帰って行った。


 今回のランディ達の収穫は、以下の通りだ。
 スライムゼリー、十一個。
 コボルトスパイス、九個。
 特薬キノコ、七個。
 蝙蝠の羽、七個。
 鼠の尻尾、八個。
 蛇の皮、七個。
 魔石、極小サイズ、千二百二十四個。

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 ◇ギルド会館◇

 ランディは、自分のパーティ担当のマリアンヌを見つけて、話していた。

「ランデイヤさん、お帰りなさい。 今日はもう驚きませんからね。 どんと来いです」

 ランディは採取クエスト『特薬キノコ』一点、『鼠の尻尾』二点、『蛇の皮』二点、の三つのクエスト合計五点を貰い『ランディパーティ』はFランクに昇級するための『昇級クエスト』を受けられるようになった。

「ランデイヤさん、おめでとうございます。 私の知る中では最速のペースですよ。 それではクエストを紹介します『ウノの迷宮五階に出現する、レイドモンスターを倒し、五階中央まで行き、帰還魔石を使って地上大広間に転移せよ』 どうですか? このクエストはお受けしますか?」

「もちろん、受けますよマリージョアさん」

「マリアンヌですっ! クエストの期間は、ギルドが手形を渡してから『四十時間』報酬は『Fランク』に昇級。大広間で待機しているギルド職員の『バウズ』か『ロモス』に手形を渡せ。 です。 それでは既に一組、クエストを待っているパーティがいますので、明日の朝クエスト開始の日程を詳しく決めますので、また明日来てくださいね。 それと今回の報酬です」

 ランディはクエスト報酬、銀貨二十四枚、銅貨七十八枚を受けとり、さらに魔石の換金で、金貨十二枚、銀貨二枚、銅貨四枚も受け取った。


 宿(家)に戻って、エフィスの創作料理に和気あいあいとしながら、夜を過ごした。


 ~ランディパーティの懐事情……金貨三十二枚、銀貨三十八枚、銅貨七十八枚~


次回は土日のどちらかに、投稿いたします。
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