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とんでもスキルで異世界放浪メシ 作者:江口 連
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第百二十五話 オーブンを使ってみた

 宿の中庭を借りて魔道コンロを使って飯の用意をと思ったら、フェルもスイもドラちゃんも腹減ったって言うから、とりあえず作り置きしてたから揚げととんかつを出してあげた。
 買い物に夢中になって、飯時を過ぎてるからな。
 まぁ、しょうがないか。
 みんなが食ってる間に早速オーブンを使っての料理を作りたいと思う。
 あんまり時間はかけられないから、切って焼くだけの野菜と肉のオーブン焼きを作ろうと思う。
 ネットスーパーで買うのは、まずクッキングペーパーだろ、それからオリーブオイルとハーブソルト。
 あとは、野菜類だな。
 何でもいいんだけど、俺が前に作ったときは、ジャガイモとニンジン、玉ねぎ、それからシメジとエリンギと彩りにパプリカを入れたっけ。
 それに倣って作るとすると、シメジとエリンギとパプリカが足りないから購入してと。
 よし、これで大丈夫かな。
 まずは肉だけど、ロックバードの肉を使っていく。
 大きめの一口大に切ってフォークで穴を開けたら塩胡椒しておく。
 次は野菜を切っていく。
 ジャガイモやニンジンなんかの硬い野菜は皮を剥いたら火がとおりやすいように輪切りにしていく。
 玉ねぎはせっかく買った小玉ねぎを使うようにして、皮を剥いて丸のまま使うことにした。
 シメジは石突を取って適当な大きさにほぐしておく。
 エリンギは適当な大きさに手で裂いていく。
 オーブンの天板にクッキングシートを敷いたら、肉と野菜を天板いっぱいに彩りよく並べていく。
 そしたらオリーブオイルを全体にまわしかけて、その上からハーブソルトをかける。 
 それを温めておいたオーブンに入れて焼いていく。
 このオーブンはどんな感じかわからないから、様子を見ながら焼いていき、表面がうっすら焦げてきたくらいで一度確かめる。
「お、いい感じに焼けてるな。野菜にも肉にも火もとおってるし、うん完成だ」
 出来上がった野菜と肉のオーブン焼きを皿に盛って、フェルとスイとドラちゃんに出してやる。
『さっき買ったので作ったのか。何だ、野菜が入ってるのか……』
 フェル、野菜入ってるからって文句言わないの。
『何か、いい匂いがするな』
 ドラちゃんが鼻をヒクヒクさせながら匂いを嗅いでいる。
 ハーブソルト使ってるからね。
『これ、しょっぱいだけじゃないねー。いい匂いもして美味しいよ』
 スイは早速食ったんだな。
 ハーブソルト、けっこう好評だ。
 さてと、ドラちゃんはこれで腹いっぱいになりそうだけど、フェルとスイはおかわりするだろうからその分を追加で作らないと。
 でも、天板自体が大きいから、フェルもスイも今度焼いたので十分かもしれないな。
 から揚げととんかつも食った後だし。
 俺は追加で野菜と肉のオーブン焼きを作っていく。
 今回は、焼きあがったあとにとろけるチーズを上に乗せてみた。
 余熱でとろーっとチーズが溶けていって実に美味そうだ。
 俺の分も少し取り分けておく。
 フェルとスイはチーズのかかった野菜と肉のオーブン焼きをたいらげて満足したようだ。
『美味しかったー』
『うむ、まぁまぁだったな』
 あれだけ食ってまぁまぁかよ。
 まぁ野菜も残さず食ったからいいけどさ。
「まだ暗くなるまでは時間あるし、俺はダンジョンに潜る準備として飯作りしてるからな」
 みんなは昼寝するみたいだ。
 腹いっぱいになったら寝るのか、いいねぇ。
 さて、俺はダンジョンに持っていく飯の作り置きだ。
 前に作り置きしてたのも、さっきみんなに出したのでなくなったしな。
 まずは米を炊かないとな。
 今持ってる土鍋も大きめのものではあるけど、全然足りない。
 同じ大きめの土鍋を買い足して全部で10個に。
 米も多めに買ってアイテムボックスにしまっておいて、ダンジョン内でネットスーパーで購入しなくてもいいようにしておいた。
 米を研いで水を吸わせている間に揚げ物類の準備をする。
 フェルもスイも揚げ物類はけっこう好きだからな。
 ドラちゃんもさっきの食いっぷりからいくと好きそうだ。
 作り置きとして、から揚げなんかの揚げ物類は必須だね。
 残っているレッドサーペント、ブラックサーペント、ロックバード、ジャイアントドードーの4種の肉をすべて使って醤油ベースのたれと塩ベースのたれを揉み込んでいく。
 4つのコンロのうち3つで米を炊いて、残り1つでから揚げを揚げていく。
 揚げないで残していたメンチカツも今回全部揚げることにする。
 せっせと米を炊いて、揚げ物を揚げて。
「ふ~、これで米と揚げ物はOKだな」
 すべてアイテムボックスにしまったところで一息ついた。
「あとは、簡単に作れる牛丼作っておくか」
 ブラッディホーンブルの肉の他、今回はワイバーンの肉でも牛丼を作ってみようと思う。
 ちょっともったいない気はするけど、たくさんあるしね。
 作る前に鍋を新調する。
 カセットコンロでも使えそうな中で一番大きい鍋を使ってたんだけど、今は魔導コンロがあるからね。
 もっと大きい鍋を購入した。
 さすがに飲食店で使うような寸胴鍋はネットスーパーじゃ売ってなかったけど、半寸胴鍋ならあった。
 その名のとおり寸胴鍋の半分くらいの大きさだ。
 それでも大分大きいから助かる。
 それをとりあえず2つ購入。
 明日、作り置きの料理を作るときに合わせてまた購入するつもりだ。
 半寸胴鍋いっぱいにブラッディホーンブルの肉の牛丼とワイバーンの肉の牛丼を作った。
 ワイバーンの肉の方は少しだけ味薄目にしてみた。
 ワイバーンの肉はサッと火を通しただけでもいけるくらいのいい肉だからね。
 その後、夕食用にジャイアントディア―のローストを作った。
 ジャイアントディア―の肉はまだけっこうあったからね。
 ジャイアントディア―の肉の塊をいくつか用意して、それぞれにオリーブオイルをまんべんなく塗ったら、ハーブソルトを刷り込む。
 そしてクッキングシートを乗せた天板に乗せ余熱したオーブンで焼いていく。
 オーブンがデカいから一度にたくさん焼けて助かるよ。
 表面がこんがりと焼けたら取り出して、熱いうちにアルミホイルでくるんで余熱で火を通す。
 冷めたら薄く切り分けて、ソースをかけて出来上がりだ。
 余熱でちゃんと火も通って中はピンク色だし、けっこう上手く焼けたな。
 つまんでみると、柔らかくて美味い。
 ソースなしでもいけるくらいだ。
 でも一応ソースは用意したよ。
 面倒だから市販のポン酢と玉ねぎ風味のステーキ醤油だけどね。
 ジャイアントディア―のローストが出来上がるころにはすっかり暗くなっていた。
「でき……」
 呼ぶまでもなく、みんな後ろで待ってたよ。
『おお、美味いではないか』
 薄切りにしたジャイアントディア―のローストを口いっぱいに頬張り飲み込んだ後にフェルがそう言った。
 ふふん、やっぱ魔導コンロ買って良かっただろ。
『酸味があるタレが美味いな』
 ドラちゃん、それポン酢ね。
『柔らかくって美味しいお肉だね』
 焼き過ぎないで余熱で火を通してるからね。
 けっこうグルメなスイにそう言ってもらえると嬉しいよ。
 フェルとスイは何度かおかわりしたけど、一度にたくさん焼けたから、おかわり分を作る必要もなく大助かりだった。
 やっぱ魔導コンロ買って大正解だったわ。




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