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とんでもスキルで異世界放浪メシ 作者:江口 連(旧 妖精壱号)
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第百七十八話 ネイホフの街到着

運営から返信が来ました。
メンテナンス以降、ランキング機能の一部ランキングの集計が正常に行なわれてなかったということでした。 現在はシステムの修正して正常にポイントの集計が行なわれているとのことです。
なろうTOPのお知らせにあるとおりですね。
ホッと一安心です。
でも、不正だとか感想に書いてくる輩がいて嫌な思いもしました。
もちろんいわれのない誹謗中傷なのでブロックさせていただきましたけど。
 やって来ましたよ、ネイホフの街。
 金ピカのAランクのギルドカードのおかげなのか、フェルたち連れでも街にすんなり入れた。
 今はこの街の冒険者ギルドに向かっている。
 ドランの街に比べたら規模は小さいけど、それなりに賑わってるようだ。
 焼き物の街ってことで通りにも陶器を売ってる店が多いな。
 こりゃ楽しみだぜ。
「お、あそこが冒険者ギルドだな」
 俺たちはネイホフの街の冒険者ギルドに入っていった。
 予定よりも早くネイホフに着いたおかげでギルドの窓口は空いていた。
 確かウゴールさんがネイホフの冒険者ギルドに連絡入れておいてくれるって言ってたな。
「あの、ムコーダと言いますが……」
 そう言ってAランクのギルドカードを出すと、受付の女性は「ちょっとお待ちください」と言って席を離れた。
 うん、ウゴールさんがちゃんと連絡してくれてたみたいだね。
 少しすると、白髪に髭の仙人みたいな風貌の70代くらいの爺さんがやってきた。
「フォッ、フォッ、フォッ。お主がムコーダさんかな? ドランのウゴールから聞いておるぞ。儂はここネイホフの冒険者ギルドでギルドマスターをしているヨーランというもんじゃ。よろしくのう。そっちのフェンリルたちもよろしくのう」
 ヨーランさんは一発でフェルをフェンリルだって見破ったな。
 それなりの実力があるってことだな。
 まぁ、ギルドマスターだしね。
「よろしくお願いします」
「そいじゃ、儂の部屋で話をしようかのう」
 俺たちはヨーランさんの後についていった。



◇ ◇ ◇ ◇ ◇



 冒険者ギルドの2階にあるギルドマスターの部屋に通され、のんびりお茶をいただいて一息つく。
 俺の隣にはドラちゃんと鞄から出てきたスイが鎮座している。
 フェルは部屋の隅っこで寝そべってるね。
「そいじゃ、話を始めるかのう。滞ってる高ランクの依頼を受けてくれるってことじゃったな?」
「はい」
 まぁ、実際にやるのはフェルたちなんだけども。
「ありがたいのう。実は滞ってる案件が2つほどあるんじゃ。1つはな……」
 ヨーランさんの話によると、陶器の原材料になる粘土を採掘している採掘場に1か月前に突如キュクロープスが出現して採掘作業がストップしているそう。
 そのとき採掘場で働いていた3人が犠牲になってしまったとのこと。
 その後キュクロープスがどこかへ去ればよかったのだが、人間の味を覚えたのかキュクロープスはそのまま採掘場に居座っているそうだ。
 粘土の入手先はもう1つ採掘場があるから、各工房への粘土の出荷量を抑えることで今は何とかなっている。
 だが、既に工房からは不満の声が上がっているし、このままでは支障をきたすということだった。
 この街は焼き物の街ってことだし、その原材料が入手困難状況ってのはマズいよね。
「それでのう、2つめの案件がな……」
 話を聞くと、この街の西の森で、イビルプラントっていう動く食虫植物が大発生しているみたいだ。
 とにかく大量発生しているから普通の冒険者は危なくって近づけないらしい。
 西の森は街の一部の陶器工房の窯の薪の採取場所にもなっているとのことで、早急に解決して欲しいという要望が来てるのだそう。
 1つめのキュクロープスって、1つ目の巨人のことだよな。
 ヨーランさんがAランクの魔物だって言ってた。
 2つめのイビルプラントはCランクの魔物だが、大量発生しているから上位種もそれなりにいるだろうと予想されるとのことだ。
 ちなみにイビルプラントの上位種はジャイアントイビルプラントと言って、イビルプラントの倍の大きさになるんだそう。
 うーん、みんななら大丈夫そうだけど、一応聞いとくか。
「みんな話し聞いてたか? キュクロープスとイビルプラントの討伐だって話だけど、大丈夫か?」
『誰に言っておる。もちろん大丈夫に決まっておろう』
 すぐにフェルの声が返ってきた。
『キュクロープスか。あんなノロマは俺の敵じゃないぜ。もちろんイビルプラントもなっ』
『スイもやるよ~』
 ドラちゃんもスイも念話でそう返してくる。
 うん、みんな大丈夫だね。
「ヨーランさん、2つの案件のうちどちらを先にした方がいいですか?」
「西の森のイビルプラントの方じゃな。採掘場のキュクロープスはその後でかまわんよ。粘土の入手先はもう1つあるからのう」
「それで西の森っていうのは、この街からどれくらい離れているんですか?」
「歩いて3時間というところじゃな」
 歩いて3時間か。
 フェルならすぐだな。
 それならば、やれることはさっさとやっちゃうか。
 その方がゆっくり街を観光できるし。
「フェル、明日で大丈夫か?」
『うむ、問題ないぞ』
「ドラちゃんもスイもいい?」
『もちろんいいぞ』
『いいよ~』
 んじゃ、早速明日行きますか。
「それじゃ明日、西の森のイビルプラントの討伐に行ってきます」
「ほー、もう行ってくれるのか。仕事が早くて助かるわい」
 あ、そうだ、聞きたいことがあるんだ。
「あの、お聞きしたいことがあるんですが」
「何じゃ?」
「この街にいる間の宿として一軒家を借りたいんですけど、そういう物件ってありますか?」
 そう聞くとヨーランさんがチラリとフェルを見た。
「フェンリルが入るくらいの一軒家ということか」
「ええ。従魔と一緒に泊まれるような一軒家がいいですね」
 従魔OKの宿はあるけど、フェルからしたらどこの獣舎も窮屈なようなんだよね。
 フェルはうちの一番の稼ぎ頭だし、フェルのおかげで懐も温かいというか一生遊んで暮らせるような金があるんだから、少々高くてもこの際フェルも入れるような一軒家を借りた方がいいかなって思ってさ。
 ドランを出て旅の間にそう考えてたんだ。
「宿屋だったら冒険者ギルドでいくらでも紹介するんだがのう。一軒家を借り上げるとなると、かなりの金額になるかもしれんが大丈夫かの?」
「はい、それは承知してます」
「ならば、商人ギルドへ行って紹介してもらった方がええのう。今、紹介状を書いてやるから待っておれ」
 少し待っていると、ヨーランさんが紹介状を書いてくれた。
「これを持って商人ギルドの窓口に行けば多少は融通してくれるじゃろうて」
「ありがとうございます」
 商人ギルドの場所を聞いて、俺たちは冒険者ギルドを後にした。




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