水と森とが集まる地、アルヴェント王国。人の住まう地において、最も美しく強大と賞された国は、10年前に起きた戦乱にて、その支配者を人ならざる者達に譲り渡す事となった。敗北した王国は、その意義を変え、人にとっては決して住み易いとはいい難い場所へと変貌を遂げている。10年前、最大の戦場にて辛くも生き延びていた少年アレスはその身一つを頼りにし、様々な街を彷徨い歩く生活を続けていた。剣の腕を頼りに生きる単純な日々に意味を見出せぬアレスは、ある時辺境の酒場にて思わぬ人々と出会う。再び灯る戦火。今、新たなる戦乱の世が始まろうとしている…
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N2691E
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9533文字(約20分)
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通常小説[連載中作品(全2部分)]
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▽お知らせ▽ この小説[遥かなる時の果てに〜アルヴェント・サーガ〜]は本格的な縦書きPDF形式でも小説を提供しています。
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ファンタジー
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その瞬間、響き渡ったのは獣のごとき咆哮であった。人の発したとは思えない荒々しい叫び声は、半ば物理的な圧力を伴って周囲へ浸透していく。不意討ちで聴覚に衝撃を受け、気付いた時には地に膝を着いていた。体勢を崩して隙を見せたのを、見逃す理由はない。一瞬前まで向き合っていた男が、手にした剣を大きく振り上 |