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#他人に見せるための文章?
 あちらこちらのWEB小説をつまみ食いするこの頃、ふと思う。
「他人に見せる文章じゃない」作品……。
 それって、ただの自己満足だよね???

 書いている自分さえわかればいいんだ、と、あからさまに主張している作品がある。話の筋、アイディアが面白い! と、思って書くのだろう。それもまたよし。私だってそうだ。
 だけど、それを書きなぐるのと、作品として仕上げるのとは、全く違う。

 真摯に何かを訴えかける、または、きちんと場面を説明し、相手によりわかりやすく伝える努力をする。当たり前のことだが、案外出来ていない現状がある。

 実際、読者層が全体的に若いのか、幼いのか、という点にもよるのだろうが、表向きの面白さ(あらすじとしての面白さ)だけで判断して、本質(物語としての主張)に重点を置いていない作品でも、簡単にもてはやされてしまう問題点が、あげられる。面白ければいい、楽しければいい、という、素人的甘えが蔓延し、作者も読者もそれを許している。
 駄文であれなんであれ、「読んでね♪」などと書かれると、思わずクリックし、「おもしろかったですぅ〜」などと、社交辞令の感想を言い合っているから、いつまで経っても上達しないのだと思う私は、多分、彼等には嫌われる存在だ。

 ある程度はそれでいいのかも知れない。
 書き始め〜ある程度書きなれてきた、くらいまで。それなら、褒めて伸ばす方法は有効だろう。
 しかし、年齢・経験を重ねたものが、「ただ書く」だけの姿勢でよいのか? と、私は疑問を投げかける。

 ムカムカしないのか?
 もっと、上達したくないのか。
 感動を呼びたくないのか。
 叫びたいことが、相手に届いているのか。
 その表現は、有効か?
 相手に読んでもらっている、という気持ちを忘れていないか?
 相手に伝えようという、努力を怠っていないか?

 自分の書いた文章を三日後に読み直して修正したくなる、その気持ちがわかる人は成長する人だと、私は勝手に思っている。三日も経てば、成長する。三日間の経験値が、三日前と同じだと言うなら、そいつはレベル上げを怠ったやつだ。
 どんなに、「納得のいく作品だ!」と、世に出したとしても、少し間を置けば、「あそこ、こうするべきだったのに!」とか、「言い回しおかしいじゃん、直さなきゃ!」などと、執筆時には思ってもいなかった点に気が付いたりする。そうあるべきだ。

 だから、推敲しないでドンと、作品をアップロードしてしまうというのは、ノートの殴り書きそのまま、人に見せるのと同じなんじゃないかとさえ思う。誰も指摘しないから、わからない、では済まされないと、思うのだが……、残念なことに、社会の常識=WEBの常識にはならないらしい。

 もちろん、小説の書き方というのは、一人一人違って然るべきもの、絶対などありえない。
 しかし、ルールはある。

 冒頭下げ、疑問符・感嘆符の後の一字空け、三点リーダ・ダッシュの二マス使用、人称の統一。最低これくらいは何とかして欲しい。
 そんなに難しい欲求じゃないと思うんだが……、だめなのか。気にならないなら、スマン、私が気にし過ぎだったんだ。

 それから、私の読みたいのは、短くても長くても、「小説」であって、「あらすじ」や「シナリオ」「ト書き」じゃない。
 残念ながら、違いがわからず、混同している人が少なくないようだ。
「小説」と銘打ち、公共の場で発表しているのであれば、最低限「筋書きやオチに囚われない、全体を作品として読ませる術」を身に付けて欲しいと思う。

 起承転結さえ揃っていれば、「小説」である、なんて勘違いも甚だしい。文章でなければ、物語でなければ伝えることの出来ないものがある、だからこそ書く、のではないのか? 漫画や映像作品では表現しきれない、内面の葛藤を、何故もっと描こうとしないのか?

 自分の作品を見直してみて欲しい。
 きちんと、相手に伝えようとしているのか、自分が読者になったつもりで。
 もし、自信がなくなったら、少し間を置いて、離れたところから作品を読み直してみてはどうだろう。足りないところ、余計なところ。よく読んで、よく考えて。
 練りに練った話か、書き連ねただけか、読者は案外、的確に見抜いている。
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モノカキ魂
第2弾完結


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