今日見たらお気に入りが300件超えてて死ぬ程ビックリした。
元々友人とのバカ話から生まれた無計画で小説と呼べるのかさえ難しいこの作品がここまで皆さんに読んでいただけるとは嬉しい限りです。
この小説元々「初投稿だから実験としていろんな要素入れたカオスにしてみよう」的なテキトーなテンションで始めたんですよね。
だからもう今や予想を超えた人が見てるから今は砂上の楼閣と化している前半の手抜きをどうしようかと迷っている次第です。
話が長くなりましたがこれからもご意見(主にダメ出し)お願いします。
第三章 五話 ~祈りの少女~
~???side~
何時もと同じ…
「今日の実験はこれで終了だ。日が落ちるまでは自由時間だ」
何時も通り……
決まった時間に起きて食事を取り移動、決まった内容の検査、実験をされた後私達は短い自由時間を隔離された居住区で過ごす。
自由時間に入ると私はすぐにある部屋へと向かう。
装飾が施された重厚な扉を開けて部屋の中に入る。
そこには部屋一面に広がる私の背の高さ程になった大量の溶けた蝋燭。正面の通路の奥には一体の木彫りの像が置いてある。
この施設は昔は神殿だったが今は殆ど改造されてしまい所々にその面影を残すのみとなっている。
この部屋もその一つというわけだ。
「………」
私は手に持った数本の蝋燭を所狭しと並んだ蝋燭の間に置きそれを含めた部屋全ての蝋燭に一本一本火を灯していく。
この一本一本はこの施設で……死ぬまで実験をされて死んでいってしまった者達の墓標。
私達は死んでも墓は建てて貰えない。
その代わりに私達の独房で与えられる唯一の光…蝋燭を誰もいなくなった部屋から持ってきて墓代わりに此処へ置くのだ。
溶けきった蝋燭の上にまた新たな蝋燭を置いてとゆっくりと蝋の壁が高くなって……一体どれくらいの者達が実験で犠牲になったのだろう。もはや知る由も無い。
こうして全ての蝋燭に火を灯した後正面の木彫りの女神像に祈りを捧げる。
誰が作ったのかは知らない。何でも神殿の最奥にあると言われている女神像を模して誰かが作ったと言う。
私はその像に向かって祈りを捧げる。
どうか今日死んだ者の魂が天に行けますようにと。
そして私達を救って欲しいと。
自分で願っておきながら後者の願いは馬鹿げていると思う。
本物はともかく模造した木彫りの像に願いなどしても助けが来る訳でも無いのに…
しかし、先代も先々代もさらにその前のこの役を担っていた者はこの願いをかけ続けてきたのだ。止めるなんて事は出来ない。
しかし……今日は違った。
突然像が青い光で輝き出したのだ。
「え?……」
突然の事に驚き硬直する。
そして光が収まった時そこには………
頭から角を生やした一人の青年が立っていた。
~翔side~
青い光が収まったと思ったら俺は何と言うか……蝋燭だらけの白い部屋に居た。
そして目の前には何故か白い服を着た少女が祈りポーズのままこちらを見て唖然としている。
「おーい、大丈夫か?」
「へ……は、はい!私は被験体第40545番、エリーナと申します!実験第一回目は…」
「………はい?」
突然俺の正面に居た少女…エリーナ?は綺麗にピシッと体制を整えると突然訳の分からない事を喋り始めた。
目の焦点が俺と合っていない事から推測するにたぶん気が動転してるんだろう。
「ちょーっと落ち着こうか!」
そう言って今だに俺の理解の範疇を超えるトークをしている彼女を止めるため肩を掴む。
「生物適ご[ガシッ]ひゃう!」
「落ち着け、落ち着くんだ。まずは深呼吸をしようか」
「は……ハイ!スーッ!スーーーッ!スー……」
しかしまだ気が動転しているのか空気を吸ってしかいない。
既に顔が真っ赤だ。
「おい!呼吸だぞ!吐け!息を吐け!」
「ヒュー……ぷはぁぁぁぁ…………」
「あ~あ、大丈夫か?」
「……ハァ……ハァ……は…はい、落ち着きましたのでと、取りあえず手を離して下さい」
「あ、済まん」
そう言って俺は彼女から手を離す。
手を離した後も暫く顔が赤かったが…
…まあ惚れてるとかは無いだろ。一目惚れなんて恋愛小説的な事起こるはず無いだろうし。
……さてと、彼女が落ち着いたらゆっくり話を聞くとしましょうか。
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