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とんでもスキルで異世界放浪メシ 作者:江口 連(旧 妖精壱号)
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第二百十五話 海鮮BBQ

 朝食は軽く済ませて、とは言ってもフェルたちは朝からがっつり肉食ってたけどな。
 昼からは海鮮BBQだってみんなにも言ってある。
 俺はその海鮮BBQの準備だ。
 貝類はしっかり砂抜きしてあるから大丈夫。
 エビもそのまま丸焼きにしようと思うから、背ワタだけ抜いておく。
 それが終わったらカニの処理だ。
 カニはけっこうデカいから足を切り落として焼いたほうがいいな。
 どんどんカニを切り分けていった。
 あとは、ホイル焼きなんかいいな。
 サケにそっくりなサーケンがあるんだし、味噌でチャンチャン焼き風にするか。
 俺はサーケンを3枚に下ろしていった。
 大きいから少し苦労したけど、何とかできた。
 少し不格好なのはこの際目を瞑って、その後も4匹ほど下ろしていく。
 あとは野菜類も欲しいところだ。
 ホイル焼きに加える野菜と一緒にネットスーパーで調達するか。
 ネットスーパーを開いて、野菜を選んでいく。
 BBQを前にやったとき美味かったからそのとき使った野菜類がいいだろう。
 シイタケにピーマンにアスパラ、トウモロコシだな。
 シイタケとピーマンはホイル焼きにも使えそうだし。
 それを考えたら玉ねぎとニンジンもいいな。
 それから俺がホイル焼きには絶対入れているエノキも購入した。
 エノキは安いし味もいいし食感もいいからいろんな料理に仕えて便利なんだよね。
 野菜もそろったから、まずはBBQに使う野菜の下処理だ。
 ピーマンとトウモロコシはそのまま焼くから何もしなくていいな。
 トウモロコシは皮つきで買ったから、そのまま焼くと蒸し焼き状態になって美味い。
 シイタケは石づきを切り落として、アスパラはピーラーで下の方の固い皮を剥いて、玉ねぎとニンジンは厚めにスライスしておいた。
 最後はホイル焼きの準備だ。
 ホイル焼きは2種類作ることにして、サーケンのチャンチャン焼き風ホイル焼きと、白身魚もあるからタイラントフィッシュのレモンバター醤油風味のホイル焼きにした。
 面倒だから野菜類はどっちのホイル焼きも同じものを使う。
 シイタケは石づきを切って薄切りにして、玉ねぎも半分に切って薄切りにしていく。
 ニンジンとピーマンは千切りにして、エノキは石づきを切ったらほぐしておく。
 まずはサーケンのチャンチャン焼き風ホイル焼きだな。
 アルミホイルにバターを塗って玉ねぎを敷いたら、その上に適当な大きさに切ったサーケンを乗せて軽く塩胡椒を振る。
 フェルたちの分は大き目の切り身にしたぞ。
 その上にシイタケ、ニンジン、ピーマン、エノキをたっぷり乗せていく。
 そこに味噌、砂糖、酒、みりんを合わせた合わせ調味料を回しかけ、上にバターを乗せてからアルミホイルで包めばサーケンのチャンチャン焼き風ホイル焼きの準備完了だ。
 タイラントフィッシュのレモンバター醤油風味のホイル焼きも同じ感じで用意していく。
 アルミホイルにバターを塗って玉ねぎを敷いて、タイラントフィッシュの切り身を乗せて塩胡椒。
 その上に野菜類を乗せて、バターを上に乗せてアルミホイルで包む。
 レモン汁と醤油は食う直前にかけて食うと美味いぞ。
 よしと、これで海鮮BBQの準備もできたし、広い庭で海鮮BBQとしゃれ込みますか。



◇ ◇ ◇ ◇ ◇



『まだか?』
 フェル、その質問何回目だよ。
「もうちょっとだよ」
 フェルもドラちゃんもスイもがバーベキューコンロの上で焼かれている魚介をジッと見つめている。
 パカっとホタテに似たイエロースカラップの殻が開いて、肉厚で大きな貝柱が顔をのぞかせた。
 その後に他の貝も殻を開けていく。
 みんな実に美味そうだ。
 ここに醤油をたらっとたらしてと。
「よし、もう大丈夫」
 イエロースカラップを殻から外して、食えない部分を取り除いて皿に乗せていく。
 ビッグハードクラムも同じように殻から外して皿に乗せてみんなに出してやった。
『うむ、昨日屋台でくったものより美味いな』
『ああ。お前が焼くとやっぱ違うんだな』
『あるじー、美味しいよー』
 フフフフフ、そうだろうそうだろう。
 この世界では俺しか手に入れられない、醤油という神のごとき調味料があるからな。
 しかもこの醤油は魚介に抜群に合う。
 醤油をかけたものが美味くないわけがないぜ。
 俺も食うぞ。
 ホタテに似たイエロースカラップ、これからいくか。
 ホタテに似た貝柱は肉厚でとにかくデカい。
 分厚い貝柱を口いっぱいに頬張った。
「美味いッ!」
 味はホタテそのもの。
 噛むごとにホタテの旨味が口いっぱいに広がる。
 醤油との相性も抜群だ。
 はぁ~、幸せ。
 美味いもの食うと幸せだよな。
 ん、もうそろそろこっちもいいか。
「こっちのエビとカニも焼けたぞ。食うか?」
 車エビに似たバーミリオンシュリンプは塩を振り丸焼きに。
 タラバガニに似たブロンズキングクラブは焼きガニだ。
『食う』
『俺も』
『スイもー』
 バーミリオンシュリンプは殻付きのままでいいってことだったからそのまま、で、ブロンズキングクラブは身を取り出して皿に盛ってやった。
 フェルたち曰く、バーミリオンシュリンプの殻くらいなら逆に殻付きの方が香ばしさもあって美味いとのこと。
 ジャイアントハードクラムやイエロースカラップ、ブロンズキングクラブの殻は食って食えないことはないけど、硬すぎて口に当たるからない方がいいとのことだった。
 殻、硬いもんな。
 俺はバーミリオンシュリンプの殻も剥いて食うけどね。
 バーミリオンシュリンプの赤い殻を剥くと、プリッとした美味そうなエビの身が現れた。
 ガブリとかぶり付けば、プリッとしたエビの食感と甘味が……。
 エビ、最高。
 エビ美味いッ!
 けっこう大きいエビだったけど、すぐに食い終わったぜ。
 次はブロンズキングクラブだ。
 まずはそのままだ。
 香ばしい香りがたまらんね。
 身を頬張れば、ジューシーなカニの甘味が口に広がった。
 はぁ~、カニって何でこんなに美味いんだろうね。
 今度は醤油をたらっと垂らして。
 うーん、醤油も合うねぇ。
 あ、そうだ、ここはこうしても……。
 甲羅の中でカニ味噌と取り出したカニの身を混ぜて。
 焼きガニのカニ味噌和えだ。
「おお~っ、こりゃたまらんっ」
『ん、何だ? 美味そうなの食ってるな。我にもくれ』
『俺にもだ』
『スイもー』
 焼きガニのカニ味噌和えをみんなに出してやる。
『おっ、これは食ったことのない味だな。コクがあって美味いではないか』
『うん、美味いな』
 フェルとドラちゃんには好評だったけど、スイはいまいちのよう。
 スイにカニ味噌はまだ早かったかな。
 これはビールが欲しいね。
 ネットスーパーを開いて、A社の新製品だというビールを購入。
 コクとキレが売りのビールらしいけど、海鮮BBQにも合ったよ。
 お、こっちのホイル焼きもいいみたいだな。
 サーケンのチャンチャン焼き風ホイル焼きとタイラントフィッシュのレモンバター醤油風味のホイル焼き。
 タイラントフィッシュのレモンバター醤油風味のホイル焼きはホイルを開いてレモン汁と醤油をかけて出す。
『うむうむ、これも美味いぞ』
『こっちの甘しょっぱいのウメェな。こっちのも酸味があってさっぱりしててウメェ』
『このお魚さん美味しい~』
 どっちのホイル焼きも好評で良かったぜ。
 さて俺も食うぞ。
 チャンチャン焼きは甘めの味噌味が美味い。
 サケと甘めの味噌が実に合う。
 白飯が欲しくなる味だな。
 レモンバター醤油風味の方も、バターと醤油とレモンがピッタリマッチして白身魚によく合う。
 野菜たっぷりなのもイイね。
 どこれもこれも美味いね。
 これも新鮮な魚介が手に入ったからだな。
 海鮮BBQ最高!
 その後も俺たちは海鮮BBQを存分に楽しんだ。




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