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僕が出会った美少女達は変態サキュバスでした。 作者:里見ケイシロウ

第49話 変態少女を守りたい気持ちは大切でしょうか!?

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1部

 イタリアにやってきてちょうど一週間が経過していたの。
 僕と美織達は慶輔さんの指導の下でロリカイザー13世を倒すための訓練を繰り返していたのだった。

「まだまだラッシュが甘い!」
「了解です!」

 慶輔さんの指導は厳しいが、これもロリカイザー13世の魔の手から女の子を守るためだから泣き言なんて言っていられない。ここで負けたら全て終わってしまうのだから。

「頑張れ、みんな! ロリカイザー13世を倒して女の子達の笑顔を取り戻すんだろう!? だったら泣き言を言わないで全力で立ち向かうんだ!」
「はい!」

 こうして慶輔さんの気合の入った声と共に僕達は愛と涙の汗を流していくのだった。
 本日の訓練が終わり、僕達はベンチで身体を休めていた。

「ふう~! このまま俺達も強くなって世界中の女の子を守る戦いを勝ち抜くのも悪くないな~!」
「そうだな。俺達変態部もだんだん子供達のヒーローやヒロインみたいになってきたかもしれない。でも俺達は名声が欲しいから戦っているんじゃなくて女の子を泣かせる奴が許せないから戦うんだ」

 北野君と松永君の会話に入り込むかのように慶輔さんが割り込んでくるのだった。

「そう、君達が傷ついたら悲しむ人がいる事を忘れないで」
「慶輔さん!?」

 奏は慶輔さんの存在に気づいたのか、少し驚いたのだった。
 しかし、慶輔さんは大人しい瞳で僕の方を見つめるのだった。

「聖君、君は誰かを傷つけた事はあるかい?」
「え!?」

 急にこういう質問をされた僕は頭の中が整理ができていなかった。いきなり誰かを傷つけた事はあるかなんて聞かれてしまったら何を言えばいいのか分からなかったのだ。

「無意識に僕も人を傷つけた事は絶対あると断言できる。誰だって人を傷つけてしまったり傷つけられた事がない人なんてこの世にはいない。これは誰もが経験しなくてはいけない事だと思ってる」

 慶輔さんの言葉が痛いほど心に刺さってきた。僕だってうっかり失言して人の心を傷つけてしまった事だってあると断言できる。
 でもこれはみんなのおかげで過ちに気づく事ができたのだ。

「でも僕としては、自分の大切な人以外から何を言われようが嫌われようが気にしません。現にそういう事を言われても、僕は僕です」
「そうだね。皆がいるから君はいる事を忘れないでくれよ? 君は決して一人じゃないんだから」

 ありがとう慶輔さん。あなたの言葉のおかげで少しだけ強くなれる気がしました……。


---to be continued---
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