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銀の魔女フールメイと古井戸の書

作者:フールン
 銀の魔女のフールメイは黒猫のペシャとともに人里はなれた銀の森の奥深く、昔日の思い出に浸りながら静かな日々を送っていた。

 魔女の棲家への路には七つの死の罠が仕掛けられ、人の侵入を簡単には許さないのだが、ある日、人間界から一人の若者が彼女の棲家を訪れた。三国一といわれながら、めっきり姿を現さなくなった銀の魔女の知恵を求めて。

 若者はシイタと名乗った。彼が司書として働く王都の魔法図書館に収められた〝古井戸の書〟という魔法書が、何者かの手によって盗み出されてしまったからだ。

 その書物は、盗まれたままにしておくには危険すぎる厄介な代物だった。なぜなら、〝古井戸の書〟には以前にも世界を滅ぼしかけた魔力が、今なお秘められているらしいのだ……
銀の魔女
2019/05/22 21:57
古井戸の書
2012/10/28 22:29
少年と銀の森
2019/05/22 22:06
遮断石と不可侵布
2019/05/23 20:54
黒猫のペシャ
2012/10/28 22:37
宿屋
2019/05/22 22:18
空翔ぶもの
2019/05/22 22:19
王立魔法図書館
2012/10/28 22:39
治安維持卿
2019/05/22 22:33
謎解き博士
2019/05/22 22:33
マーナーハーン寮と王子
2012/10/28 22:40
創生術といかづち
2019/05/23 21:01
神の使徒
2019/05/22 22:39
従姉弟
2012/10/28 22:42
小枝の笛
2019/05/22 23:08
止血と造血
2019/05/22 23:01
アカガネ
2012/10/28 22:43
恋と熱
2019/05/22 23:18
古き神
2012/10/28 22:45
衝突
2019/05/23 21:11
深き眠り
2019/05/22 23:24
閉じた本
2019/05/22 23:24
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