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とんでもスキルで異世界放浪メシ 作者:江口 連(旧 妖精壱号)
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第八十話 チーズINは正義

チキン南蛮はもどきだと思ってくださればと……(汗)
 今日は、アイテムボックスにストックしておく料理を作ったり、焼けばすぐに食えるようなものを仕込んでおこうと思う。
 部屋の中だと匂いやらがこもることを考えて宿の中庭を借りての作業だ。
 先にいろいろと仕込みをしていくか。
 まずは、オークジェネラルの肉で味噌漬けを作る。
 ビニール袋に味噌だれと肉を入れて漬け込む。
 これを作っておけば、あとは焼くだけで美味しい味噌焼きができるからな。
 あとは、ここ最近定番となりつつあるから揚げだ。
 この後に揚げる分といつでも揚げられるように漬け置きしておく分を作る。
 作るのはもちろん醤油ベースの味と塩ベースの味の2種類。
 使う肉はブラックサーペント、ロックバード、ジャイアントドードーだ。
 それぞれの肉を半分ずつ醤油ベースのたれと塩ベースのたれを揉み込んでいく。
 どちらの肉も大量に仕込むから、その合間に米を炊く準備も同時進行だ。
 米を研いで水を吸わせたら米を炊いていく。
 金も入ったことだしと、今回思い切ってネットスーパーでコンロと土鍋を新調したぜ。
 コンロは1つだけ買い足した。
 既にあるのと合わせて3つ口になるわけだが、これ以上は管理しきれなさそうだからな。
 焦がしでもしたらもったいない。
 そういうことで3つのコンロに土鍋をかけて米を炊いていく。
 その間も、味噌漬けとから揚げの仕込みだ。
 フェルとスイの食いっぷりを考えると、大量に仕込まないといけないから大変だぜ。
 その間に炊けた米は、蒸らしたら土鍋ごとアイテムボックスに収納だ。
 これでいつでも炊きたての米が食えるぜ。
 それから、また3つのコンロで米を炊いていく。
 こっちは2つは土鍋ごとアイテムボックスに収納して、1つは俺用のおにぎりを作る予定だ。
「ふ~、ようやく仕込みが終わったぜ」
 炊きあがってから冷めないようにとアイテムボックスにしまっていた、おにぎりにする予定の土鍋を取り出した。
「おにぎりは、普通にのりと、混ぜ込むやつのわかめと鮭としらすでいいか」
 ネットスーパーで購入して、どんどんおにぎりを作っていく。
 ちょっと形が悪いのもあるけど、それはご愛敬ってもんだ。
 本当は具に明太子とか入れたいけど面倒だしね。
 この後にまだ作りたい物もあるし。
「ふははははは、これをネットスーパーで見かけたときから、これを作りたいと思ってたんだよね~」
 ネットスーパーで見かけて購入したのは、手回しのミンサーだ。
 調理器具としてこんなのも売ってたよ。
 これで挽き肉が作れるぜ。
 俺が作ろうと思っているのは、ハンバーグだ。
 から揚げと同様にこれが嫌いだって人あんまり聞いたことがない。
 チーズを乗せたり、和風にしたり、煮込んでみたりとアレンジもきくしね。
 まずは大量の挽き肉を作っていかねば。
 挽き肉はあればいろんな料理に使えるから多めに作っておきたい。
 まずはブラッディホーンブルの肉を挽き肉にしていく。
 入れては回し、入れては回し…………何度それを繰り返したかわからないほどやって、ようやく大量のブラッディホーンブルの挽き肉が出来上がった。
 でも、これで終わりじゃないんだよね。
 次はオークジェネラルの肉を挽き肉にしていかないといけない。
 ブラッディホーンブルの肉を挽き肉を作ったときと同様に、入れては回し、入れては回し…………何度も何度も繰り返して大量のオークジェネラルの挽き肉を作り上げた。
「ふ~、疲れた。でも、これでハンバーグが作れるぜ」
 まずは、玉ねぎをみじん切りにしてと。
 ハンバーグの玉ねぎは生派か炒める派があるけど、俺はめんどいのでいつも生だ。
 挽き肉はブラッディホーンブルが6でオークジェネラルが4でいこうと思う。
 さてと、材料を混ぜていこう。
 ボウルにパン粉をいれた後に牛乳を入れて浸しておく。
 そこに挽き肉と玉ねぎのみじん切り、卵、塩胡椒を入れて混ぜてこねる。
 あとは適当な大きさにまとめて、買っておいたバットに並べてラップをかけてアイテムボックスで保存だ。
 こねては形成を繰り返して、ようやく一段落した。
 最後の方のハンバーグには中にとろけるチーズをINしてみたりもした。
 あとは、から揚げとかの揚げ物類とハンバーグを調理して、すぐ食えるように作り置きをしておけば完了だ。
 油を温めてから、漬け込んでいた肉を半分を揚げていく。
 今回も2度揚げしてカラッと揚げる。
 大量のから揚げを揚げたあとについでにまたとんかつとチキンカツも揚げていく。
 チキンカツにはとろけるチーズを挟んでみた。
 とんかつもチーズINチキンカツもいい感じに揚がっている。
 これも大量に揚げておいた。
「よしよし、いい感じだ。油があるなら、あれも揚げておくか」
 ネットスーパーを開いて俺が購入したのは、冷凍のフライドポテトだ。
 この際だから、細いのと皮付きの太いのと両方揚げていく。
 これだったら付け合わせにもいけるし、何と言ってもビールのつまみに合うんだよねぇ。
 フライドポテトも多めに揚げていく。
「揚げ物はこれくらいでいいかな」
 後はハンバーグを焼いていく。
 今回焼くのはオーソドックスに家庭の味のケチャップとソースを使ったものだ。
 ハンバーグの真ん中にくぼませたら、フライパンで焼いていく。
 両面がこんがり焼けたら、水を加えてフタをして蒸し焼きにする。
 ハンバーグを取り出して、そのフライパンでソースを作っていく。
 ケチャップとソースを入れて一煮立ちさせればソースの出来上がり。
 俺はケチャップとソースしか使わないけど、中には醤油や砂糖なんかを入れる場合もあるみたいだな。
 その辺はご家庭ごとにってやつなんだろう。
 ハンバーグにソースをかけて完成だ。
 チーズINハンバーグの方も焼いて同じようにソースをかける。
「よーし、出来たっ」
 これで少しは持つかな。
 ってか持ってほしいね。
『ギュルルルル』
 盛大な腹の音に後ろを振り返ると、フェルが涎を垂らしながら待っていた。
 その隣にはスイもいる。
「はぁ……」
 合間合間にちゃんと2人には飯(肉を焼いただけだけど)は用意してあげたんだけどねぇ。
 しょうがない。 
 出来上がったばかりのハンバーグを2人に出してやる。
『いい匂いがしていたが、うむ、これは美味いな。両方美味いが、中にトロッしたものが入っている方がより美味い』
『本当、これ、美味しいね。中の白いトロッとしたの入ってるの美味しい』
 チーズINハンバーグが人気だね。
 ここでもチーズINは正義か。
 まぁ俺もチーズをINした方が好きだけど。
 そう思いながらチーズINハンバーグに炊き立ての飯を食う。
 あ~美味い。
 今日は俺がんばったから、ご褒美に揚げたてのフライドポテトにプレミアムなビールでも飲んじゃおうかな。
 うん、それがいい。




今回の話の中に出てくる手回しミンサーはネットスーパーでは見かけなかったのですが、調理器具としてあってもおかしくないかなと思い書かせていただきました。
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