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とんでもスキルで異世界放浪メシ 作者:江口 連(旧 妖精壱号)
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第五十八話 ゴブリンの討伐依頼

レビュー頂きました!ありがとうございます!!
な、なんと累計92位に入ってます。
有名作品の中にこの作品を見るのは感慨深いです……。
読んでいただいてる皆さまのおかげです。
本当にありがとうございます!

今日は58話、59話更新です。
 早速依頼を受けようと掲示板を眺めている。
 受付嬢の話してたとおり、Gランクが受けられる依頼は限られてるな。
 依頼としては街中での雑用が多い。
 依頼書の右下にポイントが書いてあるってことだったけど……お、あった。
 雑用の類の取得ポイントはみんな1ポイントだな。
 あとGランクであるのは薬草採取だ。
 これが2ポイント。
 討伐の類はGランクじゃほぼ無いんだけど、唯一ゴブリンの討伐依頼だけはある。
 これが3ポイントだ。
 うーん、微妙だな。
 でも、考えると薬草採取が一番だよな。
 これにしよう。
 薬草採取の依頼書に手をかけたとき、フェルからの念話が。
『ゴブリンにしろ』
『は?ヤダよ。ってかフェルって人の文字読めたんだな』
『我を誰だと思ってる? 長き時を生きてきた我にとって人の文字を読むことなど造作もないわ』
 へいへい、そうですか。
 でも、ゴブリンは却下。
 薬草採取の依頼書に再び手をかけると『だからゴブリンだと言っておろう』とフェルからの念話が入る。
『だからイヤだって。薬草採取の依頼がいいんだよ』
『お主らの話を聞いていたが、ポイントとやらが必要なんだろう? それならば一番ポイントが高いゴブリンにしておくべきだろう』
『いや、ここはじっくり(安全第一)でポイントを稼いでいくことにする』
『何を言っておる。いつまで経っても海に辿り着かないではないか』
 は?いつから海を目指してることになってんだ?
『海って海に行くなんて、俺、一言も言ってないぜ』
『我が行くと決めたのだ。思い出したらシーサーペントやクラーケンが食いたくなった』
 なんじゃそら。
『だからお主には早くFランクとやらになってもらわねばならん』
 そんなこと言ったってさぁ、ゴブリンには嫌な思い出があるんだよね。
 誰かさんのせいでさ。
『スイ、お主はどうなのじゃ? 酸弾を撃って戦いたくはないか?』
 フェルの念話にスイが鞄から顔を出した。
『戦うの? スイ、ビュッビュッって撃ちたいな』
『ほれ、スイもこう言っておるぞ』
 ぐぬぬ、スイを味方につけやがった。
『スイ、ビュッビュッって撃たないで、薬草、いろんなお薬の素になる草を採りに行こうね』
『えー、スイ痛いの治すお薬は自分で作れるから、ビュッビュッって撃つ方がいい』
 ぐっ、それもそうだな。
 スイには回復薬生成のスキルがあったんだった。
『スイもこう言っておる、ここはゴブリン討伐の依頼を受けろ』
『ゴブリン? ゴブリンって緑の? スイ、ゴブリンにビュッビュッってやってやっつけるのー』
 ス、スイちゃん?
『お主、諦めよ』
 ぐぬぬぬぬぬ……。
 ま、負けた。
 楽しそうに『ビュッビュッってやってやっつけるのー』って言ってるスイにダメとは言えなかったぜ。
 俺はゴブリン討伐の依頼書を掲示板から剥がして受付に持っていった。



◇ ◇ ◇ ◇ ◇



 ゴブリンの討伐依頼を受けた俺たちは、街の東の森に来ていた。
 受付嬢から最近は東の森にゴブリンがよく出没すると聞いたからだ。
 ゴブリン×5で依頼達成だ。
 報酬が銀貨3枚で、ポイントが3ポイント入る。
 さっさとゴブリンを狩って街に帰ろう。
 うん、それがいいね。
 森の中を歩いていると、早速ゴブリン発見。
 3匹いるな。
『あるじー、スイがビュッビュッってやっていい?』
「いいぞ」
 ビュッ、ビュッ、ビュッ。
 ゴブリンはスイの酸弾に当たってバタンと倒れる。
 倒れたゴブリンは3匹とも腹に大きな穴が開いていた。
 ……相変わらずすごい威力だな。
「上手いぞ、スイ。ゴブリンをやっつけた証拠にお耳を持っていかないといけないから、頭に当てちゃダメだぞ。今みたいにお腹辺りに当てるんだ」
『わかったー』
 そうなんだよ、ゴブリンを討伐した証拠として右耳を切り取っていかないとけないんだ。
 うう、やりたくねぇな。
 でも、そんなことも言ってられないし……。
 ナイフを取り出して思い切ってやったよ。
 切り取った右耳は、ここに来る途中に雑貨屋で買った麻袋の中に入れた。
 ああ、気持ち悪っ。
 気を取り直して次行こう。
 再びゴブリンを求めて森の中を探していく。
『おい、あそこに5匹いるぞ』
 フェルの声でフェルが見ている方に目を向けると、いた。
『スイがやっていい?』
『待て、スイ。今度はお主がやれ』
 へいへい。
 ここは森の中だし、ファイヤーボール(火の玉)よりストーンバレット(石の礫)かな。
 よし、ここは集中してと。
「ストーンバレットッ」
 石の礫がゴブリンにぶち当たる。
 2匹バタンと倒れた。
 残り3匹はあまりダメージがなかったのか「グギャグギャ」叫びながらこん棒を振り上げてこちらに向かってきた。
「ストーンバレットッ、ストーンバレットッ、ストーンバレットッ、」
 こちらに向かってきたゴブリンがバタンと倒れた。
 ふ~、何とか倒せた。
 ストーンバレットは3回くらい同時に撃たないと、撃ち漏らしがでてくるな。
 気をつけよう。
 息絶えたゴブリンの右耳をへっぴり腰で切り取っていく。
 これで8匹か、何とか依頼はこなせたな。
「依頼達成分は狩れたし、もう帰ろうぜ……フェル?」
 フェルに声をかけたが、フェルは地面をスンスンと匂いを嗅いだ後遠くを見つめている。
「どうしたんだ?」
『この先にゴブリンの集落があるな』
「え?集落?」
『行くぞ』
「行くぞじゃないよ、行かないぞ」
『何を言っておる。ゴブリンを狩れば、ポイントやらが貯まるのだろう? ならば集落に行ってゴブリンをすべて狩ればポイントとやらもたくさん貯まるであろう』
 そりゃそうだけどさ、ゴブリンいや特にゴブリンの集落にはすっごく嫌な思い出があるんだよ。
『スイ、まだまだ戦いたいだろう?』
『うん、スイもっともっとビュッビュッって撃ちたい!』
 ぐぬぬ、この野郎またしてもスイを味方につけやがった。
「え?スイ、もう十分だから街に帰ろう」
『えー、ヤダ。スイもっとビュッビュッって撃ちたいよー。あるじー、お願い』
 スイや、お前なぜそんなに戦闘好きになってしまったんだい?
 普段はブルブル震えてポンポン飛び跳ねてかわいい俺の癒しなのに。
『そういうことだ。無駄な抵抗はやめて早く我に乗れ』
 ぐっ、また負けた。
『ビュッビュッってやれるの? やったー!』
 スイは俺の回りをポンポン飛び跳ねてい嬉しそうにしている。
 そして、俺の胸に飛び込んできて『あるじありがとー大好きー』と言ってブルブル震えた。
 くースイたんかわいい。
 もう戦闘好きでも何でもいいよ。
 スイたんのかわいさは最強だぜ。
『おい、早くしろ』
 はいはい。
 せっかくスイたんのかわいさを堪能してたのに。
 スイに鞄に入ってもらい、俺はフェルの背に跨った。




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