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僕が出会った美少女達は変態サキュバスでした。 作者:里見ケイシロウ

第15話 変態少女のエールはやはり最高ですか!?

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3部

 北条監督は僕と美織に自分の過去を聞かせてくれた。

「俺は4年前、妻と息子を交通事故で亡くしたんだ。駆け落ちしていた息子を連れ戻そうとした所をトラックに撥ねられたんだ……。妻と息子も、その駆け落ち相手もな」

 なんて衝撃過ぎる北条監督の過去なんだ。僕ならともかく、美織にはこの話はトラウマになるだろう。

「息子の交際には反対だった。交際相手は自分の事しか考えていなく、いつも息子の事を振り回していたんだ。それでも息子は交際相手を愛していたんだ……。自分の自由を犠牲にされてる事も知らずにな」
「監督……」

 僕が美織の事を好きになったのはスタイルがいいからじゃなく、お漏らしした姿にほれ込んだわけじゃない。美織が変な性癖を持っていようが、サキュバスだろうが関係ない。
 美織が心から美しいから愛したんだ。

「だが、お前さん達は違う。お互いに利用する事を考えずに尊重している。俺は自分の息子を本当の愛を教える事ができなかった……。俺はお前さん達が本当の愛を育てる事ができる生き物だと信じている」

 北条監督の言葉はまさに子供を失った悲しみが込められている。父親としてできなかった事、僕と美織の愛は本物だという事を語ったのだった。
 北条監督は育てなくてはならない物を失ってしまったのだからきっと、後悔し続けてきたのだろう。

「北条監督……、その想いは僕も同じです。僕はすでに美織の事しか見ないつもりです。その事は美織もわかってくれるはずですから」
「そうか……、もう俺から何も言う事はないな。さあ、飯にしよう!」

 きっと北条監督は辛い過去があったから頑張ってやるんだという気持ちになったんだと思う。
 交通事故で亡くなった息子さんにその気持ちが伝わらなかった事が残念でならない。そう考えながら僕達はご飯を食べるのだった。
 その後、僕と美織は北条監督と別れて港町に散歩をしていた。

「北条監督、今でも後悔しているのかな? 息子さんの事を教育できなかった事……」
「そうだよね、子供を失った父親の気持ちは分かる気がしてきたよ……」

 北条監督の無念さが分かったような気がしてきた僕達は夜空を見つめながら、北条監督の気持ちを考えていた。きっと北条監督は苦しかったはずだ、時分の息子を満足に教育できずに失ったのだから。

「美織。北条監督に言った通り、僕は君だけを見続けて行きたい。そして君の事だけを愛し続けていきたい」
「私もよ、聖。あなただけを愛していきたい」

 お互いに愛を誓い合った僕と美織は瞳を閉じてキスを始めるのだった。
 美織のスカートからおしっこが流れ出してきた。夜空のネオンの光に混ざりながら……。

---to be continued---
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