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鈴雨の詩です。
木葉物語
作:鈴雨



昔々今よりずっと昔。

 
世界は少ない数の生き物と

   
また、少ない数の人とひとつの木だけだった。

   
時が経つに連れ生き物は増え、人も増えた。

   
人は殺すということを覚え、

      
仲間だった生き物を殺し始めた。

       
嘆いた木は今まで落としたことなかった



木の葉を落とした。

          


風に乗り木の葉は何百年何千年と彷徨った。

        
様々な思いを乗せ 彷徨った。

      
いつしか木の葉は言の葉と呼ばれるようになった。

    
言の葉からとり人は『言葉』を作った。



             
木の葉は今も彷徨う。

        
言の葉と名を変えても 木が枯れても

               
悲しみは消えなかった。


 
 
しかし

   
人は言の葉を喜びを表すものともして使った。
 
     
次第に木の悲しみは慰められていった。



       
木の葉はいまも彷徨う。

        
喜びも 悲しみも
 
        
苦しみも 愛も

          
たくさんの思いを乗せ。


          
永久(とわ)に彷徨う。




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〇解説

これは詩というより物語だと思っています。
ちょうどいうならば、絵本。

読んでいきながら、その木を想像してみてください。





あなたがこの詩を読んでくれてありがとう。

この詩の意味を理解していただけたら、いいなと思います。













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